- WEB美容エディター 原田千裕
- ちょっとやそっとじゃ揺るがないのが自慢だった鋼鉄の肌に明らかな陰りが……ということで、アンチエイジングにフルスロットル中! そんな日々の中でキャッチした、アラフォー向けの“マーヴェラス”な美容トピックスをシェア。コスメも男性もお酒も“ディープで濃いめ”が好み。Instagram:@marvelous.h
イプサ ME n
自分の肌に適切な1本に出合える高機能化粧液

今年8月に生まれ変わったイプサの“化粧液”ME。1987年の初代誕生から世代を越えて愛され続け、実に今回は10代目となる進化です。
肌の生まれ変わりのチカラをサポートし、すこやかな肌を保つことを目指すMEが今回着目したのは「細胞エネルギーの重要性」。ひとり一人異なる肌のSkin ENGY状態*と皮脂分泌力に応じたアプローチで、うるおいがめぐり、美肌エネルギーに満ちたような、やわらかく透明感のある肌印象へと導きます。
*肌表面のキメ状態等。肌にエネルギーが満ちた状態ではキメが整っています

今回新たに採用したのは、CP-ME成分。ユキノシタ・ドクダミといった、厳しい環境下でも青々とした葉を保つ、生命力あふれる美しい植物由来の成分を共通配合しています。そしてさらに、肌状態に合わせて厳選した植物エキスをプラス。加えてm-トラネキサム酸とグリチルリチン酸とふたつの有効成分も採用し、肌あれ対策(ブライトニングもかなっちゃう!)もばっちりです。
ラインアップは全8種。べたつきが気になる肌向けの“さらさら”なME1、かさつきを感じる前に先手必勝、“とろしと”のME4、どんな季節にも乾燥に悩む肌向けの“こくもち”のME8などなど、テクスチャーも個性的で、年齢だけではなく季節によって変わる肌状態に対応できるバリエーションが心強い。
ちなみに私のカウンセリング結果は、ときにべたつきを感じることもある肌向けの“ぷるみず”なME2でした(ちなみにイプサのカウンセリングは、店頭はもちろん、オンラインもあるんです!)。

今回のリニューアルでは、ボトルも一新。環境にやさしい技術を採用した容器を採用し、プラスチック使用量や温室効果ガス排出量の削減にも貢献しています。
使い終わった後、写真のようにコンパクトになるのもいいのですが、何よりもこのやわらかい容器の手触りがお気に入り。あたたかみがあり、やさしい気持ちになれます。
以前ご紹介したフレグランスもそうでしたが、肌と心のつながりを見つめ、研究を続けているイプサ。この新生MEも、肌と心を同時に満たす、かけがえのない1本となってくれるはずです。
イプサ ME n 全8種 各175mL ¥7370(ディスペンサー別売り ¥770)/イプサ
ポーラ B.A ローション

ポーラのB.Aも1985年誕生のロングセラー。今年9月、第7世代へと進化したばかりです。
発表会でまず驚かされたのは、新ボトルデザインでした。直線がまったくないそのフォルムは“人”がモチーフ。「躍動の予兆」をコンセプトに、あらゆる角度で表情を変え、印象ががらりと変化。多様な美しさを表現する、もはやアートピースのような佇まい。
肌が時を忘れる!? 使うたび“全域のハリ肌”へ

カラーリングにもちゃんと意味が。すべての色を内包する(すべての色を混ぜると黒になる)“inclusion Black”は、多様性によって広がる無限の可能性が込められています。なるほど!
人が本来持つ可能性を引き出すという考え方「バイオアクティブ理論」を提唱するB.A。人をとりまくあらゆる環境を追求する中で、今回着目したのは髪の根元周辺で起きていること。たしかに……年齢問わず髪は伸びるわけで、日々ドラマティックな変化があるパーツですもんね。
というわけで新たに開発・搭載されたのがBAコアエキス。水中で虹色に見える希少な海藻・レインボーアルゲと、むくみ対策などのハーブティーとしても親しまれているやブッチャーズブルームのエキスの複合成分です。
それにくわえ、オリジナル美容成分を5種類も配合。ポーラの最高峰ブランドが、またしても自身で頂点を更新した!という印象を受けました。
B.A第7世代が目指すのは、うるおいを抱え込み、引き締まった全域のハリ肌。時間や年齢にとらわれず、人の可能性を広げたいというブランドの想いが込められた“時間は、存在しない。”というメッセージも、エイジングケア魂に火をつけます。

発表会では、B.Aといえば!の東 信氏によるフラワーアートも随所に。スターアイテムのローションが中央にディスプレイされていました。ちなみにローションは、うれしいハーフサイズも展開。(60mL ¥13200)
進化した3品は、それぞれがあらゆる角度から全域ハリを追求。ローション、ミルク、クリームが重なり合った時の心地よさまで考えたテクスチャー設計のため、ライン使いを推奨しますが、中でも今回ピックアップしたいのがローション。
美容成分濃度をアップした、まるで美容液のような濃密テクスチャー。それでありながら、なじみのよさが格別。肌のすみずみまでうるおいで満たされ、しっかりと抱え込むのを感じます。
個人的にも、なじませた瞬間から“上がった!?”と、うれしくなった使用感は満足度高し。ハリ対策、何から始めたらいいのかお悩みの皆さま、まずは化粧水をB.Aにチェンジ!というのもおすすめです。
B.A ローション 120mL ¥23100(リフィル 120mL ¥22000)、B.A ミルク 80mL ¥23100(リフィル 80mL ¥22000)、B.A クリーム 30g ¥38500(リフィル 30g ¥36300)/ポーラ
ランコム ジェニフィック アルティメ エッセンス ローション

