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アラフォーにふさわしい、きちんとスタイルとは? 【後編・お仕事服編】|アラフォー世代のお悩みを解決!おせっかいサロン #22

スタイリスト松村純子&エディター発田美穂の “おせっかいサロン”

アラフォー世代の切実なおしゃれのお悩みに、前のめりでお答えしていく連載「おせっかいサロン」。今回は、実は意外と難しい?“大人のきちんと感”について。後編は「お仕事服」編です!


『おせっかいサロン』とは?

プロフィール画像

松村純子
@junko.mm

発田美穂
@mihohotta_editor

上品で女らしいコーディネートが人気の敏腕スタイリスト・松村純子と、お買い物はいつだって“ときめき至上主義”の全力エディター・発田美穂が、アラフォー世代のお悩みを解決する愛と情熱のサロン。

立場にふさわしい格と親しみやすさ、
欲張りだけど、どちらも必要!

発田

“大人のきちんと感”問題。前編では、まさに今の時期に気になるオケージョン服について考えました。

隠れキーワードは「親しみやすさ」でしたよね(笑)!

松村

発田

そうそう、それホント、大事なんだから!

後編はお仕事服について、です!

松村

発田

これまた、悩ましいお題ですよぉ〜。

アラフォーともなると、立場のある仕事に就いている方も多いですよね。

松村

発田

いわゆる“アラ管”=アラウンド管理職、の世代だよね。あとは例えば転職して心機一転お仕事に臨む方、育休を経て復職する方など、改めてきちんとした仕事服が必要っていうケースもありそう。

そうなると難しいのが、大人にふさわしいきちんと感の表現だと思うのですが・・・。

松村

発田

まさに! その、“大人にふさわしい”の部分がね〜、難しいのよね〜。

アラフォーともなると、ある程度立場や求められる役割があると思うので、怖く見えないように、親しみやすいようにっていうのはもちろん大事なんですが。

松村

発田

うんうん。

でも一方で、“必要な貫禄”みたいなものもあると思っていて。

松村

発田

あー、なるほどね。わかるわかる! 怖く見えたくないからといって、若い人たちと同じような仕事服を選ぶのは違うよね。

そうなんです。年齢と立場相応の格は感じさせたいな、と。

松村

発田

以前のマリソルのファッション特集で、管理職の女性を取材したことがあるんだけど、初めて会う仕事相手が“まず誰と名刺交換すればいいのか”がはっきりわかるような雰囲気を持ち合わせていることも、上に立つものの服装に必要なことだとおっしゃっていて。

お〜!

松村

発田

ねー。ものすごく納得したのよ。

確かに、その通りですよね。アラフォーが、若手と区別がつかないような着こなしでは、ちょっと心配になっちゃうかもしれません(笑)。

松村

発田

そうそう!

そのあたりも踏まえつつ、マリソル世代にふさわしいお仕事服を2パターン考えてみました!

松村

Style1

ボウタイワンピースの華やかさを
ジャケットで引き締めて

ボウタイ付きワンピース(エムセブンデイズ)

ジャケット¥55,000/アストラット 新宿店(アストラット) メガネ¥57,200/アイヴァン 7285 トウキョウ(アイヴァン 7285) ピアス¥28,600/マリハ バッグ¥59,400/ヴァジックジャパン(ヴァジック) 靴¥53,900/アマン(ペリーコ)

 

発田

ボウタイワンピースが主役のお仕事スタイルだね。なんていうか、すごく感じがいい(笑)!

松村

間違いのない感じの良さでございます。

発田

ポイントは色??

松村

はい、あえて服には締め色を使わず、スモーキーピンクのワンピースとチャコールグレーのジャケットという、ニュアンスカラー同士の組み合わせにしています。

発田

締め色はバッグと靴の黒だけ、なのね。

松村

大人の仕事服の難しさって、きちんと感は必要だけれど怖く見えたくないし、女性らしい華やかさも欲しいけれど、過剰な女らしさは避けたいしっていう・・・。

発田

そうなんだよね〜。全方位で“ちょうどいい感じ”にしておきたいっていうのが、欲張りなようだけれど、本音よね。

松村

ですので、たとえば服のデザインが女っぽければ色や素材選びで少し辛口にするとか、あるいはこのコーデのように、ワンピースがフェミニンだから合わせるジャケットはマニッシュなものを選ぶとか、やはりバランスが重要になってくると思います。

発田

前回のオケージョン服に続き、またしても“バランス”だね!

松村

はい、そこに尽きると思います!

Style2

色と小物で女性らしく仕上げる
パンツセットアップ

ジャケット・ 脚長テーパードパンツ(エムセブンデイズ)

ブラウス¥12,100/ゲストリスト(ステートオブマインド) スカーフ¥19,800/マニプリ (マニプリ ) ピアス¥51,700/マリハ バッグ¥169,400/J&M デヴィッドソン カスタマーセンター(J&M デヴィッドソン) 靴¥103,400/ビームス公式オンラインショップ(フラテッリ ジャコメッティ)

 

発田

今度はキリッとシャープなノーカラージャケットとパンツのセットアップ。さてはこの人、仕事ができるわね?

松村

そういうイメージですよね(笑)。パンツセットアップの場合、もうそれだけで十分辛口ですし、男前な印象にもなりますので、優しいライトベージュを選んでいます。

発田

たしかに。もうかっこよさは十分、だもんね。

松村

あとはトレンドに復活しているスカーフを首もとにプラスして、さらに女性らしさや華やかさをプラスしています。

発田

はい、先生! バッグがベージュなのもポイントではないでしょうか??

松村

はい、正解です! PCが入るようなサイズのトートバッグに黒を選んでしまうと、面積が大きい分全身の印象が重たく見えがちです。こんなツヤのあるベージュなら、サイズが大きくても軽やかさをキープできます。

発田

あと、意外だったのが靴!

松村

パンプスでシャープにまとめるのももちろん素敵なんですが、今回はローファーを選んでひとさじのカジュアル感を加えました。

発田

うん、わかる。この先輩、きっと学生時代に何かスポーツやってたんじゃないかな、みたいな雰囲気だよね。妄想だけど(笑)。

松村

完成した隙のないおしゃれよりも、少しだけ抜け感というか、親しみやすさ、みたいなものがあった方がいいなと思いますし。

発田

だね〜。この先輩なら、仕事の悩みとかも聞いてもらえそうだよ〜。

松村

妄想ですけど、多分そうだと思います(笑)!

▼前編はこちら!

撮影/魚地武大(TENT) スタイリング/松村純子 取材・文/発田美穂

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