疲れて見える、少し老けた印象になったなど、顔立ちが変わり始めるアラフォー世代。その原因はズバリ"目の下"! シワが増えたり、たるみが出現したり、くぼんできたりと、見た目印象を左右するエイジングが出現しているのだ。しかも皮膚だけでなく、筋肉などその奥の老化もお疲れ印象を助長している。そこで今、起こっている現象を知り、どんな対策をするべきか、各分野の専門家"目の下コンシェルジュ"のアドバイスをもとに目の下ケアを見直して!
<皮膚、骨、脂肪の エイジングが急激に進行!>
皮膚科医・髙瀬聡子先生が解説!
「ウォブクリニック中目黒」総院長。皮膚科医ならではの視点でアンチエイジング医療を手がけている。
表皮バリア機能の低下
「目のまわりの表皮はほかの部分の¹⁄₄くらいの薄さ。さらにメイクやアイラッシュなどの刺激で炎症が起こりやすい。バリア機能の低下で乾燥が進行します」
真皮にダメージ
「表皮同様、炎症が原因でコラーゲンやエラスチンなどの弾性線維が切れやすく、自分での生成力は年齢とともに落ちています。するとハリの低下が起こります」
脂肪が滑り出てくる
「目のまわりは眼窩の骨があり空洞に。骨、筋肉の衰えから支えきれなくなったやせた脂肪がその空洞から滑り出てきて、目の下のぷっくりやくぼみになります」
骨のやせでくぼみが目立つ
「皮膚だけでなく、その下にある骨もやせてきます。目まわりの皮膚や脂肪、筋肉と骨という層がそれぞれ弱まり、全体のハリ感が失われ目がくぼんだ印象に」
<目まわりの筋肉の衰えがスタート!>
ロート製薬研究員・高木恭子さんが解説!
ロート製薬・基礎研究開発部 再生機能グループリーダー。スキンケア製品の基礎研究に携わっている
まぶたを上げる筋肉が衰え始める
「まぶたを上げる筋肉・ミュラー筋は、こする&引っぱるなどの物理的刺激により筋力が低下。20代から筋肉のもとになる細胞が減少するのがわかっていて、70代までに7 割も減ります」
目の下のたるみは眼輪筋の低下
「目のまわりをドーナツ状に覆っている眼輪筋が、加齢によって弱まります。その影響によって、目の下がたるみ、いわゆるゴルゴラインが発生する一因だと言われています」
<スマホ・PCなど生活習慣が目もと老化を進めています!>
アンチエイジングデザイナー・村木宏衣さんが解説!
美を土台から整える「村木式整筋メソッド」を開発。サロンでは施術体験も。(http://amazingbeauty.jp/)
目を酷使することでの眼輪筋などの緊張、猫背が顔のシワを加速させる!
現代社会に欠かせないPC・スマホですが、目の下のエイジングにとってはかなり悪影響が! まず、ずっと同じ距離で画面を見ることでピントを合わせようとする目まわりの筋肉が緊張し固まり、血流が悪くなります。血流が悪くなると、栄養や水分不足で目まわりの皮膚の老化も進行。また、スマホを見る時の姿勢は下向きで猫背になりやすい。すると前面の筋肉が縮こまり、背面の筋肉は引っぱられる。この姿勢は前面の皮膚にたるみを生み、目の下のシワやたるみを加速させる原因になります!
<目の下の悩みが、メイクで隠しきれなくなっています!>
ヘア&メイクアップアーティスト・広瀬あつこさんが解説!
マリソルなど、多くの女性誌で大人を美しくするメイクテクニックを伝授。美のプロからの支持が厚い
くすみ
「アラフォーになり皮膚がより薄くなってくることで、血行不良の青いくすみ、色素沈着の茶色いくすみの両方が目立つようになっています」
シワ
「目のまわりのシワは、ファンデーションやコンシーラーなどベースメイクで隠そうとするほど粉っぽく見えて、よけいに目立ってしまいます」
黒クマ
「この世代で新たに出てくるのがくぼみによる影である"黒クマ"。骨格による影なのでメイクで隠すのがむずかしく、クマが透けて見えてしまいます」
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