「早口の女」と「ゆっくり話す女」。 話し方が、そのまま女の人生!

2016年12月26日
本誌で好評連載中の、美容ジャーナリスト・齋藤 薫さんから悩める40歳へおくる、美と人生への処方箋。今回は、〝喋り方”について。

早口で話すか、ゆっくり話すか、たったそれだけのことで印象はかわる

「喋らなければ、美人なのにね」
 よく耳にするフレーズだけれど、これは褒め言葉か否か、一体どちらだろう。
 言われた方は、まんざらではない。私って、それでも美人なんだ! と、強引に思うこともできるから。確かに言った方も、素直に相手を褒められずに〝照れ隠し”にそう言ってみることもあるのかもしれないが、大前提として〝喋り方ひとつ”で、美人はいとも簡単に台無しになることを、それは示している。実際どんな美形も、がさつな喋り方、ガラガラした声を耳にした途端、美人に見えなくなる。人間は情報の8割を視覚からとっていると言われ、聴覚は15%ほどに過ぎないのに、不思議だ。それは、情報量の問題ではなく、喋り方と声がよりその人の本質を表しているからで、言うならば内面そのもの。とりわけ人にとって何より大切かもしれない〝品性”と言うものを一瞬で図るバロメーターだからなのだ。
 逆にそのくらい自分自身だから、喋り方と声は、昔から自分の顔にある小さなホクロみたいに、忘れてしまうくらい当たり前のものになっている。だからこそ、知らぬ間に大きな損をしている人って、少なくないのかもしれない。別に、がさつな喋り方じゃなくても、自覚なく〝異様に早口”になっていたりすることで、損をしていることが。
 そう、早口で話すか、ゆっくり話すか、たったそれだけのことが、自分の印象の多くを決めているとしたらどうだろう。とても単純に、早く話す女はどうしても自己主張が強く、自信家で強気に見えがちである。人より多くのことを話したいから早くなり、人より強引だから早くなる……そういう法則が成り立ってしまうからである。逆にこんな人もいる。人一倍、か細い声で、弱々しく、ゆっくり喋る人。だから長い間その人は、おとなしくて穏やかで自信がない人だとばかり思っていたのに、実は全く逆であったと言う事実。たまたまそういう本質を知ることになっても、喋り方が同じである限り、どうしても最初の印象が消えない。自分にとってはやっぱり〝おとなしくて、穏やかで、自信がない人”なのだ。そのぐらい喋り方って、人の揺るぎないイメージを濃厚に作り上げているのである。

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