雰囲気の美しさを生み出す、2つの形容詞
撮影/John Chan スタイリスト/郡山雅代
さぁ、「カワイイか、カッコいいか」、どちらかに決めると、ファッションにおける服選びはもちろん、髪型の決定でもとてもラクになる。それにメイクの仕方も、キモとなるアイテムがそれぞれ違うから、きっとメイクも上手になる。カワイイを目指す人は、やはりチークを上手に選んで、ふんわりした紅潮頰を作って欲しいから、コフレドールのスマイルアップチークスを。カッコいいを目指す人は、コントゥアリングアイテムで陰影をメイクして、メリハリがある引き締まった顔立ちを作って欲しいから、ルナソルコントゥアリングスティックを。また、クレ・ド・ポー ボーテのレオスールデクラのようなハイライトおしろいの入れ方も、カワイイを目指すなら、こめかみからこめかみへ横に太い帯を入れるようにメイクしたいし、カッコいいを目指すなら、こめかみから顎先へと縦の太い帯を入れるようにメイクする。どちらかに決めた瞬間から、自分を作るのが、楽しくて楽しくて仕方がなくなるはず。それもまた年齢感を消して雰囲気美人になる、絶対の決め手となるのである。
(Marisol 2018年5月号)
美容ジャーナリスト、エッセイスト。美容やファッションの潮流に社会的な視点を加え、美しくありたいと願うアラフォーの未来を照らす。新刊『されど“男”は愛おしい』(講談社)をはじめ、著書多数