「梨泰院クラス」「私の解放日誌」で 話題の俳優たち
『The Witch 魔女』で鮮烈なデビューを果たし、初ドラマとなった「梨泰院クラス」で話題をさらったキム・ダミさん。映画『ソウルメイト』のプロモーションや、ティファニーのイベントでも来日したことがあり、ファッション誌の表紙を飾る身長170センチのスタイリッシュな、ファッショニスタとしても常に注目されるチャーミングな演技派俳優です。魔性の魅力を持つソン・ソックさんも、名作「私の解放日誌」の爆発的ヒットののちブロックバスター映画『犯罪都市 THE ROUNDUP』の悪役でも目を惹き、「カジノ」などが続き時の人に。数々のCMにも起用されている圧倒的スターとして知られます。
そんなふたりの注目の初共演作が「ナインパズル」です。全話すべてに意外な展開やどんでん返しありのサスペンスとのことで期待大!11月20日、21日にシンガポールのマリーナベイ・サンズで盛大に開催された「ディズニー・コンテンツ・ショーケースAPAC 2024」で、キム・ダミさんとソン・ソックさん、『復讐の記憶』「ナルコの神」などの名匠ユン・ジョンビン監督にお話をうかがいました。
どこか日本の漫画のような感じのスリラー
━━「ナインパズル」では、おふたりとも独特な役柄だったと思うのですが、役作りでお互いのこれはやりすぎじゃない?と思った部分はありますか?
ソン・ソック 個人的にディスれるこういう機会、いいなと思います(笑)ユン・イナ役は難しい役柄です。ちょっと漫画的な要素もあるじゃないですか。家で台本を読みつつ、ユン・イナのセリフを練習したりもしたんですが、非常に演技が容易ではないと思いました。でも、現場で見たらしっかり準備をしてこられていて役作りも完璧だったので、ああ、僕より演技が上手いなと感じました。
キム・ダミ ありがとうございます(笑)。私はむしろキム・ハンセム役の方が難しいのではと感じたんです。でも、現場で役作りをされている過程を見て、おお!と感心しました。とても丁寧に役作りをされているのを実感しましたし、一緒に共演できて嬉しかったです。
━━監督は、「キャラクターたちも非常にユニークで、従来の刑事ドラマやスリラーとは一味違うサスペンスドラマに仕上げた」とショーケースでおっしゃっていましたが、韓国ドラマとしてユニークなのでしょうか?ディズニープラスらしさがあるのでしょうか?
ユン・ジョンビン この作品は、初めて自分で台本を書かなかった作品です。初めて渡された台本を読んだ時に、没頭できたし、予測不可能なところに非常に惹かれました。この作品をどのように演出しようかという悩みもあったのですが、現実にはない、現実味のない演出をしようと決心したんです。現実と漫画の間にあるような世界観を表現しようと思い、そんな作品になるように努力しました。キャタクターも内容も、現実にありそうでない、どこか怪しい。アメリカのスリラーにある感じではなく、むしろ外連味など日本の漫画のような感じもあります。
ファッションアイコンとしても人気のキム・ダミさん
━━キム・ダミさんは、来年30代となりますが、作品選びはこれから変わっていくのでしょうか?この作品は転機のような作品になったのでしょうか?
キム・ダミ これからは、青春物語に出演しづらくなってくるでしょうから、最大限に若い時にできる役にもっと挑戦していきたいです。毎回出演作品を決める時には違う役に挑戦しようと思ってるんですが、ジャンルものをいつかやってみたいと心の中で思っていたので、今回はユン・イナという独特なキャラクターに出会えて嬉しかったですし、自分にとっても独特で不思議で面白い経験でした。20代の最後の作品になるかと思うのですが、監督とソックお兄さんと一緒に作業できてとても嬉しかったです。いい思い出になりそうです。
━━キム・ダミさんは、ファッションでも常に注目されていますが、今回のショーケースでのファッションのポイントやハマっているおしゃれなどあれば教えてください?
キム・ダミ (注目されているって)本当ですか?
ソン・ソック (ダミさんを指して)これがまさにファッションです(笑)
キム・ダミ 初めて海外のファンの方々にお会いする機会なので、格式のあるファッションをと思って準備をしたんですが、そんなふうに見えていたらいいのですが。私が思うに、今回の一番のキーポイントはヒールの高い靴な気がします。
ソン・ソック 昨日後ろ姿を見て、バレーボール選手が来ているのかと思ったら違って、ダミだったんですよ(笑)。僕と監督の二人はキム・ダミを囲む会を結成しているんですが(笑)、昨日シンガポールに向かう仁川空港で空港ファッションを撮っていて、その時ダミさんが着ていた半袖の白いTシャツがすぐ完売になったそうです。それくらいダミさんのファッションの影響力はすごいんですよ!
ソン・ソックさんの本能的演技に注目!
━━撮影現場で目撃した、びっくりした、私だけが知っている演技があったら教えてください。
ソン・ソック 今回キム・ダミさんは、セリフの量がものすごく多かったので、セリフの暗記力に感心するしかなかったです。セリフと演技をこなすのもすばらしかったです。監督がさっきおっしゃったように、現実と架空の世界の間くらいの世界観をうまく表現していて、日本の漫画の「名探偵コナン」のような一面も伺えるキャラクターでした。本当にキャラクターを消化するその能力に感心しました。ドラマの中のファッションにも注目して欲しいです。キム・ダミさんのネクタイやスカートなど非常にユニークで、僕も着てみたいなと思うくらいでした(笑)
キム・ダミ ソン・ソックさんは事前に準備をしっかりして役作りに専念される方ですが、現場では本能的に演技をする方だなと感じました。撮影に入ると眼差しや仕草など、本能的な演技に感心しました。
━━ドリームチームのような夢のキャスティングはどなたが決められたんですか?
ユン・ジョンビン はい、私です。この作品で一緒に仕事をするまえからおふたりのファンだったので、台本を初めていただいて読んだ時に、ぜひ一推しのふたりにお願いしたいと思いました。キャラクターを具現化する上で誰が適切かと思ったときに、いちばん最初に思い浮かんだのがソン・ソックさんとキム・ダミさんだったんです。
━━皆さん日本にもぜひ来てくださいね。
キム・ダミ 私、仕事で来週日本に行くんですよ!(インタビュー翌週ボッテガ・ヴェネタのイベントで来日していました!)
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