人口は1億43万人で、広東省に次ぐ全国第2位。
GDPは10兆3197億元で、広東省、江蘇省に次ぐ全国第3位。これはなんと、トルコと同規模です。
(データはすべて2025年現在。出典:駐青島日本国総領事館)
山東省は、経済・農業・工業・人口・資源・文化、すべての分野で秀でているけれど、逆に目玉の産業がないのでブランド力に乏しく、目立たない存在らしい(そういう人、いるよね)
聖なる山・泰山を有し、中華文明発祥の源・黄河が渤海に注ぎ込む地点があるのも、山東省。中国思想の大家、孔子と孟子を輩出したのも、山東省。
しかも石油も産出している(盛りだくさんすぎ!)
もちろん(?)ビール生産量・消費量ともに、山東省が全国第1位。
農産物の輸出額も長年全国第1位をキープしていて、日本にも加工品を多く輸出しているらしい。ほとんどが業務用で、私たち消費者が手にする製品には原産地が表示されないので気づきませんが、たとえばコンビニ弁当やホテルのバイキングの食材に使われてもいるし、牛丼チェーンの紅生姜や回転寿司のガリ、外食チェーンのニンニクやショウガは、大部分が山東省産であろうとのこと。
そんなわけで農水産物が豊かな山東省ですが、もっとも有名な特産品は、ネギ。
一番特徴的だったのは、先ほどネギを巻いていた「煎餅(チェンビン)」。わずかにモッチリした薄い生地で、トウモロコシやキビが入ることもあり、お店によって風味が異なります。
日本では手に入りにくそうですが、揚げ春巻きの皮を生のまま食べるのが、一番似ている気がする。
山東料理は古代の国名である「魯国」に由来して、俗に「魯菜」と呼ばれています。明清時代はここ山東省から多くの料理人が都・北京に出稼ぎに行ったため、魯菜が北京の宮廷料理のベースになったのだとか。甘くてこってりした上海の料理とはまったく違い、たしかに北京で食べたような、塩と醤油ベースのキリッとした味わいでした。
せっかくなので、今回お世話になったレストランを列記しますね(店名クリックで百度地図に飛びます)

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