☆私が解説します!
目黒西口クリニック院長 南雲久美子先生
東洋医学と西洋医学の両面から診療にあたる。冷え症など女性に多い不調に強い。著書は『冷え症・貧血・低血圧』(主婦の友社)など
冷やしてはいけない部分を知って効率よく冷え対策を
外からの冷えを防ぐポイントは、 冷房の中での冷え対策。
「体の中で特に冷やしてはいけない場所が、首の後ろ、おなか、足首です。首の後ろには太い血管が多数走っていて、冷えると体に冷たい血液がめぐり全身が冷えます。冷えのぼせになりやすいアラフォーは、つい首まわりを出して冷やしがちですが、ストールを巻くなどして対策を。また、おなかは子宮や膀胱などの大切な臓器がある部分なので冷やしてはいけません。おなかが冷えやすい服は避けましょう。また足首も冷えると全身の血流が悪くなりやすい部分ですが、エアコンの冷気は下に行くので床近くは部屋の設定温度より低くなりやすく、足首は冷えが慢性化しやすい部分。レッグウォーマーなどで冷え予防を」
ただし、冷え対策は必ずしも毎日する必要はないとか。
「冷え対策は常にするのが理想的ですが、特に冷やしてはいけないのが生理前と排卵日。最低限この時だけはしっかりと冷え対策を」
■冷やしてはいけないのはここ!
☆首の後ろ
首の後ろには太い血管が走り、ここが冷えると全身が冷えやすくなる。 また、東洋医学では首の後ろには風 邪のツボがあり、冷えると風邪をひきやすいとも言われている。冷房の中ではストールなどを巻いて対策を。
☆おなか
子宮や卵巣、膀胱など、大事な臓器が集まる部分。おなかが冷えると 臓器の機能が低下し、 さまざまな不調の原因 に。ローライズのボトムなどおなかが出やす い服は避けて。冷えが深刻な人は夏用の薄手の腹巻きの着用も◎。
☆足首
エアコンの冷気で冷えやすい足首。冷えのぼせのアラフォーは足指の間に汗をかきやすく、靴下は不快に感じることもあるので、レッグ ウォーマーで足首をカバーするのもおすすめ。
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