"ベーシック"という言葉を聞いて、あなたは何を思い浮かべるだろう?定番、基本、普遍的……。そう、どちらかというと、"変化"とは真逆のイメージかもしれない。物事の価値観が大きく変化する中で、その流れに柔軟に対応するためにもちたい自分軸。ベーシック=軸と向き合うことで見えてくるおしゃれの可能性を、エディター磯部安伽が提案する。
エディター 磯部安伽
<同じような格好をしていても、素敵だなと思わせる人とそうでない人の差はどこにあるのだろう? 生まれ持ったセンスなのか体型なのか顔立ちなのか。40歳を過ぎたらその答えは、"自分らしいスタイル" を確立しようと、模索しているかどうかだと感じています。 自分軸をもったうえでトレンドを取り入れれば、おしゃれが格段に輝いて見える。この章では、ベーシックを軸とした、具体的な旬コーデを提案したいと思います。>
HOW TO CHANGE BASIC 01
オールホワイトを味方につける
<白はすべてのスタートです。迷ったり煮詰まったりしたら、まずは白に戻ってみてはどうでしょう。今季は素材も色みも、白のバリエーションがとても豊富です。白という軸があれば、好きなアイテムを自由に重ねたワントーンも、決してむずかしくありません。>
「コットンのカーディガン、シルクのキャミソール、ウールのパンツ。素材も違えば、色みも微妙に違う。そんな白アイテムが集まれば、たちまち存在感のある着こなしに。汚れる心配は確かにありますが、そのぶん、所作も美しくなる気がします」。
HOW TO CHANGE BASIC 02
パンツの〝今〞に敏感になる
<スカートに比べてパンツは、トレンドの移り変わりがかなり激しい。だから私のようなパンツ派は、毎シーズン、すごく忙しい(笑)。でもパンツを最旬にすれば、ベーシックなコーディネートが見違えるように洗練されるから、とても幸せな忙しさなんです。>
「鮮度マックスのレザー素材のショートパンツをオーバーサイズのスウェットトップスに合わせたとてもシンプルなコーディネート。そうそう、この今っぽさ!最旬パンツじゃないと手に入らない感覚です」。
HOW TO CHANGE BASIC 03
ワンピース代わりにオールインワンを着る
<テクニックいらずで着映えるワンピースは、女性にとっての最大の味方です。その時短ジャンルにぐぐっと参入してきたのがオールインワン。ワンピース以上に特別感としゃれ感があり、一度着たら、その魅力の虜とりこになるはず。まさに40歳の新ベーシックと呼べるアイテムです。>
「この旬服に自分らしさを乗せられたら、大人のおしゃれは本物。ヴィンテージバッグの力を借りるのもひとつの手段かなと思います」。
▼後編はこちら
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ベーシックを進化させる6つのメソッド・後編【磯部安伽ベーシック】
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