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いよいよ、白塗りだって許される時代、白肌美人になってあなたは一体何をする?【齋藤 薫エッセイ】

本誌で好評連載中の、美容ジャーナリスト・齋藤 薫さんから悩める40歳へおくる、美と人生への処方箋。今回は、「女性が憧れる白肌」について。

昔に比べて明度と透明度が飛躍的に高まっている日本女性の肌

いよいよ、白塗りだって許される時代、白肌美人になってあなたは一体何をする?【齋藤 薫エッセイ】_1_1
 今、日本にやってくる外国人モデルは、北欧にウクライナ、ロシアなど、北の方の人たちばかり。かつては、外国人モデルと言えばアメリカにブラジル、フランスからやってくるのが常識だったが、今やほとんど見かけない。その分布図がすっかり様変わりしてしまっている。ひとえに、北欧系の人たちが持つ透明白肌への憧れがそこに反映されているのだろう。

 もちろん、北欧系モデルは肌だけでなく、顔立ちそのものも端正で比較的こぢんまりしているのが特徴。日本人好みの顔立ちといってもいいが、圧巻はやはりその抜けるように白い肌。女の肌は風土が作ると言うけれど、まさしく日照時間が少なく気温が低く、しかし湿度が高めの気候が透明感と白さを作るのだろう。

 実は日本女性の肌も、昔に比べて明度と透明度が飛躍的に高まっているという。言うまでもなくUVケアの徹底、保湿や美白の徹底が、功を奏しているのだろうが、日本人にとって白肌は永遠の願望。さらなる白さ、さらなる透明感を求めて、北欧女性の肌を目指しているとも言える。そのくらい日本女性の白肌への憧れは揺るがないものなのだ。

 ところが、日本の美容界には以前から妙なルールがあり、ファンデを買いに行って、自分の肌より明るい色を選ぼうとすると販売スタッフに強硬に阻止されたりする。お客様の肌色はこちらでございますと、もっと暗い色を勧めてくる。これ自分の肌より暗いんじゃないかと思うくらいに思い切って暗い色を。まるで白肌を作ろうとすることが罪であるかのように扱われることが少なくないのだ。

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