何歳だからこうしなければならない、 というルールなんてないと思う
鋭い客観性さえあれば、いつまでも若い人たちと気後れすることなく付き合えるのですね。
「年齢を重ねるにつれ、自分の年を気にしすぎて行動や思考にブレーキをかけている人を見ると、残念だなぁと思います。何歳だからこうしなければならないルールなど、どこにもありませんから」。年齢を意識しすぎているという点で、美魔女という言葉にも疑問を抱くという巽さん。
「美魔女って、年齢より若く見えることがアピールポイントなのですよね。若々しいことはもちろん魅力ですが、年齢を意識しすぎているのでは? と思います。それに若くあるための努力を披露しすぎるのも、あまり美しくないな、と。水面下では一生懸命動いていても、見えている部分は頑張っているように見えないのが、私にとっての理想。これって女の意地なんでしょうかね」。女の意地って、素敵。それって心意気ってことですもんね。
私も大好きパーツを体の中に探します!
この日のファッションのように、大人の可愛さとほどよい色香が漂う「肩出し」は、巽さんの定番スタイル。自分のパーツの中で肩が特に好きで、自然と肩が出る服が増えていったのだそう。いまだ自分の体に好きなパーツが見つからない小田。至急探して、磨きたいです!
大学卒業後、出版社に就職。女性誌のエディターを務める。40歳で退社し、のち集英社のビューティ誌『MAQUIA』の立ち上げにかかわりエディターに。その後、ビューティエディターとして女性誌各誌で美容記事を担当する。趣味はスピードを感じること。子供のころからスキーで滑走するのが好きで、出版社勤務時代はバイクで通勤、今も車の運転が息抜き
小田ユイコ(おだ・ゆいこ)●美容ジャーナリスト。
本誌をはじめ女性誌各誌、WEBで美容企画を担当。美容記者として25年以上にわたり美の賢者を取材する。女性が生涯にわたってキレイを向上する方法を模索