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いよいよあなたの生活に 居座り始めた「老眼」。 煩わされない方法は…?

老眼は加齢とともに誰にでも現れるものだから、これからを快適に過ごせる方法を見つけるべき。さまざまな選択肢がある今、もう老眼に悩まない!?
「最近、小さな文字が読みにくい」「目がかすむ」。もしかして、これがROGAN(老眼)というもの? 誰にでも訪れるROGANにおびえる前に、まずはその真実を知って、仲よく快適に過ごす方法を見つけていきましょう。

☆私が答えます!

眼科専門 医荒井宏幸先生

クイーンズアイクリニック院長。医学博士。最先端の近視矯正手術、 白内障手術、レーシックの第一人者。近著に『「よく見える目」をあきらめない』(講談社)

いよいよあなたの生活に 居座り始めた「老眼」。 煩わされない方法は…?_1_1

老眼は今や治療できる時代に!本格的な老眼の症状を感じ始めたら? 

「初期の老眼の兆しが現れたら、その症状に抗あらがわず、適切なメガネを使って。遠近両用のコンタクトレンズにチャレンジしても」と荒井先生。

ただ、ひと口に老眼と言っても、その進行具合や近視、遠視、乱視、白内障の有無などによって最適な治療も異なってくる。

「老眼と白内障は水晶体の劣化=老化によって起こる、誰もが避けられないもの。劣化した水晶体を元通りにすることはできませんが、最新の老眼治療ではメガネをかけなくても視力を回復させることが可能に。現在、老眼の治療技術はますます進化しているので、自分の目の状態、ライフスタイルに合った治療を選んで快適な日々を過ごしてください」

1)自分の目に合った老眼鏡を大至急!

一般に老眼鏡と呼ばれているメガネレンズは、1 枚のレンズで遠く、中間、近く、と度数が変化し、境目もない累進レンズが主流に。パソコン作業が多い、運転をよくするなど、仕事や趣味、生活パターンに合わせて、より詳細にカスタマイズできるように。今の自分に最適なメガネを手に入れれば、老眼の症状を緩和してくれるはず。

【累進レンズの主なタイプと特徴】

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    ●遠方の視野が広く、近くは左右の視野が狭い。パソコン画面などの中距離に弱いけれど、車の運転には向く。

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    ●中間部を重視し、料理や家事などに向いている。遠近両用より手前の視野が広いので、室内使用に最適。

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    ●近くの視野が広く、奥行きのある見え方。パソコン画面と資料を交互に見るデスクワークなどに向いている。

★「トータルアイ検査」で 最適なメガネをセレクト
そろそろ老眼鏡を作らなきゃ、と思っているなら、メガネスーパーの「トータルアイ検査」を。視力はもちろん、ピントを合わせる力や現在の目の状態、ライフスタイルと目の環境など最大40項目以上のチェック項目から"眼年齢"などを導き出し、適切なメガネを作ることができる。

メガネスーパー「トータルアイ検査」¥1,080 

tel)70120-209-060 

https://www.meganesuper.co.jp



2)サプリで内側からも目に栄養を!

日中、長時間にわたって目の疲れを感じたら、すぐにクールダウン。筋肉が固まる時はリン酸がたまって熱をもっているので、冷却グッズや冷たいおしぼりなどを1 〜2 分、目に当てて。夜はホットマスクでリラックス。蒸気が出るタイプはドライアイ対策にも。
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    ●目の黄斑部に多く存在するルテインをたっぷり配合。ルテイン プロ 62粒入り¥3,990(税込価格)/わかさ生活 

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    ●ビルベリー由来のアントシアニンで、目の疲労感を緩和。ブルーベリーアイ プロ 62粒入り¥4,990(税込価格)/わかさ生活 



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    ●ルテイン、アスタキサンチンなどを配合し、ピント調節をサ ポート。えんきん 30日分¥2,000/ファンケル 

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    ●ビルベリー、天然ルテイン、アスタキサンチンなど、パワフルな抗酸化効果でクリアな視界に。めなり 60粒入り¥3,980/さくらの森

3)最新医療でできること

現在、老眼の治療にはさまざまな方法があるが、大きく分類すると、レーシック、角膜内インレイ、眼内レンズの3 つに分けられる。レーシックは角膜にレーザーを照射し、視力を矯正する治療法。角膜内インレイは、角膜に薄いリングやレンズを装着して老眼を矯正。この2 つは初期の老眼に向いている。眼内レンズを使った治療は、劣化した水晶体を人工のレンズに取り換えることで、視力を回復させ白内障も治せる画期的な治療法。

★多焦点眼内レンズ
加齢で硬くなった水晶体の代わりに眼内レンズという人工水晶体を入れる手術。遠近両用の焦点をもつ(多焦点)人工水晶体を入れるので、手もとも遠くも見えるようになり、同時に白内障も治る。この手術は、対処療法と違い、生涯にわたってその有効性が保たれる。


★角膜内インレイ
角膜の中に極薄の黒いリングなどを装着する。小さな穴を通し目に入る光が細くなると、ピントの合う距離が長くなる"ピンホール効果"を応用し、遠くも近くもピントが合うように。利き目でない目だけに施すのが基本。ただし現在国内ではあまり行われていない。


モノビジョン(レーシック)
モノビジョン・レーシックは、 片目は遠くに、もう一方の目は近くにピントを合わせ、あえて左右の目の視力に差をつける治療。大人の場合、少しの視力の差なら脳が順応し、左右の目で遠近を見る役割を分担。その結果、遠くも近くも見えるようになる。

【Marisol 7月号2018年掲載】イラストレーション/白ふくろう舎 佐藤由実(藤村デザイン事務所) 取材・文/寺田奈巳 構成/原 千乃 資料協力/メガネスーパー

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