語ってくれたのはこの2人!
松村純子
発田美穂
①おしゃれプロが心惹かれるブランドについて対談!
心惹かれるのは女性像が明確なブランド
発田(以下H)ベーシックだともの 足りない、かといってトレンドのような一過性のアイテムには飛びつきたくない。どこで服を買えばいいかわからない、“おしゃれ迷子”に陥っているアラフォーって多いと思う。
松村(以下M)大人ってついつい頭で考えて服を選びがちですよね。
H 思うんだけど、マリソル世代はとてもまじめだから、“似合う似合わない”とか“長く着られる”を第一に考えて買い物をしているんじゃないかな。
M 一方で服が好きな人は、ときめき優先でお買い物していますよね。発田さんなんて特に。
H ええ、いつだってときめきファースト主義です(笑)。
M 私は常々、スタイルやその人らしさって、実はそういう“情熱”で磨かれていく部分が大きいような気がしていて。勢いのあるブランドって、必ず提案したい女性像や物作りへのブレない思いがある。ブランド側の熱量も大きいんですよね。
H なるほど! だからこそ私たちも、そのブランドに情熱を抱くわけね。なんだか熱い話になってきた(笑)。
M はい!(笑) 今回ピックアップされているブランドは、いずれも女性像や服の背景が明確。
H 服そのものはもちろん、ブランドのフィロソフィーに惚れることって確かにある! コンセプトがはっきりしているブランドは、例外なくショップのインテリアも素敵。空間も含めて、さらにその服が好きになっちゃう。
M すべて日本ブランドなのもおもしろいし、すごくリアルですよね。作り手の思いがダイレクトに伝わってくることが大きいのかも。
H なにしろ、服にパワーがあるから、自分が着るだけでなく、モデルが着ているのを見ているだけでもワクワクする!
深く共感して買った服は長く愛用できる
M 今の自分にぴったりくる女性像はもちろんですが、今後、年齢を重ねた時にこういう女性でありたいなという、将来のビジョンみたいなものを見せてくれているブランドにも惹かれます。
H そういうブランドの服って、トレンドが移り変わっても絶対に古くならないんだよね。
M 深く共感して買っているからずっと好きだと思えるし、年齢ごとに着こなしの楽しみが変わるから、結果長く愛用できます。
H 私、おしゃれの冒険には積極的なタイプなんですけど……。
M はい、知ってます(笑)。
H 新しい服に挑戦することでおしゃれの軸が見えてきたり、本当に好きなものがクリアになったりするよね。そうなると服選びがどんどん楽しく、しかもラクになってくる。
M そうなんですよね。“グッとくる気持ち”に素直に従うことで、大人のおしゃれの幅が広がるような気がしています!
②大人に売れてる10大ステディブランド
BRAND: 01
モダンな女らしさはエブールで手に入れる
「人生で多くの経験をし、 多くの精神的進化を遂げて得た、しなやかな自分らしさと芯のある女性がイメージ」(エブールPR・中田諭希子さん)
コートからスタートしたブランドだけあり、メインアイテムのアウターやジャケットなど体のラインが美しく見える服に定評が。ワンピースも毎シーズン人気。
<大人が着映えする上質なレースといえばここ。いいものはいい、と見るたびに心から思います。 From Junko.M>
<ジャケットの素材感と端正なつくりに惚れ惚れ。〝上等な女らしさ〞のさじかげんも絶妙 From Miho.H>
ワンピース¥150,000・ジャケット(共布ベルトつき)¥66,000/ebure ショルダーバッグ¥58,000/八木通商ザンケッティ事業部(ザンケッティ) リング¥155,000/マリハ 伊勢丹新宿本店(マリハ)
BRAND: 02
大人が似合うキレのいいトレンドはカオスで見つかる
「日本の女性は年齢を重ねるごとに、ファッションがコンパクトにまとまりがち。トライすることを忘れず、解放的な気持ちでおしゃれを楽しんでほしいと思います」(ディレクター・櫛部美佐子さん)
女性像はあえて設けず、自身もマリソル世代であるディレクターの肌感覚を生かしたリアルで洗練された大人のための服がそろう。
<着るだけで〝確実にこなれて見えるようにできている〞服。ゆるさも素材感も本当にうまく、旬スタイルに欠かせないブランド From Junko.M>
<カジュアルに着るジャケットの魅力を知ったのはこのブランド。必ず似合うものに出会えると、絶大な信頼を寄せています From Miho.H>
ジャケット¥52,000・パンツ¥32,000・Tシャツ¥8,500(以上カオス)・バッグ¥54,000(ア ヴァケーション)・ブーティ¥110,000(プロエンザ スクーラー)・ネックレス¥15,000(キャッツ)/カオス表参道
BRAND: 03
