「病院船」で初W主演、カン・ミンヒョクさん(CNBLUE)インタビュー

2017年12月7日
「病院船(原題)」最終話の撮影を終え、釜山からCNBLUEの大阪公演に直行、という演技でも、バンドでも大活躍のカン・ミンヒョクさん。ドラマでは、心優しいドクター役がぴったりで好演、ますますファンが増えたのでは?「病院船」は映像も美しく、心温まるストーリー。早くも日本放映が始まるので、見逃さないで!
●「病院船」の見どころは?
ー病院船は他の医療ドラマとは違い、船の中にある病院で、各自色々な事情を抱えている医師たちが、痛みを経験しながら、また恋愛もしながら成長していく心温まるドラマです。これまでの医療ドラマで感じたものとは、違う温かみを感じていただけると思います。

●出演を決めた理由は?
ー最初に台本をいただいたときに、最近は科学も発展し、温かい心を忘れてしまっているこんな時代の中、もう一度温かい愛を感じることができる、そういうぬくもりを持ったドラマだと思い、出演を決めました。

●演じたクァク・ヒョンはどのような人物ですか?
ークァク・ヒョンという人物も僕と同じく30才で、船上に出ようとする青年です。実際の年齢よりも成熟していて、絶対に自分の信念を忘れず、揺れることなく迷わずに進む人物ですね。彼を通して僕も成長していきますので、多くの方にその成長も感じ取っていいただけるのではないかと思います。

●クァク・ヒョンと似ている部分、異なる部分は?
ーまず脚本家の先生がクァク・ヒョンという人物を作られたとき、今まで感じることができなかった、見ることができなかった、温かい男性主人公を作りたいとおっしゃっていたので、それを意識しました。また撮影をしながら、もっと温かい人物になるように努力しました。普段の僕の姿も、いつも誠実にまた正直に生きようとしているのですが、生活していく中でそういう信念を持っていても、どうしても揺れてしまうことが、皆あると思うんです。クァク・ヒョンとカン・ミンヒョクの違いは、そのような信念をもっているけど、ヒョンは本当に一度も揺れない温かい男で、僕カン・ミンヒョクは、まだヒョンの半分くらいでしょうか。正直でいて、温かくいようとするのは似ている点でもあるんですが、その少しの違いがあると思います。なんだかこんな風に言うと、自慢のように聞こえてしまうかもしれませんが(笑)

●初のメディカルドラマで準備されたことは?
ー海外でも韓国でもそうだと思いますが、これまでも多くのメディカルドラマが作られてきましたが、今回のドラマでは、今までの一般的な病院ではなく船に乗りながら、患者に直接会いに行く医師の姿が一番大きな違いだと思います。普通は患者さんたちは病院へ行くと思うんですが、僕たちの病院船は、直接島を行ったり来たりしながら治療する、そういう温かいドラマですね。撮影前にはそういう点を一番頭に置き、一般の病院の先生にお会いしたりもしましたが、実際に病院船に乗船して島を行き来している先生に、一番多くのシーンを重ねたと思います。そうしながら、本当の船の中にある治療室はどのような感じなのか、実際にはどのように治療されるのかをドキュメンタリーや写真、電話で聞いたりしながら学びました。

●撮影は夏に行われたため、暑さが大変だったと思いますが?
ー僕は暑がりで汗をたくさんかくので、今まで感じることができなかった天気を感じましたね(笑)いつもソウルで暮らしているので、南の地域はこんなに暑かったんだな、と、初めて思いました。また撮影を行った巨済島には、日陰になるような木がないので、本当に太陽の下で陽を浴びながら撮影をしました。

●島で寝泊りしながらの撮影で、ソウルが恋しくなったのではないですか?
ー4か月間、ソウルで一度も寝られませんでした(笑)たまに仕事のためにソウルに来ることはありましたが、家にあるベッドが恋しく思ったことはありますね。僕は本当に引きこもりで、家にいるのが好きで、家のベッドが大好きなんです!(笑)なので巨済島でちゃんと生活できるかな、と、最初は心配したんですが、台本もそうですが、現場で一緒に生活したスタッフや俳優の皆さんも、とても温かくまた一緒に頑張っていたのが、撮影現場が家の温かさの代わりになったのではないかと思います。

