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弁護士18年目の3児の母です。オシャレ好きを生かしてファッションコンサルとしても活動中。

職業:弁護士、パーソナルスタイリスト、ファッションコンサルタント
My favorites:趣味は年間300冊以上読む読書と、ラジオを聞くこと。常に新しい知識に貪欲で、言葉を大事にしていきたいと思っています。

オシャレ迷子の30代を過ごした経験から、同じ悩みを持つアラフォー女性のお手伝いをしたいと思っています。40代がもっと知的に輝くために、情報発信していきます!

身長:153cm



岡本太郎展で改めて考える戦争と日本人。

忘れてはならない戦禍や原爆の被害について、一瞬で心に切り込んでくる芸術のすごさに感じ入りました。
 前回ブログの続きです。
 着物で向かったのは、愛知県美術館で開催中の岡本太郎展。
 マリソル世代はぎりぎり、テレビやCMで岡本太郎氏をリアルに見ていた世代ではないでしょうか。
岡本太郎展で改めて考える戦争と日本人。_1_2
 「芸術は爆発だ!」のキャッチーなフレーズや、氏の強烈な個性も相まって、その偉大な功績は存じ上げながらも、どこか大衆的な存在に思えて、これまであまり積極的に作品に触れようとしてこなかった部分がありました。
 しかし、今回の展示でたくさんの作品を見て、改めて素晴らしい芸術家であることを遅ればせながら再認識しました。
岡本太郎展で改めて考える戦争と日本人。_1_3
 岡本太郎氏の経歴や作品の見所などについては、解説ページなどをお読みいただいた方が、私が記すよりもよほど正確ですので、あえてここには書きませんが、作品の素直な感想を少しだけ書きたいと思います。
岡本太郎展で改めて考える戦争と日本人。_1_4
 作品を通じて、「戦争」や「核」がモチーフとして繰り返し繰り返し出てくることに、はじめ少し驚きました。

 擬人化されどこかもの悲しい雰囲気をまとった第五福竜丸
 核爆発の真ん中にたたずむ骸骨
 キノコ雲や死の灰

 岡本太郎が明確に、戦禍や核の悲劇を何度も描いていることを、恥ずかしながらほとんど知りませんでした。
岡本太郎展で改めて考える戦争と日本人。_1_5
 考えてみれば、従軍経験もあり戦中を生き抜いてきた岡本太郎が、これらをメインテーマに据えることは当たり前のことであり、そして、明確に反戦や非核を訴えることは、ほんの一昔前までは、唯一の被爆国民である日本人にとってもごく当然のことでした。
岡本太郎展で改めて考える戦争と日本人。_1_6
 令和も5年になり、私たちの祖父母世代が経験した戦争について、外国で起きている紛争よりも遠く感じられるかもしれません。
 でも、戦争を決して忘れてはいけないし、その悲惨な現実は、若い世代に受け継いでいかなければいけないこと。言葉にしなくても一瞬で強烈に戦禍を伝えてくれる芸術はやっぱりすごいものだなぁと心から感じました。
岡本太郎展で改めて考える戦争と日本人。_1_7
 岡本太郎展は、3月14日まで愛知県美術館で開催中です。ぜひ、足を運んでみてください!

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