シンプルで上質、クリーンなカジュアルがかなうイレーヴ
「服が主張しすぎず、着る人の個性を奪うことのない余白のある服を目ざしています」(デザイナー・田口令子さん)
表面的なデザインよりも、シンプルさとクオリティに共感できる服がそろう。信頼できる基本のワードローブならここ。
<決してほっこりしない、 “今のナチュラル感”が魅力。基本的にトラッド好きなので、このベーシックさに惹かれます From Junko.M>
ロングシャツ¥42,000・ニット¥29,000・デニムパンツ¥24,000/アングローバル(イレーヴ) バッグ¥37,000/ヴァジックジャパン(ヴァジック) パンプス¥25,000/ウォッシュ ルミネ横浜店(ファビオ ルスコーニ) ネックレス¥42,000・楕円イヤカフ¥18,000・三連イヤカフ¥19,000/マリハ(マリハ)
BRAND: 04
女らしくて地味にならないベージュならウィム ガゼット
「トレンドに流されず、心地よいと思えるものを大切にする女性に。自分のスタイルに合わせて自然体で着られる、ニュアンスカラーにこだわっています」(ディレクター・若林美緒さん)
コットン、麻、カシミアなど風合いのよい天然素材を使ったニットも人気。
<いつショップに行っても“おしゃれなベージュ”に出会える!むずかしいと思っていたこの色にトライするきっかけをくれました From Miho.H>
ニット¥19,000・キャミソール¥9,500・イージーパンツ¥18,000・サンダル¥38,000(以上ウィムガゼット)・巾着バッグ¥32,000(ミカ デラ ヴァッレ)・ハット¥32,000(ジャネッサ レオネ)・チェーンチョーカー¥67,000(ガブリエラ アルティガス)/ウィム ガゼット青山店
BRAND: 05
媚びない女っぽさがかなうエイトンのスタンダード
「ここにしかない、リアル・スタンダードを提案。男女問わず、それぞれのスタイルで着こなしが楽しめるクロスカテゴリーなラインナップです」(エイトンPRチーム)
"エイトンカラー"と呼ばれる、こっくりとした発色が絶妙なニュアンスカラーの美しさも毎シーズン見逃せない。
<マニッシュなアイテムを女性が着た時の特別感。かっちりしているのに快適な、独特の着心地も魅力です From Junko.M>
シャツ¥39,000・タートルカットソー¥17,000・スカート¥39,000/エイトン青山(エイトン) バッグ¥58,000/ショールーム セッション(カール ドノヒュー) ブーツ¥37,000/ファビオ ルスコーニ ヴィオロ福岡店(ファビオ ルスコーニ) サングラス¥44,000/アイヴァン 7285 トウキョウ(アイヴァン 7285) ピアス¥92,000/マリハ 伊勢丹新宿本店(マリハ)
BRAND: 06
柔らかで美しいニュアンスカラーならオーラリーにおまかせ
「最高品質の素材を使って、"生地のキャラクター"を生かした服作りを意識。エレガントでありながら気負いのない、着る人に寄り添った服を目ざしています」(オーラリープレス・原紘樹さん)
今シーズンのおすすめは、コーディネートが重くなりがちな秋冬にきく軽やかな白系や淡いカラー。まろやかで品のあるトーンが特徴。
<甘くなりすぎないパステルなど、淡い色同士の組み合わせが抜群!このブランドから配色のヒントをもらうこともしばしば From Miho.H>
ジャケット¥59,000・シャツ¥25,000・ニットスカート¥38,000/オーラリー バッグ¥44,000/ヴァジックジャパン(ヴァジック) パンプス¥22,000/ウォッシュ ルミネ横浜店(ファビオ ルスコーニ & ウォッシュ) メガネ¥48,000/アイヴァン 7285 トウキョウ(アイヴァン 7285) バングル¥7,800/ジューシーロック(ジューシーロック)
BRAND: 07
着る人によって魅力が変わるマディソンブルーの包容力
「"HIGH CASUAL=質のよいものをカジュアルに"をコンセプトに、モードにもフィットするアイテムとバランスを厳選。愛着をもって着続けることで、その人らしさが刻まれていくようなスタイルを、洋服を通じて提案しています」(PR・高橋薫さん)
シャツからスタートしており、エッセンシャルな型は毎シーズン素材を変えて登場。
<ファッションを知っている女性が、さりげなく着こなしているイメージ。こういう大人になりたいな、という確かな女性像を感じます From Junko.M>
<オーセンティックな服を成熟した女性が着るという〝王道の素敵さ〞! 20年後もこの服を着こなしていたい From Miho.H>
