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• WEB美容エディター 原田千裕
• ちょっとやそっとじゃ揺るがないのが自慢だった鋼鉄の肌に明らかな陰りが……ということで、アンチエイジングにフルスロットル中！ そんな日々の中でキャッチした、アラフォー向けの“マーヴェラス”な美容トピックスをシェア。コスメも男性もお酒も“ディープで濃いめ”が好み。Instagram:@marvelous.h

もしかするともう20年近く前になるのかもしれません。めったに肌荒れを起こさない丈夫な肌の持ち主の私が、かぶれのような症状に見舞われたことがあります。その時、「ここなら間違いない」と教えてもらったのがAOYAMA TWIN内にある石井クリニック。

青山だし、美容業界の先輩の推薦だし、さぞ攻めたクリニックだろうと緊張して向かいましたが“町のお医者さん”的な気取らない雰囲気に、ちょっとホッとしたのを覚えています。そして、続々と訪れる受診を希望する方たち。学生もいるし、私よりはるかに上の年代の方もいて……。ああ、これは正真正銘の“肌の駆け込み寺だ！”と思ったのを覚えています。

その時、診察室で迎えてくれたダンディなドクターこそが、創立者の石井禮次郎医師。実は日本初の美容皮膚科を開業し、日本エステティック協会を立ち上げた人物です。すなわち、日本で初めて医療と美容の垣根を超えた方と言っても過言ではないかと。実は、びっくりするようなコスメブランド（それも複数！）の顧問医を務めていたことも。

そんな美容医療の礎を築いたドクター石井は2014年に逝去。ですが、“肌をとおして、人と向き合う”というドクターの姿勢や想いは今へと引き継がれ、今年、創設50周年のアニバーサリーイヤーを迎えました。

そんな節目の年に誕生したのが、この「石井クリニック美容研究所　スタンダードライン」です。

さまざまな肌悩みに対して発酵液を処方してきた石井クリニックの歴史がここに

前置きが長くなりましたが、石井クリニック美容研究所 スタンダードラインのカギとなっているのは“発酵”。

ドクター石井は、今のように発酵コスメがトレンドとなる遥か以前、なんと1980年には発酵液を用いた皮膚治療を確立。81年には初代の化粧品を発売し、ドクターズコスメの先駆けにもなっています。

新作の石井クリニック美容研究所　スタンダードラインには、独自に新開発したエフイシイ発酵液を配合。

無農薬無肥料の大地から生まれた生命力あふれるお米を用いて、微生物共生発酵で得られたコメ発酵液・エフイシイは、アミノ酸や有機酸・フェルラ酸などが豊富で、吹き出物・くすみ・たるみなど、さまざまな肌悩みをケア。ワクワクするほどのオールラウンダーなんです。

新たに誕生したアイテムは３品。ローション２種とジェルクリームです。

３品のうちローションが２種類、とはめずらしいと思いましたが、これも患者さんのさまざまな肌悩みを受け止めてきたドクターズコスメゆえ。

左のべーシックローションは、ニキビ・吹き出物が気になる方向け。さらさら・さっぱりのテクスチャーで、しかもスーッとした清涼感が！

成分を見ると、独自の発酵液・エフイシイに加え、うるおいと皮脂のバランスを整えるイノシトール、そして清涼感の正体であるハッカ油が配合されています。ニキビや脂性肌に効果的だと言われていますもんね！ 性別や世代問わず使いやすいローションは、なじませた瞬間から肌が明るく冴えて気持ちいい！ ボディへの使用もおすすめです。

右のエッセンスローションは、くすみやシミが気になる肌向け。心地よいとろみで肌を包み込んでくれて、これからの乾燥厳しい季節にもうってつけです。

エイジングケアを見据えたさまざまな植物成分が配合されていて、浸透するにつれ肌がふっくら・いきいき・やわらか～くなってくるのを感じ、楽しくって重ねづけが止まらなくなる！ ベルガモット精油などが配合されているからでしょうか、いわゆる“発酵”っぽい香りを感じることもありませんでした。

ちなみに私は、ふたつを重ねづけして使っています。その場合は、さっぱりたっぷりうるおいを与えられるベーシックローション→リッチなうるおいで包み込むエッセンスローションの順で！ 肌が“満タン”になりますよ。

