冬の台湾旅行にオススメグルメ！鶏肉と生姜たっぷり薬膳スープ【麻油鶏】

寒い冬にピッタリ。冬の台湾旅行でオススメ食べるとポカポカ温まる台湾の定番屋台グルメをご紹介します！

寒い冬にピッタリ！オススメの薬膳スープ【麻油鶏(マーヨージー)】

暖かいイメージがある台湾ですが10℃を下回る日もチラホラと出てくるとニュースでは「注意保暖(＝暖かくしてください)」とテロップが表示されたりします。
段々と寒くなると台北っ子がこぞって食べだす、冬の定番料理【麻油鶏(マーヨージー)】を紹介したいと思います。

【麻油鶏】は骨付き鶏肉を生姜といっしょにごま油で炒め、水は使わず米酒で煮込んで作られています。
定番は鶏肉が入った「麻油鶏」ですが、お店によってはスープは同じで具材に豚肉が入った「麻油赤肉（マーヨーチーロウ）」や白身魚が入った「麻油鮮魚（マーヨーシェンユー）」もあります

栄養豊富で血液の循環を良くし、体を芯から温める効果があるので、産後1か月の間は産婦に毎日食べさせるという伝統的な風習があるそうです。
また、日本ではお祝いの際にお赤飯を炊く伝統がありますが、台湾でお祝いの際に欠かせない「油飯(ヨーファン)」があり、出産を近所に知らせる際に、この「油飯」と「麻油鶏」を配るそうです。

遼寧街夜市にある人気店「阿圖麻油雞（アートゥーマーヨージー）」

台湾料理として屋台の定番グルメでもある【麻油鶏】は、台北にも何軒もお店があります。
その中でも、美味しいと評判のお店が遼寧街夜市にある人気店「阿圖麻油雞遼寧店」

遼寧街夜市は台北の中心地の中山区に位置するので、旅行の際も行きやすいのでオススメです。

阿圖麻油雞遼寧店
住所：10491台灣台北市中山區遼寧街39號
電話: ( 02) 2751-5180
営業時間: 11:00~22:00
日曜日定休

お店に着くと、多くの人が並んでいて入店できるかな？と思いますが、外にいる方は「外帯」で持ち帰る人なので、気にせず店内に入って空いている席に着きます。
最近多い、テーブルのQRコードで注文になります。

お目当ての麻油鶏に日本でいう素麺のような細い麺を加えた”加麺線”をオーダー。
スープの下に茹でた麺線が入っています。

ぶつ切りの骨付き鶏肉がドドーンと4つものった、迫力のある見た目の「麻油鶏」。
スープは茶色がかった濃厚な色をしていて鶏から出た油やごま油が浮かんでいます。
お酒のアルコールは飛んでいるので、酔っぱらうことはありません！ただ、お酒とごま油の香りが強いです

鶏肉は、特に何か味付けをしているわけではないのでセルフ台にある薬味やソースをつけてたべます。
ここのニンニク醤油の濃いソース「蒜蓉醬（スアンロンジャン）」というトロっとしたソースが美味しくて、鶏に付けては一口かぶりつき、またソースをつけて一口と食べ進めます。

スープを飲んで、鶏にかぶりつき、麺を食べるを繰り返していると、生姜と米酒のおかげなのか身体の中からポカポカしてきます。

ごま油の香りが強いので、こってりな味と思いきやスッキリした後味。
台北市内には、今回紹介した「阿圖麻油雞」の他にも専門店が沢山るので冬の台湾旅行の際は是非、トライして頂きたい台湾料理です。

【おまけの台湾グルメ】甘じょっぱさがクセになる台湾のオススメ朝食

台湾と言ったら朝食の「鹹豆漿(シェントウジャン）」や「蛋餅（ダンピン」を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、私がお勧めしたいのが「トーストサンド」です。
わざわざ台湾に旅行にいてまでサンドイッチ食べなくても。と思っていたのですが、ハマりました！

鉄板や炭火でパンを焼いてから具材をはさんでおり、カリサク温かいサンドイッチ。

朝の時間帯に台北市内を歩いていると、ブロックごとに多くの朝食屋さんがオープンされていて仕事に行く前の台北っ子やご近所さんが朝食時間を楽しんでいらっしゃります。

真芳碳烤吐司　長安店
住所：104台北市中山區長安東路一段19號
電話：(02 )2571 9466
営業時間：6:30～13:30
不定休

私のオススメ「真芳」は台北市内に6店舗を展開する朝ごはんのお店で、1番のウリは炭火でこんがり焼かれたトーストを使ったサンドイッチ。

高品質と評判の大武山の卵や鮮乳坊の牛乳など、安心安全で美味しい食材を揃え、ソースやマヨネーズ、ピーナッツバターは自家製。

オススメは手作りパテとチェダーチーズと玉子をサンドした「豬肉蛋起司(ポークエッグチーズトースト)」

炭火焼したトーストには、台湾特有の甘いマヨネーズが塗ってあります！
この甘いとチーズやパテのしょっぱいが相まって、何とも言えない美味しさが口に広がります。

サンドイッチに相性抜群の「紅茶牛奶」。濃厚なミルクティー。
こちらも是非、サンドイッチのお供にオーダーして頂きたいです！

最後にもう一つ。

24日に閉幕した野球の国際大会「プレミア12」は台湾が日本を破り、初優勝を飾りました。
「台湾」という名称は国際スポーツの世界で「市民権」を得ていなく、今大会を主催した世界野球ソフトボール連盟（WBSC）だけでなく、国際オリンピック委員会（IOC）、国際サッカー連盟（FIFA）などの表記は「チャイニーズ・タイペイ」（中華台北）で統一されています。

26日に台北市内を優勝パレードし総統府でのレセプションがテレビ中継されていました。
その際、頼総統と高校時代日本に野球留学していたキャプテンの陳傑憲選手が見せたパフォーマンス。
決勝の際に、陳選手が3ランを放った際のパフォーマンスなんですが、台湾チームのユニフォームには「taiwan」と表記されないため、このパフォーマンスをしたそうです。
（台湾チームは胸に「CT」マークが表記されています。）

今まで表舞台で、「台湾」と言えない置かれた環境への鬱積した思いを抱えるので、このパフォーマンスには多くの台湾の人々が感動したそうです。

優勝パレードで着用していたパーカーにはしっかりと「taiwan」の文字が掲げられていて、笑顔で写る姿に、ウルっときてしまいました！

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