2019年10月5日

カロリー控えめでも大満足！しらたきの真砂炒め【平野由希子のおつまみレシピ #65】

9月は純米酒に合うおつまみレシピを3回に分けてご紹介。3回目はしらたきの真砂炒め

【今月のお酒】純米酒

（右）白糸酒造　田中六五

（左）油長酒造　ALPHA 風の森 TYPE １

（右）1855年創業。蔵元のある福岡県糸島市は山田錦の一大産地で、地元産山田錦を100％使用。「ハネ木搾り」という木と石を使った昔ながらの手法でもろみを搾る。ぶどうを思わせるようなさわやかで柔らかな香り、凝縮された米のうま味とそれをまとめる酸が調和した食中酒。アルコール分15度、精米歩合65％。720㎖￥1,440（希望小売価格）／白糸酒造　

（左）1719年創業。日本清酒発祥の地といわれる奈良。その盆地の南端の御所市にある。奈良県産契約栽培米、秋津穂を使用。仕込み水は金剛葛城山系深層地下水。無濾過、生原酒。アルコール度数を低くしながらも、味わいのボリューム感、果実感を損なわないように醸造。アルコール分14度、精米歩合65％。720㎖￥1,150（希望小売価格）／油長酒造

「純米酒を飲みたいけれど、おなかにたまらないおつまみがいいな、と思ったらこれがおすすめ！　しらたきもたらこも日本酒によく合う食材で、それを真砂炒めにしました。魚卵で和える料理を真砂和えといいますが、ここではそれを炒めものに。たらこのプチプチした食感としらたきのぷるんとした歯ざわりに、しし唐の青い香りがアクセントです。たらこの代わりに明太子やカラスミパウダーでもOK」

【レシピ】しらたきの真砂炒め

【材料】（2人分）
しらたき　１袋（200g）
たらこ　ひと腹（80g）
しし唐辛子　６本
酒　大さじ１
塩　少々
太白ごま油（またはサラダ油）　大さじ１

【作り方】

1.しらたきは水からゆで、沸騰してからさらに２分ほどゆで、湯をきってざく切りにする。たらこは薄皮から出し、酒と混ぜ合わせておく。しし唐は小口切りにする。

2.フライパンにしらたきを入れて２分ほどから炒りし、太白ごま油としし唐を加えて炒める。色鮮やかになったら、①のたらこを加えて炒め合わせ、塩少々で味をととのえる。

【Point】

最初、ゆでたしらたきをフライパンでから炒りして、水分をとばす。こうしておくと、次に加える調味料の味がしっかりと中に入る。

次回は10月19日（土）19時半更新予定。お楽しみに。

平野由希子
料理研究家、日本ソムリエ協会認定ソムリエ、フランス農事功労章シュヴァリエを叙勲。ワインバー「8 huit.」オーナー。フレンチをベースにしたおしゃれな料理とワインのペアリングを学ぶ、少人数制の料理教室「cuisine et vin」を主宰。詳細はホームページで。（https://www.yukikohirano.com/）　近著に「ソムリエ料理家のワインを飲む日のレシピ帖」（KADOKAWA）。