前よりも自分のニオイを感じたら・・・アラフォーからのニオイ対策、教えます

2018年5月17日
加齢と密接な関係にあるニオイの変化は、いわばアラフォーに訪れる宿命。アラフォーのニオイの原因や体、ワキ、デリケートゾーンのニオイ対策をプロが解説!

☆お話をうかがったのは…

芳賀理佳さん

ライオンヘルスケアマイスター快適生活研究所所属の主任研究員。心地いい暮らしへのヒントが満載のHPも。

アヴェニューウィメンズクリニック 院長 福山千代子先生

日本産科婦人科学会専門医。陰部のニオイ等デリケートな悩みも相談しやすい女医。   

五味クリニック院長 五味常明先生

医学博士。体臭多汗研究所所長。テレビなどでも注目されるニオイの第一人者。

【1】アラフォーになって自分のニオイが気になりだす理由とは?

どこからニオうのか、どんなニオイがするのかetc.。変わりゆく40歳前後の女性特有のニオイの原因を、3人のプロフェッショナルが解説。

迫り来る更年期とニオイの変化は、リンクしていた!

やはり、最大の原因はホルモン変化。

「40歳前後になると総体的に女性ホルモンが減ってきて、男性ホルモンが優位になってきます。女性ホルモンには汗や皮脂を抑える作用、男性ホルモンには汗や皮脂腺の分泌を盛んにする傾向があるため、まず、汗が増える。汗の原料は血液です。汗腺が血管から血液をくみ取って、汗として排出します。その際、塩分やミネラルなど体に必要な成分を血液中に再吸収する、汗腺のろ過機能がきちんと働いていれば、水のようないい汗になります。しかし、この機能は加齢によって低下し、働きが悪くなるため、血液中に毒素などの成分が残って濃度の濃い悪い汗、ニオイのする汗になるんです」(五味先生)

ここに絡むのが、ニオイの一因となる活性酸素の増加。その発生を抑制していた女性ホルモンが減ることに加え、

「多忙な現代女性がため込みがちな疲労やストレスも、活性酸素を増やします。同時に皮脂が酸化されやすくなって、加齢臭の大きな原因とされている物質が発生。汗がベタベタしてきたり、ニオイが気になりやすく」(芳賀さん)

負の連鎖は、デリケートゾーンにも。

「女性ホルモンのエストロゲンが低下してくると、膣の中の血流が悪くなり、運ばれていた栄養が行きにくく。膣の粘膜のターンオーバー機能が下がるので、若いころにはあった膣の中の自浄作用が落ちてしまい、ニオイの原因になる菌が入りやすい状態に」(福山先生)

つまり、あちこちニオイがちになるという恐怖。トドメに、衝撃のひと言。

「男性とは逆に加齢で男性ホルモンが優位になる女性は、いわゆる加齢臭が年々強くなっていきます」(五味先生)

【2】こんな生活習慣、思い当たりませんか?

□運動不足である        □便秘がちである
□汗をかきにくい        □疲れがたまりやすい
□ストレスを感じている     □水分をあまりとらない
□肉類を食べることが多い    □お風呂はシャワーが多い
□オリモノシートを常用している □半乾きの髪で寝ることがある


当てはまるものが多い人はニオイ危機の可能性大!

ニオイが気になる人はこんなアイテムもおすすめ

汗臭、ミドル脂臭、加齢臭が測定できる"体臭計"。解決策もわかる。KunKun body¥27,778/コニカミノルタ

【3】気になる「体」のニオイを防ぐ対処法3選

加齢は止められないけれど、ニオイの加齢化を食い止めることは、もちろん可能!全身スキのない対策法でニオイを封じ込め、くささに悩む自分と決別しよう。

ニオイ多発の元凶となる皮脂と酸化を、体の内外から防ぐ

全身もれなく清潔にすることは大前提。

特に「皮脂が多い場所はニオイが発生しやすいので、見逃しがちな背中や胸もとも忘れずに。また、便秘なども体内に悪臭物質を作る原因になります。年齢とともに鈍る腸の働きに対しては整腸作用のある食品、酸化によるニオイ物質を防ぐには、抗酸化効果のある食品で体内からも予防しましょう」(芳賀さん)