シルクシャツ¥54,000・スカート¥45,000/マディソンブルー ボストンバッグ¥190,000/J&M デヴィッドソン 青山店(J&M デヴィッドソン) ショートブーツ¥111,000/セルジオ ロッシカスタマーサービス(セルジオ ロッシ) 細リング(中指)¥20,000・太リング(小指)¥26,000/イセタンサローネ 東京ミッドタウン店(ヴァガス)
BRAND: 08
ひとくせあるデザインがおしゃれ心をくすぐるロエフ
「きちんと見えるシルエットでありながら、ワークウエアのように動きやすく着心地がいいかを吟味。その日を気持ちよく過ごせるような服作りを目ざしています」(ディレクター兼デザイナー・鈴木里香さん)
スカートを作らず、パンツスタイルを提案。そのためパンツのシルエットと動きやすさ、色と素材には並々ならぬこだわりが。
<スタイリングのリズムがいい意味でくずれる、少しだけ攻めたデザインが魅力。一見むずかしそうでも、実は着心地抜群。 From Junko.M>
ベスト¥39,000・パンツ¥27,000・タートルネックニット¥25,000(以上ロエフ)・ピアス¥28,000・ネックレス¥30,000(ともにオート ジュエラー・アキオ モリ フォー ロエフ)/ロエフ 六本木店 ショルダーバッグ¥28,000/ヴァジックジャパン(ヴァジック)
BRAND: 09
ワードローブの要となる直球ニットはスローンにある
「"最高の脇役"としてのニットを目ざすためには、ディテールや微妙なサイズ感の調整がマスト。作り手と距離の近い日本のメーカーですべて生産することにこだわっています」(スローンプレス・森内敏子さん)
メンズ・レディスで展開を分けず、着こなしに合わせサイズを自由に選ぶ楽しさも、このブランドならでは。
<例えばトレンドボトムにトライする時。自分らしい着こなしに引き寄せるために、スローンのニットが欠かせません From Miho.H>
タートルネックニット¥30,000・ニットスカート¥27,000/スローン ファー巾着バッグ¥18,000/デミルクス ビームス 新宿(マルコ マージ) ショートブーツ¥37,000/ハイブリッジ インターナショナル(ファビオ ルスコーニ) ピアス¥3,800・バングル¥9,200/ジューシーロック(ジューシーロック
BRAND: 10
とにかく華やか! 大人仕様の甘さはドゥロワーで
「独創性と高い技術をもって表現するトラディショナルが基本。贅沢な素材や生地を使った構築的かつ立体的なシルエットのアイテムで、大人のかたが楽しめるファッションを提案しています」(ドゥロワーPR・藤田幸さん)素材の光沢感、風合い、発色など、一目瞭然の上質さが大人のおしゃれを格上げ。
<着ても、見ても、とにかく気分が上がる服。可愛いけれど、決して〝ラブリー〞にはならないさじかげんはさすが From Junko.M>
<着ているとほめられることが多い!少しだけクセのある甘さが実はタイムレスで、結果、長く愛用している服ばかり From Miho.H>
ニット¥64,000・スカート¥110,000(ともにドゥロワー)・ショルダーバッグ¥72,000(ワンドラー)・イヤリング¥32,000・リング¥28,000(ともにグーセンス パリ)/ドゥロワー 六本木店 パンプス¥79,000/ドゥロワー 梅田店(ジャンヴィト ロッシ)
③「グッ」ときてコスパ抜群の7大ECブランド
■おしゃれのプロからも人気!
大人のデイリー服ならノーク
デイリーに着回しやすいネオ・ベーシック服がそろう。2ラインに分かれているのも買いやすさの理由。
ノーク
フェミニンで女らしい、トレンドアイテムをラインナップ。
ノーク バイ ザ ライン
永遠のベーシックを、大人が着やすいデザインにアレンジ。
■おしゃれ上級者も納得の品ぞろえ
サードマガジン
代官山にショールームがありつつ、決済はすべてオンライン上という新しい買い物スタイルが話題に。
■自由に組み合わせられる
アンクレイヴのセットアップ
同素材でジャケット、ボトム、ワンピースなどがそろうシリーズが大人気。先シーズンは即完売だったから要チェック!
■お仕事にも使えるきれいめ服ならステートオブマインド
通勤服も、カジュアルも、どこかにシャープでキレのいい女性らしさが感じられる。シーンを問わず使えるとろみ素材は定番人気。
■可愛いリラックスウエアならラヴィッシュ ゲートをチェック!
少しゆるっとした、今どきのトレンドにトライするならここ。ニュアンスカラーが多く、旬のムードたっぷり。
■さまざまな色とデザインがそろう
アルティーダ ウードの色石ジュエリー
トレンド感のある繊細なデザインのジュエリーを、中間コストをカットすることで"適正価格"で販売。特にカラーストーンが可愛いと評判!
■イヤリング派の救世主!
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