今年で90周年のランコム。その記念すべき年の大型新人がこちら。加齢や外的ストレスでダメージを受けた肌の回復に働きかける“回復科学”発想のジェニフィック アルティメ ファミリーに、待望の化粧水が仲間入りしました。
キーとなるのは、この写真の中にも隠れているβグルカン。ヒアルロン酸を超える保湿力など、肌本来の美を底上げする可能性を秘めた“美の回復スイッチ”として期待大の成分です。
さらにこのローションには、プロキシレン・アデノシン・マルチヒアルロン酸といった、エイジングケアの観点からも大注目の成分を惜しみなく配合。βグルカンとの併せ技で、美肌のさらなる高みを目指します。
ハリツヤ、うるおいシールドで包み込まれる快感!

こちらは、発表会で展示されていたバラの標本。手前が新作ローションにつけたバラ、奥が一般的な化粧水につけたものだそう。色の変化といい、花びらの質感といい、酸化具合と乾燥度の差は一目瞭然。
先発の美容液・ジェニフィック アルティメ セラムは、1度使ったその日から“肌つるピカ”の感激を味わえる名品なので、化粧水にも期待しかありませんでした。
実際に試してみると、とろみがあるのにべたつかないテクスチャーとともに、肌の上にうるおいのシールドが張られるような仕上がり。化粧水を重ねづけしないと満足できない乾燥気味の肌でも、これなら満たされそう! 大人のしおれ気味の肌に、ハリツヤがわき上がるような喜びをもたらします。

ローションは、ほのかなローズの香りも上品。気分も安らぎます
やっぱりおすすめは、化粧水の前に大人気美容液・ジェニフィック アルティメ セラム(右:30mL ¥12430~)を仕込んでおくこと。これで肌の輝き、段違いレベル!
過酷すぎる今年の夏を乗り超えた肌に、回復科学発想のジェニフィック アルティメ ファミリーはもってこい。今こそ使うべきゴールデンコンビです。
ランコム ジェニフィック アルティメ エッセンス ローション 150mL ¥9900/ランコム
エスト ザ ローション EX
「新・砂漠スキンケア」がデビュー

“True to you.”をコンセプトに、一人ひとりが持つ真実の美しさを引き出すことを目指すエスト。こちらも今月、ベーシックスキンケアが一新されます。それは通称「新・砂漠スキンケア」。もう、このフレーズを聞いただけで興味津々&期待に胸が高鳴ります。
先ほども言いましたが、今年の夏は肌にとって、本当に過酷でした。猛暑で汗だく、強い紫外線の刺激、そしてエアコンでキンキンの屋内に入れば湿度は20%以下ということも。
まさに砂漠のような夏をくぐり抜けてきた肌は、ミイラのように肌の水分が失われ、角層細胞がしぼみ、ハリの低下も決定的。そんな近年の環境に立ち向かうべく誕生したのが、この新ベーシックスキンケアです。

着目したのは、エジプトの砂漠の塩湖でも生き続ける極限乾燥環境生物(このカテゴリーを聞くだけで肌が乾きそう・笑)・ネムリユスリカ。その生態に着想して開発された独自成分・エクトビオシスを配合し、砂漠のような乾燥環境でもうるおいが続くハリ肌を目指します。

余談ですが、エストチームは今回の新技術の効果を検証するために“世界一の乾燥地帯”といわれるアカタマ砂漠まで出向いたんです。
チリのアンデス山脈と太平洋の間に広がるその砂漠は、約500年間にわたり雨の記録がない場所もあるほど、世界で最も降水量が少ない土地なのだそう。おまけに標高は約2000m。紫外線も強そうです……! そんな土地での検証の様子は、YouTubeでも見ることができます!

極限の乾燥環境に挑む、エストの新・砂漠スキンケア。さらにうれしいのは、ローション・エマルジョンともに透明感・ハリ不足などの肌悩みに合わせて選べる3タイプがそろっている点。
ローションの中でも個人的な推しは、もっちりとしたハリ・弾力のある肌になりたい人におすすめのTタイプ。なめらかなとろみを感じさせつつもすっと浸透し、しぼんだ肌が息を吹き返すような感覚を覚えます。
なじんだ後は、まるでローションマスクでお手入れしたかのような、うるおい満ちあふれる肌に。この化粧水を使っていると、夕方になっても乾燥小じわの出現率が低いような……。ちなみにエマルジョンは、保湿力にすぐれたMタイプを推薦します!
エスト ザ ローション EX 全3種 各140mL ¥6930(レフィル 各130mL ¥6380)、エスト ザ エマルジョン EX 全3種 各120g ¥7370(レフィル 各120g ¥7040)/エスト<10月10日(金)発売>
本当に2025年秋は、アラフォー世代にぴったりのデパコスブランドが続々とベーシックスキンケアを更新。目移り必至ですが、皆さまが運命の1本に出合えることを祈っています!
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