●自然に囲まれての撮影はいかがでしたか?
ー僕はむしろセットや室内で撮影するよりも、海をみて自然と共にできる船での撮影がとても良かったです!船酔いもなく、美しい自然の中で撮影できたことが、旅行に行かずとも撮影中に癒されたと思います。

●ハ・ジウォンさんとの共演はいかがでしたか?
ー撮影前から周りの人に羨ましがられましたし、頑張らなきゃ!と感じましたね。ハ・ジウォン先輩は本当にエネルギーにあふれた方で、とても良いオーラを放っているんです。僕の演技人生でこんな経験をすることができたことをありがたく思います。演技の相性は最高だったと思います。とても穏やかで、壁のようなものは一度も感じませんでしたし、楽しく撮影できました。

●撮影現場もハ・ジウォンさんのポジティブなパワーに包まれていたようですね。
ースタッフの方たちも僕も疲れを感じることもあったのですが、ハ・ジウォン先輩が疲れているような姿は一度も見たことがなかったです。全員が一緒に頑張ったのだと思いますし、自然にその雰囲気に馴染んだのだと思います。撮影現場はとても暑くもありましたし、船が激しく揺れることもありましたし、風がものすごかったり、多くの自然現象による影響は受けましたが、みんな楽しく笑いながらやり遂げましたね。先輩の凄さも改めて感じました。

●記憶に残るエピソードは?
ーひとつだけ選ぶのはとても難しいですね。全ての瞬間が記憶に残っています。あえて挙げるとすれば、ドラマの一番最後のシーンがとても記憶に残っています。最初から最後まで撮影をしながら、「病院船」で脚本家や俳優たちがこのドラマを通じて伝えたかったメッセージを、最後のエンディングで、台詞はないのですが、ソン・ウンジェ先生のナレーションで全てが伝わったと思います。映像もとても綺麗で、一番心に残っています。

●NGをたくさん出した方はいましたか?
ー今回のドラマは医療用語もたくさん出ますし、実際に患者を助けるアクションもしなければならなかったので、NGがたくさん出るかと思っていたんですが、想像していたほどではありませんでしたね。むしろもっと撮影をしたくてわざとNGを出したこともあります。NGが多かったのは、特別に誰が一番多かったとかはありませんが、お答えした方が良いと思うので(笑)本当にどうしても一人選ばなければいけないなら、イ・ソウォンさんじゃないかなと(笑)ソウォンはいつも冗談を言ったり、不思議な魅力を持っていますね。

●初のW主演という大役でプレッシャーはありませんでしたか?
ー演技的なところを言えば、毎シーン毎シーン集中しなければならなかったので、体力的には疲れましたが、むしろ集中して撮影し、一つをやり遂げる度に、また力が湧いてくるような感じがしました。本当に演技というのは難しいですが、やり遂げる度に新しいエネルギーが湧いてくるのがとても面白いです。やはり初主演の作品だったため一つ一つに気を遣いましたし、またもっと上手くできるようにと、たくさん努力しましたし、周りの方にもとても助けられました。ハ・ジウォン先輩もずっと応援してくれていましたし、上手かったところを話してくださったりして、自信をつけてくださいました。脚本家の先生も直接島まで来て、そこで作業されながら良かった点や、改善点をおっしゃってくださり、僕のことをずっと応援してくれていました。

●CNBLUEでのライブと演技ではそれぞれ別の魅力があると思いますが?
ー僕自身もそれについて色々考えてみたのですが、コンサート場の魅力はやはり頑張って準備し、その瞬間僕たちの演奏ひとつひとつに会場の全員が熱狂して、また一緒にエネルギーを発散して、力は全部使うけど、そういう反応によって、またエネルギーをもらい、2,3時間休みなく楽しむのは、瞬間的な爆発的な力があると思います。演技の魅力は、カメラアングルの中で全てのことを込めて、また音楽と他の俳優さんのシーンなどが全部合わさって、番組として流れるとき、その画面を見ながら、笑って泣いて、そういう感情を感じていらっしゃる視聴者を見て、力を感じるような気がします。これら一つでも欠けてしまったら、これほどの感動は感じられないと思うんです。2つの魅力をわかっているからこそ、それぞれの魅力がさらに増すのだと思います。ですから僕は誰よりも多くの魅力を感じることができる、そんな幸せな環境にいるのではないかと思います。

