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「仕事帰りの運動も休日の朝の運動もおすすめしません」!? 正しい脳疲労解消術【運動編】

【キレイになる活】体力をつけるため運動している人も多いと思うけれど、種類ややり方によっては逆に疲れを招いている場合も。疲れをためない運動とは?
毎日ちゃんと寝ているはずなのに、最近、疲れがとれなくなってきた……と感じているマリソル世代の女性は多いはず。でも“年齢的にしょうがない”とあきらめるべからず。ちょっとしたコツさえ知っておけば、疲れは効率よく解消が可能。疲れないための簡単メソッドを実践して元気な心と体を取り戻して!

☆私が答えます!

医学博士 梶本修身先生

医学博士 梶本修身先生

大阪市立大学大学院医学研究科疲労医学講座特任教授。東京疲労・睡眠クリニック院長。『すべての疲労は脳が原因』(集英社新書)ほか著書多数

■正しい脳疲労解消術【運動編】

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毎日すると疲れのもと。週1~2回ウォーキングする程度に
「運動は筋肉維持のためにしたほうがいいですが毎日するのはNG。特に首都圏に住む人などは通勤時の徒歩が適度な運動になっていますし、疲れている日に運動をしたら疲れがひどくなるだけ。また、激しい運動は活性酸素が生じ、体も脳も疲労します。週1〜2回軽いウォーキングをする程度で十分です」

階段を上ると活性酸素が発生。 エスカレーターを使ってOK
「足腰を鍛えるために階段を上るほうがいいと言われますが、階段を上ると活性酸素が発生し、疲れも老化も加速させます。運動は日常生活でしっかり歩くことやウォーキング程度で十分。エスカレーターを使うのがおすすめ」

早朝の運動は自律神経を乱し 疲れや心筋梗塞なども招きやすくNG
「早朝は運動を最もしてはいけない時間帯です。早朝のまだ自律神経が目覚めていない時に、朝の冷たい外気に体をさらして散歩すると自律神経が乱れて疲れを招き、心筋梗塞などの原因にも。するなら夕方に」

仕事帰りの運動も休日の朝の運動もおすすめしません
「これはどちらもおすすめしません。仕事で自律神経に負担がかかった後に運動をしたら疲れを倍増させます。また、朝は自律神経が十分に目覚めておらず運動すると心拍などをうまく調整できず心筋梗塞などのもとにも。特に休日の早朝は前日の疲れも残っています。運動は疲れた日や早朝は避けて」

疲れがとれやすいストレッチのほうがおすすめ
「運動をすると体内に疲労因子(FF)という物質が現れ、同時に疲労回復因子(FR)も出現します。ストレッチのような軽い運動だとFFは数時間で減り、FRが優位になるため疲れがとれます。ランニングのような負荷が大きい運動だとFFが増え続け、FRの働きが追いつかず疲れることに。ストレッチのほうが◎」

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脚など下半身を動かして血流をよくし、疲労物質の排泄の促進を
「疲労物質の代謝を促すには血液やリンパの流れをよくすることが大切ですが、重力により特に脚の循環は滞りがち。下半身の血液は脚の筋肉がポンプのように働いて押し流されるため、下半身をよく動かして脚の筋肉を鍛えるのがおすすめ」

今すぐできる!
血流アップ簡単エクササイズ

1.長時間同じ姿勢を続けた時などにいいのがこのエクササイズ。まず脚を肩幅くらいに開いて壁に両手をつく。この時、ふくらはぎが心地よく伸びていることを意識。

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2.右脚を曲げ、膝が直角になる高さまで引き上げる。

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3.そのまま右脚を後ろに伸ばし、そけい部をぐーっと伸ばす。この1〜3を10回、左脚も同様に。

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☆次回UPは1月13日。脳疲労改善のための具体的な方法【睡眠・入浴編】

【Marisol 12月号2018年掲載】撮影/天日恵美子 ヘア&メイク/森野友香子(Perle Management) スタイリスト/程野祐子 イラストレーション/佐藤由実(藤村雅史デザイン事務所) 取材・文/和田美穂

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