写真左：べーシックローション　150mL　￥4950、右：エッセンスローション　120mL　￥7700／石井クリニック美容研究所＜11月25日（土）発売＞

表面を崩しても少し経つと元に戻る自己復元処方で、いつでもフレッシュな気分で使えるのも好き

ジェルクリームは、シワやたるみのケアを目指す人のためのこだわりが詰まったアイテム。

エイジングケアのための選りすぐりの植物成分は言わずもがな、感激したのはそのテクスチャー。スパチュラですくい取った時はたしかにジェルっぽい。ですが肌にのばすと、軽やかにのびつつもみっちりとした保湿感が。摩擦レスで手厚いケアをかなえてくれるんです。なじませた後の肌はむっちり、ツヤツヤ！

ジェルクリーム　30g　￥7700／石井クリニック美容研究所＜11月25日（土）発売＞

そして今、この独自の発酵液・エフイシイを使った肌育エステコースが期間限定で提供されているというニュースをキャッチ。トライさせていただく幸運に恵まれました。

場所は、私がかつて伺った石井クリニックと同じフロアにある石井クリニック美容研究所の青山サロン。熊本のサロンでも実施されているそうです。

サロンの入口には、ドクターイシイのコスメがたくさん！ こんなにラインアップ豊富なんですね！

肌育コースにはふたつのメニューが。エフイシイさっぱりコースは、ニキビや脂っぽさが気になったり、夏の紫外線ダメージが残る肌向け。エフイシイしっとりコースは、乾燥・くすみ・たるみ、そしてインナードライが気がかりな肌向けのコース。もちろん私はしっとりコース一択！

コースの最初のクレンジング＆洗顔は自分で行う、というのが目からウロコ。１時間の所要時間を余すことなくトリートメントに使ってほしい、そんな気持ちからだということですが、個人的には目のまわりなど、とくに“効かせたい”部分のメイクや汚れを自分でちゃんと落として望めるというのがとてもありがたく感じました。エステ後に鏡を見ると、マスカラやアイラインがベタベタと残っていて、ちょっと損した気分になることがあるので。

コース内容は独自の発酵液・エフイシイはもちろん、無農薬・無肥料の生の米糠やスペシャルなコラーゲンパックを施してもらえる充実の１時間。

実は私、ちょうど鼻風邪から復帰途中だったので鼻の下が荒れ放題だったのですが、施術中も刺激を感じることなく、バサバサだった鼻の下もスーッと鎮まった気が……。全体のコンディションも、インナードライにあえいでいたのが嘘みたいなしっとり・モチモチ感触に。このうるおいで満たされた肌を維持すべく、スタンダードラインの３品を継続使用中です。

肌育エステコースは１時間の施術で￥14300。人気のため、年内いっぱいまで期間が延長されたとか。コースにより施術内容も異なる場合があるので、詳しくは公式サイトでご確認くださいね。

そしてそして、施術前に使ったドクターイシイのエムディ化粧品 レセプトⅡシリーズのクレンジング＆洗顔もすごーくよかったのでご紹介。その使い心地に感激していたら、サンプル（写真）を頂きました。やさしいのにメイクがするっと落ちるクレンジングミルク（下：現品価格 100mL ￥4070）と、きめ細かい泡立ちのクレンジングフォーム（中央：現品価格 115g ￥4400）。

もうひとつ、SPECIAL βシリーズの洗いながらエイジングケアをかなえてくれる黒酵母のクレンジングパウダー（上：現品価格 15g ¥1980～）も超おすすめ！ 

こちらは現品の写真が撮ってあった！

黒酵母の発酵代謝物は、汚れを取り去ることとうるおすことを同時にかなえてくれるのだそう。天然イオウを含むミネラル塩や天然クレイとの併せ技で汚れを吸着し、古い角質もケア。とぅるとぅるした洗い心地も楽しく、すすいだ後は肌にうるおいのベールがかかったようなうるおい感、そして明るさが堪能できます。こちらもぜひ！

クリニック、そしてエステとプロダクト。多角的な手段でひとり一人の肌の悩みや願いに向き合い、歩み続けるドクターイシイグループ。50周年という節目の年に新しくなったロゴマークにも、その想いがあふれています。寄り添う２本の木に、ハートが隠れているのは分かりますか？

ジェルクリームのフタにもふたつのハートが♡

医療と美容、それぞれを支え合い、そして心を込めて。進化を続けながらも、ヒューマンなあたたかさを忘れないその姿勢に惚れました！ 皆さまもぜひ。