ここんとこ寒すぎやしませんか……!
時の流れに自分がついていってないだけなのだった。
去年の冬に初めて作って
完成度の高さに感動して何度かリピし、
先日、今冬初めて作ったら
やっぱりめちゃくちゃ韓国の味がしたので
これはみなさんにお知らせせねば、と思った
「韓国式タラ鍋」のレシピを
ご紹介したいと思います。
ただ自分が食べるために作っているので
どうやったら手間が省けるか、ばっかり考えています。
だから料理好きの人が見たら、テキトーすぎて
なんだよ、こんなの、わざわざ天下の集英社のブログで
紹介するほどのレシピかよ、
ってお叱りを受けるかもしれない……。
ごめん……(←ビビリだから先に謝っとく)
【韓国式タラ鍋”テグチリタン”の作り方】
魔法の呪文みたいで可愛いですね。
分解すると
テグ 대구=大口=タラ
チリ 지리=ちり
タン 탕=湯=スープ
です。
チリは日本語由来で、
タラチリとかテッチリとかの「ちり鍋」のこと。
韓国の魚介の鍋は唐辛子で真っ赤なのが一般的だけど、
それに対して、
赤唐辛子を使っていない白い(もしくは透明な)
魚介の鍋のことをチリタンといいます。
(ただし、青唐辛子が入っていることがあるので
必ずしも辛くないわけではありません)
唐辛子無しで作ります。
では始めましょ~。
【材料】
<出汁>
昆布
煮干し
皮付きダイコン
ネギの青いところ
料理酒
甘塩タラの切り身
タラの白子
セリ(根っこ付き)
豆もやし
ネギ
ニンニクみじん切りどっさり
クッカンジャン(スープ用醤油)
魚醤(ナンプラーで可)
塩
クッカンジャン
酢
好みで赤唐辛子またはワサビ
【作り方】
ネギの青いところ、皮付きダイコン、料理酒を入れて
火を点ける。
今回は家に韓国の煮干しダシの素があったので、
それを使いましたが、無ければ普通の煮干しで全然OK。
日本のダシの素はカツオが入っていて
一気に和風になってしまうので、オススメしません。
あと、このときはダイコンが無くて入れなかったけど、
皮付きのダイコンを大きく切って入れると、
出汁が出てもっと美味しくなります。
ダイコン以外にも、冷蔵庫にクズ野菜が残っていたら
全部ぶちこんで、野菜の出汁を取っちゃってください。
ちょっと塩をして、拭き取ってから入れると
味が締まります。
どっさり入れて大丈夫。
野菜同士がギューギューの満員電車状態になることで
よく蒸されて、味がぼけないまま火が通ります。
この写真だと、ちょっとまだ少ないから
もっと入れて全然大丈夫。
魚の生臭さを消してくれるので、
迷わず大量にどうぞ!
目安としては、一人前3片は欲しい。
クッカンジャンは、
クッ、つまりスープ用の醤油です。
日本の醤油が薄くなったような味で
尖り感が全然ないので、
スープに使うと優しい味になります。
日本の醤油に水を混ぜて代用できないこともないけれど
できればクッカンジャンを使ったほうが
グッと本場の味に近づきます。
魚醤は、私は韓国スーパーで買った
カナリエキス(キビナゴ醤)を使ったけれど、
ナンプラーやしょっつるでも全然大丈夫。
最初にクッカンジャンと魚醤を1:1で入れてみて、
味見して、塩分が足りなかったらクッカンジャン、
魚の旨みが足りなかったら魚醤、
味がぼやけてたら塩を加えて、
好みの味になるまで調整します。
タラと野菜を付けながら召し上がれ~。
ちょっとパンチが欲しい人は、
つけダレに粉唐辛子やわさびを入れても美味しいです。
私は伊豆大島で買ってきた生の青唐辛子を切って入れたら
清涼感があって、とっても美味しかったです。
この鍋がですね~魚の鍋なのに、
生臭くないどころか、なぜか香ばしくて
食べるたびにびっくりするのですよ……!
たぶんタラの骨から出た出汁とニンニクが
何らかの化学反応を起こして、
香ばしさが出るんだと思う……知らんけど。
美味しいです。
普段とちょっと違う韓国風のタラ鍋、
ぜひ作ってみてくださいね~。
タラ鍋のお店は、三角地にある【ウォンテグタン】。
(↓画像クリックでブログに飛びます↓)
締めの焼き飯がとにかく昇天モノの絶品。
寒い今の時期が最高に美味しいので、
ソウルに行かれる方は、ぜひどうぞ~!