【対処法①】

抗酸化効果のある食事で老化の進行を抑えて、若くニオわない体に

全身のニオイ改善に有効なのは「肉などの動物性タンパク質を控えて、善玉菌が増える腸内環境に整えること。さらに、疲れに働くクエン酸をとるなど、ニオイのもととなる活性酸素を増やさない食事を」(五味先生)

意識して摂取すべき栄養素は……
★ビタミンC    ★ビタミンE
★ポリフェノール ★クエン酸
★食物繊維    ★乳酸菌
★オリゴ糖 など

【対処法②】

高機能ボディソープで、オトナのニオイを丸洗い!

選ぶべきは、加齢臭系のオトナの悩みに対応するアイテム。「ニオイの元となる皮脂や汚れをしっかり落とすことが大切」(芳賀さん)消臭効果があるものなどのほか、石けん成分配合ボディソープもお役立ち。

(右から)強力な消臭効果を発揮する、カキタンニン配合。体の96%以上のニオイをカット。薬用ハーバルデオドラントボディソープ 500㎖¥1,800/ドクターシーラボ 石けん成分で汚れはしっかり落とし、しっとりもっちりの洗いあがり。ハダカラボディソープ ピュアローズの香り 500㎖¥800(編集部調べ)/ライオン 年齢とともに減る、体の香り成分・ラクトンをサポート。若いころのような甘くいい匂いへ。デオコ 薬用ボディクレンズ 350㎖¥1,000(編集部調べ)/ロート製薬 抗菌力の高い銀イオンを筆頭に、選りすぐりの成分をブレンド。男性の体臭や加齢臭用に開発した、女性のニオイにも効果絶大の新作。グラン テック 5.0 300㎖¥3,980(編集部調べ)/アジカ

【対処法③】

汗腺トレーニングも有効!

「43~44℃のお湯を、1/3~1/4の高さに張った浴槽の中に、バスチェアを置いて座り、前かがみになって膝下と肘下を10~15分つけてみて。毎日続けることで、全身の休眠していた汗腺が働きやすくなります」(五味先生)

【4】 ワキ、デリケートゾーンのニオイ対策

■ワキのニオイ対策

デオドラント剤を活用し、〝気にしすぎてもくさくなる〞ワキ汗完封

40歳前後になると「更年期の影響で、部分的に汗をかきやすくなる」と五味先生。なかでもワキ汗は"精神性発汗"も問題。「汗をかくのではという不安を抱くと無意識に緊張状態になり、発汗中枢がそのセンサーを感じ取ってニオイ成分を含んだ汗をどっと出してしまいます」。きちんと防いで自信をもとう!

■ワキのニオイ対策のおすすめアイテム

汗をかきやすいワキは、常に清潔第一で。「汗を抑えるには制汗剤を。もし、汗が出てしまったら、ボディ用のシートでしっかりふき取りましょう」(芳賀さん)。ちなみにこの方法、ワキだけでなく胸もとや首まわりもぬかりなく。

右)汗、ニオイ、ベタつきをしっかりふき取る。爽感さっぱりシャワーシート ノンパウダータイプシトラスフローラルの香り 36枚 (オープン価格)/ライオン 

左)汗の出口にフタをして汗をロック。Ban 汗ブロックロールオン 無香性(医薬部外品)40㎖(オープン価格)/ライオン 
右)タオル級の大判で、まるでシャワー後のような爽快感。シーブリーズ ボディシート(L)シャイニーベルガモット 30枚入り (オープン価格)/資生堂

左)ワキ汗を抑えて、ニオイ菌を集中殺菌。エージーデオ24 デオドラントロールオン EX(医薬部外品)40㎖(オープン価格)/資生堂
撮影/国府 泰(物) イラストレーション/小迎裕美子 佐藤由実(藤村デザイン事務所) 取材・文/橋本日登美 構成/原 千乃

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