●CNBLUEのメンバーの皆さんは演技についてお互いに話されることはありますか?
ー演技を始めた最初の頃は、小さな役やひとつひとつのシーンに笑ったりしたこともあります。その頃とは変わり、今は、家族のように親しく、話さなくてもお互いのことを理解していますし、また誰よりも大切にするようになった気がします。メンバーもスケジュールがあり忙しいはずなのに、すべて終わってから「本当に大変そうだったな」「お疲れ様」と言ってくれて、応援してくれますね。アドバイスとかそういうことよりも、応援や労いをくれる、そういう仲だと思います。

●メンバーの中で、刺激を受けるメンバーはいますか?
ー全員から刺激を受けます。なぜなら全員が性格も違いますし、個性が際立っているからです。そのため自信があることや誇りに思っていることが違います。ヨンファは余裕があって多才な部分が羨ましく刺激になりますし、ジョンヒョンは本当に男らしくかっこいいけど、その中に隠している感性の豊かさが羨ましいです。ジョンシンの場合は歳は同じなんですが、男らしく、何事にも怖がらずぶつかっていこうとする強さがとても羨ましいですし、各メンバーの長所が僕にとっては良い刺激になっています。僕もCNBLUEという存在にいつも感謝していて、僕にとって忘れてはいけないホームだと思っています。

●今後やってみたいジャンルや演じてみたいキャラクターはありますか?
ー正直に言うと今世に出ているすべてのドラマ、新しく書かれたシナリオ、全てやってみたいです。僕はまだ自分自身が何をうまくできて、どういう点が足りないのか、そういうことを知らなければいけない段階のため、全部挑戦しながら理解していきたいです。後に色々な経験をして、その中からさらにやりたいことや自信のあるものができてくるのではないかなと思っています。

●現在はドラマの撮影が終わり、日本でツアー中ですがハードなスケジュールで大変ではありませんか?
ードラマが終わってからCNBLUEのカン・ミンヒョクに戻るための時間がとても短いため、その瞬間に集中する力が必要ですね。でも、ファンの皆さんに会って、メンバーたちと一緒に公演をすると力をもらえるので、体力的な問題はなかったと思います。日本のツアーを無事に終わらせ、年末には事務所の合同ライブもあります。それから来年の初旬には、アルバムを出すために作曲などをしていると思いますし、ファンミーティングや新しいシングルなどでまたお会いできるのではないかと思います。

●では次回作の予定は?
ードラマも今終わったばかりなので、良いものがあればすぐ出演したい気持ちもありますが、僕はまだ何をうまくできるか探している段階なので、もう少し時間がかかると思います。ファンの皆さんにもCNBLUEとしての活動と、俳優の活動両方見守っていただければ嬉しいです。

●「病院船」を通してミンヒョクさんが伝えたいことは?
ー僕も病院船という存在自体を知らなかったのですが、韓国にそのような病院船を運営して、島の人達の治療を行っている人たちがいることを始めて知りました。そういう仕事をしていて、多くの人々のために温かい心を届けている人がいるということが自体が重要だと思うんです。そういう人たちの存在を、知っていただく良い機会になると思いますし、患者の健康を預けられる人がいるということ、温かく大切に思っているということ、まだ私たちの時代は人を癒すことができるのは人なんだ、ということがわかるドラマだと思いますので、このドラマを通じてバタバタした生活の中で、人を癒すことができるドラマになれば良いなと思います。

●最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
ー僕たちのドラマを見て、温かく元気がでるようなそんな時間になると嬉しいです。最後まで是非ご覧ください。ぬくもりを永遠に感じられるような、そんなドラマになれば嬉しいです。ありがとうございます。


桂まりさん●かつらまり 韓流予報士(?)。温泉保養士。「SPUR」や「eclat」などで、トラベル、フード記事など担当するライター。趣味は各国で料理教室に行くこと。「専門外ではありますが、泣いて笑って癒される韓流ドラマのお勧めを不定期で紹介します!」

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