【目次】
気になるパーツを効果的に引き締め!2ステップの森式ボディメイクストレッチ
②stretch_1【おなか】
運動指導士 森 拓郎さん
〝体のゆがみ〞を正せばすっきりボディは手に入る
①アラフォーが太って見える原因は?
「その理由は、骨格にあります。骨格は、重力に対して体を支える柱のような存在。でも、姿勢が悪いと骨格が傾き、これが体型のくずれを招きます。例えば猫背姿勢が続くと背骨が縮み、おなかや腰まわりの脂肪がたるんでしまいます。また、立ち方や歩き方のくせで股関節が内側にねじれると、太ももの外側や前側に体重がかかるのでこの部分の筋肉が過剰に発達して張り出し、内ももや裏ももはたるんでしまいます。このような理由で体重は変わらないのに、見た目が太って見えてしまうのです」
下の写真の指摘のような体型の人は、骨格がゆがんでいる可能性大。こんな悩みに効くのが、森式のボディメイクストレッチと食事法を組み合わせた“ボディメイク”ダイエット。
「ボディメイクストレッチは骨格のゆがみを矯正するストレッチ。骨格が正しいポジションに整うと、筋肉でなく骨で体を支えられるようになるので、筋肉が偏って使われることなく、適切に使われるようになります。すると血液やリンパの流れがよくなって代謝が上がり、むくみも改善。脂肪も落ちやすくなり、見た目がすっきりするのです。このストレッチに加えて、代謝に必要な栄養をしっかりとる食事法も実践することで、代謝を落とすことなく健康的で引き締まったボディが手に入るので、ぜひお試しを!」
アラフォーが太って見える原因は、
体の歪みによる体型変化だった!
■ストレッチでボディメイクすると体が引き締まるしくみ
■森式ストレッチ、3つのポイントはこれ!
point_1 【呼吸】
ストレッチをする時の呼吸は、鼻から吸って口から吐き、吐 きながら伸ばしていくのが基本。おなかや背中などの体幹部 のストレッチは、呼吸と連動する筋肉があるので特に呼吸を意識して行って。そのほかの部位は息を止めず自然な呼吸を。
point_2 【キープ時間】
動きの大きさ 硬くなった筋肉が伸び、それを正しいポジションだと脳が認 識するのに30秒以上かかるので、ストレッチで体を伸ばした ら30〜60秒キープを。90秒以上キープしても効果は変わらないので、長く行えばいいわけではない。長くて60秒ほどでOK。
point_3【動きの大きさ】
できるだけ伸ばそうとして大きく動こうとするのは間違い。基本的には体幹を安定させて、体幹から手先や足先をできるだけ遠くへもっていくイメージで行って。こうすると動きは小さいけれど、確実に、正確に筋肉や関節に刺激が入る。
②stretch_1【おなか】
ポイントは腰とおなかを緩めて、肋骨を閉じること!
姿勢が悪いと肋骨が縮み、腰の筋肉が硬くなっておなかがたるむ原因に。また、反り腰だと肋骨の前が開き、肋骨と骨盤んの距離が短くなりくびれる空間がなくなってしまう。ストレッチで腰をほぐし、肋骨を閉じるのがポイント。
1.腰の筋肉をほぐし、肋骨を閉じやすくする
2.おなかを伸ばし、肋骨と骨盤の距離を長くする
3.緊張した腰をほぐし、肋骨を閉じやすい状態に
コラム:毎日の生活でも〝ながらストレッチ〞おなか編
③stretch_2【背中】
ポイントは縮んだ胸の筋肉と背中の筋肉を緩めること
背中のムダ肉や、ブラの上にのっかるハミ肉は、姿勢のくずれで背骨が縮み、筋肉も脂肪もたるむことが大きな 原因。猫背で縮んだ胸の筋肉を緩めて姿勢を正すストレッチで、硬くなった背中の筋肉を緩めて動きをスムーズに。
1.縮んだ大胸筋が伸び、巻き肩が改善
2.背中に広がる広背筋のつけ根の脇腹を伸ばし背中のたるみを解消
コラム:毎日の生活でも〝ながらストレッチ〞背中編
④stretch_3【太もも】
股関節の内側へのねじれを改善して太ももを細く
太ももの悩みで多いのが、外側や前側の張り出しや、裏ももや内もものたるみ。股関節が内側にねじれることが大きな原因なので、ストレッチで、太ももの骨の上端が骨盤のくぼみにはまっている正しい股関節の状態に戻して。
1.骨盤を後傾させて、前ももの緊張を取る
次に左足先を左手で持ち、左の太もも前側を伸ばし30〜60秒キープ。これを反対側も同様に。
2.股関節を骨盤に押し込み、裏ももを伸ばす
⑤stretch_4【おしり】
股関節を外側にねじって正しい位置にリセット
おしりが垂れたり、横に広がったり、平たくなってしまうのも、股関節の内側へのねじれが原因。ストレッチで、股関節を外側にねじって正しい位置に戻すと、おしりの筋肉が正しく使われるようになって引き締まった美尻に。
1.股関節を外にねじり、おしりのインナーマッスル強化
2.股関節を骨盤に押し込み、裏ももを伸ばす
⑥stretch_5【二の腕】
内側に巻いた肩関節を正しい位置に戻せば、二の腕が細く
猫背姿勢によって肩が内側に巻き込むと、二の腕の筋肉が使われにくくなり、脂肪がつきやすくなって二の腕が太くなってしまう。ストレッチで肩関節を正しいポジションに戻せば、ほっそり二の腕が取り戻せる。
1.伸ばす機会が少ない腕の外側の筋肉を伸ばす
2.縮んで固まった腕の内側の筋肉を和らげる
コラム:お風呂の中でも〝ながらストレッチ〞二の腕編
⑦ストレッチの効果を最大限にするために食事の見直しを!
大切なのは〝引き算〞より〝足し算〞の食生活!
「代謝機能は加齢とともに下がっていきます。アラフォーになると若いころと同じものを食べていても太りやすくなるのはこのためです。それにもかかわらず、やせようとして極端に食事量を減らすダイエットをすると、タンパク質など代謝アップに必要な栄養が不足し、さらにやせにくくなるか、やせても筋肉が落ちてげっそりしてしまい、老け感が増すだけなのでNG。アラフォーやせに大切なのは、カロリーを抑える“引き算の食事”でなく、代謝に必要な栄養素をプラスする“足し算の食事”です。代謝に必要な栄養素とは、筋肉の材料になるタンパク質、脂肪燃焼を促す良質の脂質、運動の時にエネルギーとして使われる糖質、代謝を助けるビタミンやミネラルです。これらをきちんととることは大前提。逆に、揚げ物や加工食品に多く含まれる悪い油や、精製された白砂糖が多く含まれた食品は代謝を下げるので控えめに」
そのほか、以下の6カ条がやせるための基本ルール。これが健康的にキレイにやせるコツ!
【 これだけは必ず守るべき、やせるための食事6カ条! 】
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