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ひとり遊びが得意な会社員。韓国料理を求めて新大久保に出没しています。

My favorites:趣味 = バレエ、旅行、食べ歩き、ダイエット 好き = 猫、タイ料理、マカオ 得意 = 韓国語

身長:167cm


【山東省旅行】書聖・王羲之の生家で見つけた、我ながら会心のお土産

中国史はさっぱり覚えられませんが、王羲之(おう・ぎし)は世界史の教科書で見た記憶があります。あの頃は、昔の中国人の名前を暗記して何の役に立つわけ?と思ってたけれど、こうやって旅行に来たら「あー、いたいた!」って思えるから、中年の筋肉痛と学生時代の勉強は後からじわじわ効いてくる。
というわけで、山東省・臨沂市には、書を芸術の域に高めたことで“書聖”と称えられる王羲之の生家があります。
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王羲之故居
王羲之は4世紀、東晋の貴族官僚。同じ頃の日本は弥生時代から古墳時代への移行期で、王羲之のたった半世紀ほど前に生きていたとされるのがあの卑弥呼なので、相当大昔の人物ですね。
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303年頃にここで生まれた王羲之は、4歳から書の練習を始めました。墨に染まった筆と硯を、何度も何度も洗ったせいで、家の池が真っ黒に染まってしまったそうです。って、池の生態系が心配になるわ……。
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その池は、洗硯池と呼ばれるようになりました。
ここ【王羲之故居】は広い公園になっていて、中に建物が点在しています。
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緑の中を散策。
王羲之はなぜかガチョウを愛し、その姿形や動きから、筆運びのインスピレーションを得たそうです。
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ガチョウと交信する王羲之少年。
というわけで、王羲之生家の池では、前世で徳を積んだガチョウたちがのびのびとくつろいでいます。
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ガチョウのバレエ。
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ガチョウを表す「鵞」は王羲之の字で、「池」は息子の王献之の字。
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中央が王羲之、右が息子の王献之、左が孫の智永。全員書家として活躍しました。
王羲之がどれほど書の練習に一生懸命だったかを伝えるエピソードがあります。曰く――
ある日、書斎で一心に書を練習している王羲之少年に、お手伝いさんが大好物の饅頭とニンニクだれを運んできてくれました。しばらくしてからお手伝いさんが書斎を覗くと、王羲之が口の周りを真っ黒にしていました。王羲之は書の練習に没頭するあまり、ニンニクだれと間違えて、饅頭を墨につけて食べていたんだとさ。
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気づこうよ。
実は、王羲之の直筆は現存していません。時代が古すぎて、というのもあるけれど、一説には唐の太宗 (598〜649年)が王羲之の書を異様に愛好して2290枚もコレクションしたあげく、自分の死後に一緒に埋葬してしまったのだそうです。

なので現在、王羲之の字と伝わるものは、後世の書家たちによる模写。それでもなお1700年間も「書聖」と称えられてきたのだから、その影響力の大きさは凄まじいものがあります。
生家の広場には、王羲之の最高傑作とされる『蘭亭序』の巨大な碑が建っていますが、よく見ると、左の方に塗りつぶしがあります。
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王羲之はこの『蘭亭序』を宴会中にお酒を飲みながら書いたため、つい書き間違えてしまってグチャグチャと消したそうです。シラフに戻って書き直そうとしたけれど、酔っ払っているときの出来栄えが一番良かったので、結局それを採用したのだとか。

王羲之先生、意外にゆるいですねー。
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「墨」のように書にまつわる漢字が多くて、書道の聖地に来た実感が湧く。
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有名な書家たちが王羲之をリスペクトして書いた書が並びます。
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こちらは、王羲之と王献之の字を彫った石。子どもたちが上から筆でなぞって、字の練習をするんだそうです。
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「琅邪書院」も王羲之の字。別々の資料から一文字ずつ取ってきて組み合わせたのだとか。
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琅邪書院の前は、字を書いた紙を乾かす場所。朝の光の中で地元の人たちが太極拳に励んでいました。
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突然のメルヘン。
敷地内には、美しいお寺もあります。
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そのお寺の前で、こーんな可愛い子が遊んでくれました。
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撫でて、と自分から寄ってきた。
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健康で幸せに生きるんだぞ。
ところで親友の趣味が書道なので、王羲之故居のミュージアムショップがあればお土産を買いたいと思っていたのですが、見つからず(敷地内のどこかにはあるらしい)。
困った私の目に止まったのが、地面で字を練習していたおじさん。水を含んだ筆型のスポンジから、スルスルスル……と、魔法のように字が生まれていきます。
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流麗な字に、一同ため息。
こーれーだぁーーー!!!
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1本5元(115円)。柄に模様がついたのは10元(230円)
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黒地に金の模様が付いた渋い一本を購入。
書の神様・王羲之の生家前で売っている巨大筆なんて、書道が趣味の友達へのお土産として、これ以上にふさわしいものがあるだろうか!
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イメージトレーニング。
なんとかスーツケースに押し込んで帰国し、さっそく先日プレゼントしました。
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普通の筆とあまり変わらない感触で留めや払いができる。
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もう一人の友達は、そのとき焼いていたバーベキューの具材を書いてくれた。
私もやってみたのですが、最初は力が入っちゃってなかなか難しい。でも慣れてくると、筆の先でサラサラと書けるようになりました。字を大きく書きすぎないのがコツみたい。
水だからすぐに消えてしまうけれど、その儚さも含めて楽しい。しかも地面が乾けば何度でも書けるから、サステナブル!
こりゃあ、かなりおもしろいぞー!自分にも買ってきたらよかったなあ、とちょっとだけ後悔しています。
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おじさんに倣って、目指せ、21世紀の王羲之!

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