東京国際クリニック歯科院長 清水智幸先生
A.ブラッシング指導を真摯に行っている歯科医院がベスト
「正しいブラッシング方法はきちんと教わらないと身につかないので、ブラッシング指導に力を入れている歯科医院がおすすめです。ブラッシングの指導を熱心に行っている歯科医院はあまり多くはないかもしれませんが、これを真摯に行っているところはいい歯科医院だと思います。除去した歯垢が再びたまり細菌が増殖するのに90日ほどかかるとされているので、3 カ月に1回のペースで定期検診を受けると理想的です」
A.歯科医院に行ってもOKですが、正しいブラッシングで改善可能
「知覚過敏は歯の表面のエネメル質の内側にある象牙質が露出することが原因。強くブラッシングをしていると歯ぐきが下がって象牙質が露出し、知覚過敏になりやすくなります。知覚過敏で歯科医院へ行っても問題ありませんが、正しいブラッシングをすれば治ることが多いので、まずブラッシング法の改善を」
A.専用器具で歯周ポケットの歯垢を除去して治療をします
「歯周病は歯垢を除去すれば改善するので、歯科医院では専用の器具を使って歯周ポケット内の歯垢を取り除きます。これで軽〜中程度の歯周病は治ります。重症の場合は、手術で歯ぐきを切って歯垢を取り除くケースもあります。ただ、いずれにしろ、毎日のブラッシングがきちんとできていなければすぐに再発するので、正しいブラッシングをすることが治療の基本です」
A.歯ぐき移植で治せるけれど歯周病が原因なら困難
「下がった歯ぐきの対策には歯ぐきの移植手術があります。ただ、歯の矯正によって歯ぐきが下がった場合は移植手術で改善しやすいですが、歯周病が原因の場合は歯ぐきが骨とともに下がるため、移植手術でも元の状態には戻せません。移植手術は歯科医院で行っているところがあるので、気になる人は相談を」
A.朝と夜の1日に2回磨けば十分です
「歯磨きは朝晩の1 日2 回で十分です。歯にトラブルを抱えていない人なら2 日に1 回の歯磨きでも、歯垢が歯ぐきに影響を及ぼすことがないという報告があるので、過度に磨く必要はありません。とはいえ口の中がネバつくなどの不快感が出るので、1 日2回磨くのが適度だと思います。口臭が気になるなら、就寝前に舌ブラシで舌の汚れを除去するケアを加えましょう」
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