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• WEB美容エディター 原田千裕
• ちょっとやそっとじゃ揺るがないのが自慢だった鋼鉄の肌に明らかな陰りが……ということで、アンチエイジングにフルスロットル中！ そんな日々の中でキャッチした、アラフォー向けの“マーヴェラス”な美容トピックスをシェア。コスメも男性もお酒も“ディープで濃いめ”が好み。Instagram:@marvelous.h

昼間の勢いでクーラーをつけていると、夜は「少し寒いな」と感じることが増えてきました。そう、確実に季節は秋に移り変わりつつあります。

同時に、夏の紫外線に耐え抜いた肌にちょっと疲れや乾燥を感じることも。ワードローブを秋にシフトすると同時に、スキンケアもワンランクアップしていたわりたい……。そう思っていらっしゃる方に、この秋革新的な進化を遂げたSENSAI（センサイ）のUTMシリーズをおすすめします。

写真：欧州でSENSAIというブランドの名声を確立するきっかけになった高級クリーム・SENSAI EX La Crème。1989年当時の日本円で約￥50000というプレミアム価格でしたが、美容感度の高い人々を虜にして大きな話題に。

日本発のグローバルラグジュアリーブランド・SENSAI。1979年に欧州進出を果たしたカネボウ化粧品が、1983年に誕生させたブランドです。

輝くようなシルクスキンへと誘うキー成分は、日本古来より存在する蚕の希少種由来の小石丸シルクエキス。加えて、卓越した生命力で知られる桜のエキスなど先端科学で見出された選りすぐりの成分、さらに、日本の繊細な美意識を融合して創り上げられたのがUTM（ULTIMATE）シリーズです。

今回のリニューアルでは、美しい肌の基本である皮膚の健やかさを保つ“環境”を整備することに注力。オートファジーなどに着目した独自開発の成分と、お手入れするたびに酔いしれてしまいそうなほどに磨き上げられたテクスチャーと香りで、没入感あるケアをかなえます。

この重厚でモダン、透明感あるゴールドをまとったガラスのパッケージ（一部にリサイクルガラスを使用。環境への取り組みも忘れていません！）も、未来の肌に開花するであろう美しさを予感させる佇まい。では１品ずつご紹介していきましょう。

SENSAIのローションは、みずみずしいIと、コクのあるII、２種のテクスチャーがラインアップ。秋冬の大人肌にはやはり、“濃いめ”なIIをおすすめしたいところ。

肌になじませた瞬間、ふくよかな厚みを感じるまろやかなテクスチャーにうっとり。それでいながら、すんなり肌に溶け込みます。

そして、その瞬間にぱっとひろがる香りの心地よさと言ったら！ 桃と洋ナシが香り立つトップノート、ブルガリアンローズ・桜・ジャスミンが咲き誇る甘美なミドル、アイリスパリダ＆ウッディアンバーの官能的なベースノートの余韻。麗しすぎます。

そんな稀有な香りに圧倒されているうちにすべては奥へと引き込まれ、肌の中でほどけ、鏡の中には充足したツヤ肌が。ケア後は美容液級の充足感を得られるはず。まさに「至福のしずく」です！

センサイ UTM ザ ローション　I・II 各125mL　￥28600／カネボウ化粧品＜９月６日（水）発売＞

改めてSENSAIの技術力の高さにうなったのは、こちらのエマルジョン。

“お高い”乳液ってむっちり重めのイメージがありますが、SENSAIは、ふわりと軽やかなそのテクスチャーにまず驚かされました。

エレガントな香りの広がりを堪能しながらなじませれば、内側からハリ感が湧きあがるような充実感が。キメのひとつひとつが光を放つかのようななめらか肌は、まるでシルクの光沢ととろみ質感を移植したかのよう！ 

むっちり・もっちりとリッチに肌を満たしながら、ペタペタしない洗練された使い心地……。季節を問わず肌が喜ぶこと間違いなし。SENSAIの“凄さ”をこの１本で実感しました。乳液が敬遠しがちな方にこそ、ぜひ試していただきたい素晴らしいエマルジョンです。

センサイ UTM ジ エマルジョン N 100mL　￥42900／カネボウ化粧品＜９月６日（水）発売＞

エマルジョンの感動を胸に、ワクワクしながら締めのクリームに手をのばしました。

クリームにはレフィルも準備されています。

ローション＆エマルジョンもそうでしたが、ドレープのように刻まれた溝が指先に与える心地よい感触、手のひらに収まる大きさでありながら、ガラスジャーの安定感ある重み。心を満たし、ケアの所作まで優雅にしてくれます。このパッケージはもう、アートピースですね。

SENSAIならではの成分と、選りすぐりのオイルを黄金比で調整して閉じ込めたクリームは、うっとりするほどのなめらかさ。肌の上でゆっくりととろけて、吸い込まれるようになじんでいきます。

濃厚さを感じさせながらも、重ねても重くならないテクスチャーが新鮮。うるおいのヴェールがピタッと密着する、ほれぼれするような仕上がりでスキンケアへの没入感を最高潮に高めてくれます。

なじませた後の肌を鏡でチェックすると驚愕。先ほどまで存在を主張していた毛穴がなりを潜め、なめらかさがますますアップしたような。そして、小鼻の産毛に目が行くほど即座の透明感もゲット。毎度懸念のほうれい線すら浅くなったような……。なじむほどにハリを織り上げてくれる、そんな至福の体験をもたらす、夏を頑張った肌へのご褒美にふさわしいクリームです。

センサイ UTM ザ クリーム N  40mL　￥85800、同レフィル 40mL　￥77000／カネボウ化粧品＜９月６日（水）発売＞

美しいシルクスキンを手に入れたら、唇にも美への意欲をさらにかき立ててくれるリップをぜひ。

ホルダーは別売りなのもうれしい。レフィル容器も金属とプラスチックに分別して廃棄できるんです

センサイ ラスティングプランプリップスティックは、伝統の漆塗りの技法・蝋色塗りにインスピレーションを受けて誕生した口紅。

ざらついたり乾燥が気になる木材を何度も研磨し、丁寧に色を塗り重ねて奥深い艶を生み出す手法をヒントに、乾燥やくすみが気になる大人の唇を美しくなめらか、立体的に魅せる処方を見出しました。

全12色の中から私が選んだ推しカラーは、07のROSY NUDE。白浮きを抑えたヌーディーな発色でありながら、血色感ももたらしてくれる絶妙な１本です。

実際に肌にのせてみると、やさしいピンクベージュ。ちらりときらめくゴールドのニュアンスがカッコいいんです。これならオンにもオフにも使えそう。塗膜が厚いので唇をふっくらカーヴィーに見せてくれて、奥行きのあるツヤも演出。ジェル状に変化することで色もちもばつぐんです。

そして最もうれしかったのは、リップクリームいらずの保湿力！ 乾きがちな唇にもするりとなじみ、柔らかい質感をキープ。この秋冬の唇の頼もしい味方になってくれるはずです。

グローバル展開のブランドらしく、欧州で好まれそうなヴィヴィッドカラーも多いのですが、くすみは隠しつつ素の唇の美しさを引き立ててくれる絶妙なさじ加減の透け感が心憎い！ 日本女性も臆せず纏えそうです。ぜひご自身にぴったりのカラーを探してください。

センサイ ラスティングプランプリップスティック　全12色　各￥4180、同ホルダー　￥1650／カネボウ化粧品＜９月６日（水）発売＞

過酷な夏を駆け抜けた肌に、自分史上最高のねぎらいを贈りたい……そう思う方にぴったりのSENSAIの新作たち。ぜひチェックしてください。