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40代の今だから話せる! 誰もが抱く「不妊治療」への焦りと不安との向き合い方【美女組白書 Vol.1:前編】

40代の気になるトピックスについて、美女組メンバーが本音で語る美女組白書。今回のテーマは“不妊治療”。今は不妊治療を経て、家族で幸せに暮らす美女組のおふたり。けれどそこに辿り着くまではとても厳しいものでした。不妊治療のきっかけから、治療中のココロの守り方など、子供ができるまでの道のりを聞きました。

\今回のテーマは不妊治療について!/

不妊治療対談をした美女組Miwaさんとsenさん

|PROFILE|

左から

Miwaさん

夫婦で会社を経営し、専門学校・大学・企業で美容や金融教育、新人研修、コンサルティングなどを行うバリキャリ。現在は、夫と1歳の息子の3人暮らし。

Miwaさんのブログ

senさん

30歳に結婚し、専業主婦に。10代のころから月経不順で、妊活では早々に不妊治療をスタート。現在は、小学4年の男児と小学1年の女児の2児の母。

senさんのブログ

Miwaさん&senさんの妊活年表

Miwaさんの妊活年表

―おふたりの不妊治療に至るまでのストーリーをまずは教えてください。

Miwa:結婚後「数年は夫婦だけでいいよね」と話していましたし、仕事も忙しかったので、子供は自然にできたらいいなと思っていました。けれど、35歳ごろから子供が欲しいと強く思うようになってきたのに、妊娠しないので「おかしいかな?」と思い、そこではじめてクリニックにいきました。
でも、当時、夫は妊活をテーマにしたドラマを観ていて「そこまではやりたくない」と不妊治療を拒否。なので、しばらくはタイミングだけ診てもらっていました。

sen:でも、結局は不妊治療も進められたんですよね?どうやって説得したんですか?

Miwa:クリニックで検査は始めていたので、その結果を見せて、年齢的にも数値的にも不妊治療をしたほうがいいと説得しました。夫も37歳になって子供が少しずつ欲しくなってきたという背景もあって、ちょっと路線変更してくれたんです。

sen:よく説得できましたね。でもよかった!

Miwa:Senさんの不妊治療はどうでしたか?

sen:私は若いころから月経不順で、婦人科に通院していて、子供はできにくい体質と先生に言われていたんです。それに夫は7歳年上ですし、原因が私にあると話していたこともあって、わりと協力的でしたね。

Miwa:それはうらやましい!

sen:はい。妊活の始まりはとても順調でした。
senさんの妊活年表

―順調とはいえ、不妊治療はつらい日々もあったはずですよね。おふたりのそんな体験談を教えてください。

Miwa:私は自己注射がつらかったな。

sen:そうそう! 1日1回、ほぼ同じ時間帯という規則正しさも求められて(笑)。

Miwa:私は鼻にシュシュとする薬もあったので、ずっと時間を気にしていましたよ(笑)。自分で注射をお腹にするのもつらかったですね。

sen:わかります! 私は副作用もつらかったです。注射するとおなかが膨らんできたり、気持ち悪くなったりしませんでしたか?

Miwa:むくみますよね。イライラもするし。

sen:Miwaさんはお仕事もなさっているから、きっと大変でしたよね。

Miwa:個人で仕事をしていたので、セーブしやすかったのは幸いでした。
ずっと立ちっぱなしの仕事だったので、それもよくないなと思って……。クリニックから急に「明後日来てください」って言われることもあるし、予約なのに3時間待ちも当たり前だし、不妊治療って生活に支障をきたしますよね。

sen:待ち時間が長いから、スマホを見たり本を持っていったりして時間を潰していましたけれど、とにかく時間は奪われましたよね。
働いているかたは会社にもカミングアウトして、「これから◯◯の時間なんで……」と協力してもらっていたみたいです。

Miwa:フルで働いての不妊治療はまわりの協力なしにできないですよね。気持ちも不安定になりますしね。
不妊治療を語るMiwaさん

―体力だけでなく、精神的にも追い詰められてしまいますよね。そんな時どのようなことをして気を紛らわせていましたか?

sen:妊活に集中しすぎてしまうから、クリニックの先生からは趣味をもちなさいと言われていました。

Miwa:それで何をしていましたか?

sen:私は健康的に体を動かすようにしていました。Miwaさんは?

Miwa:夫に当たっていました(笑)。

sen:えぇー(笑)。

Miwa:最初は夫も反論していたけれど、その状態が続くから、聞き流しです(笑)。でも、不妊治療の大変さも私を見ていてわかってくれていたから受け止めてくれたのだと思います。

sen:やさしい♡ なかなかお友達にも言えないですからね。

Miwa:不妊治療をしていることは親しい友人には話していたけれど、結果までは言えなかったです。

sen:世の中、言いやすい環境になってきたとは思うけれど、詳しいところまでは難しいですよね。
不妊治療中は検索マニアになり、同じ悩みをもつ人が集うネット上のコミュニティにも入ったりして、そこで話をしたり聞いたりしていました。

Miwa:わかります!私も入っていましたよ。

sen:知らない人の書き込みを読んで、そこで相談することで、「私も頑張ろう」って励まされることがたくさんありました。

Miwa:子供を授かるためには何がいいのかというのもよく調べて実践していました。
不妊治療について語るsenさん

―さまざまな情報がネットにはあふれているかと思いますが、それを読んで、不妊治療と並行して体や心によいことを何かしていましたか?

Miwa:私はお灸と鍼に通って、卵子の質を上げるために体質改善も頑張っていました。

sen:何をしていたんですか?

Miwa:ファスティングしたり、酵素ドリンクを飲んだりかな。ストレスはよくないと思って、ジャンクフードは1週間に1回くらいは解禁することもあったし、お酒も妊娠したら飲めないからと少なめに飲むこともありました。ガチガチに固めすぎないように。でも、極力気をつけていましたね。
「私って薬漬け!?」と思うぐらいマルチサプリも飲んでいましたよ。

sen:私は、サプリは葉酸ぐらいかな。冷え性だからカラダを温めることを念頭において、お灸とホットヨガに通っていました。おうちではソックスをはいてと、藁にもすがる思いでよいと言われたらなんでも挑戦していました。

Miwa:ただクリニックに通うだけではないから、妊活ってやはり女性の負担が多いのかなと思います。

sen:本当にそうですね。

―通院も、妊娠も、出産もすべて女性ですから、負担は大きくて大変ですよね。そんな中、「もうやめたい」と思うことはありましたか?

Miwa:「もう妊娠するのは無理なのかな」と思っていた時もありました。そんな時に夫が「ふたりの人生でもいいよ」って言ってくれたことがあって……。その時にもう治療をやめたほうがいいのかなと頭をよぎりました。でもやっぱり子供が欲しくて……。

sen:先生に「ワンサイクルおきましょう」と言われた時も、「その間に歳取っちゃうから時間がないんだよー」と思い悩んだりして……。年齢が上がると先天性の病気のリスクも上がるから、そのこともあり、高齢妊娠はいろいろ考えてしまいますよね。
でも結局は「後悔したくない!」という思いで頑張っていました。

(後編へ続く) *2/29公開予定!

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