これをやれば必ずアガる」というマニュアルを体得して、今すぐ"サガり"と戦うべし!
ふと気づくと顔が重力に負けて、もっさり。元のすっきり顔に戻すのはもう無理なの? なんてピンチに"アゲる"マイスター、ヘア&メイクアップアーティストの小田切ヒロさん参上。ケアからメイクまで簡単にできる技で、あなたの顔も心もレスキューします!
☆教えてくれたのは・・・
ヘア&メイクアップアーティスト 小田切ヒロ
☆アラフォーのアガらない現実④
<気持ち的には20代のころと変わってないのに老けてきた。心の若さと容姿の衰えのギャップがしんどい>
★answer
自分がアラフォーであると年齢を自覚して、外見との折り合いをつけて
厳しいようだけど、気持ちが20代と変わっていないのは問題。言い換えれば幼いということなので、そこは改めて、自分はアラフォーであると自覚すべき。もしかすると痛い思い、つらい思いをした経験が少ないのかな? 酸いも甘いも嚙み分けた年代になると心に余裕が出て、「容姿の衰えは仕方ない、じゃあ、どうする?」と前向きに思えるもの。心を成熟させることを考えて。
▼Lesson1、2、3はこちら
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アラフォーからは、“いつでも上向き”がお約束。まずは朝晩のスキンケアで、肌の底力を“アゲ”る
Lesson 1 スキンケアで、肌の「底力」を〝アゲる〞
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「いかに顔に触れずにアゲるか」がカギ。メイク前マッサージでめぐり力を“アゲる”!
Lesson 2 メイク前マッサージで、めぐり力を〝アゲる〞
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光と影、そして質感を強調!ベースメイクで、フェイスラインの印象を“アゲる”
Lesson 3 ベースメイクで、フェイスライン印象を"アゲる”
■Lesson 4 メイクアップで大人の女の美人印象を"アゲる”
メイクの基本は顔の上を重く、下を軽く。ボリュームと色で上に重心を置き、逆三角形シルエットの顔にすれば、全体がアガったムードに。
【ココがキモ!】
★メイクの〝重心〞を上半顔に持ってくる
★眉下、目もと、口もとにコンシーラーでエッジを
★ゆるみ始めた目もとは寒色系でシャープに
1.上がる印象づくりは眉から始める
ペンシルで眉頭の毛を上げるように描く。カーキのパウダーで、眉山→眉じり→眉山と眉頭の間の順に太めに描く。最後に眉の下全体にコンシーラーをブラシで細く入れ、眉をきわだたせる。
上)毛の一本一本を自然に描けるペンシルは毛流れをつけるのにうってつけ。パウダー内蔵。ブロウインクトリオ 03¥3,000(編集部調べ)/SHISEIDO
下)こまやかに引ける、毛の先端が平らなブラシ。ディオール バックステージ アイライナー ブラシ¥3,500/パルファン・クリスチャン・ディオール
存在感のある眉づくりに不可欠なカーキ系。ブレンドしだいで強さをコントロールできる。3D コントロール アイブロウ 01¥6,500/SUQQU
2.寒色系のシャドウでクールに決める
シャドウは膨張しないブルーを選択。目のキワからアイホールまでクレヨンをじか塗りし、指でぼかす。グラデをつけるとバブリーになるので厳禁。
青空を思わせる淡いブルー。のびがよく、密着感が高く、よれずに長持ち。キャビアスティック アイカラー2005¥3,000)/ローラ メルシエ ジャパン
3.ラインは目もとすっきりのネイビー
上のインサイド全体にネイビーのラインを引き、目じり部分を5㎜のばし、目の幅を広げる。のばした箇所の下に、平筆でコンシーラーを入れるとラインが強調される。マスカラもネイビーで。
上)コシのあるフェルトタイプの筆で描きやすい。深みがありながらも沈まないダークブルーは、カラーライン初心者にも。インディストラクティブルアイライナー 04¥3,500/THREE
下)トゥーマッチにならずに、まつ毛を凛と強調する大人のボリュームマスカラ。黒に近い感覚で使えるブルー。エクストラボリューム カラーマスカラ 06¥4,400/アンプリチュード
4.上半顔を引き立てる幅広ふわっとチーク
チークの範囲は目頭から1 ㎝下、小鼻から1 ㎝横を結ぶ線を起点に、横にぼかす。ゴールド→オレンジと重ねて。
ゴールドの上にオレンジをのせると、なじみ度抜群。フレッシュな血色感が。コンスピキュアス チークス 10¥6,800/アンプリチュード
5.エッジのきいたリップラインで口角も上げる
リップはじか塗り。コンシーラーをブラシに取り、唇の下、両口角から1㎝の範囲に細く線を引き、下がりをカバー。
上半顔に視線を集めたいので、口もとは辛口ベージュで抑えめに。ルナソル シームレスマットリップス 08¥3,800/カネボウ化粧品
完成!