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頭皮マッサージ代わりに!朝と、夜のシャンプー前に取り入れたい「活性ブラッシング」

いつものヘアケアを育毛モードにスイッチ!三日坊主になりがちなマッサージより、毎日の習慣の中で、少し頭皮を意識するだけで〝育毛仕様〞の頭皮ケアに
美容エディター・ 毛髪診断士 認定指導講師 伊熊奈美

美容エディター・ 毛髪診断士 認定指導講師 伊熊奈美

いくま・なみ●美容記事を編集して20年。毛髪科学を踏まえた髪のセルフケアに精通。著書に『いい白髪ケア、やばい白髪ケア』(小学館)がある

体の内側の変化を外側からカバーするのが頭皮ケア

髪のハリコシが不足したり、短いアホ毛が増えたり……出産後の脱毛も含め、髪のボリューム不足は、女性ホルモンの揺らぎが主な原因に。
 髪の成長を維持する女性ホルモンのプロゲステロンやエストロゲン。40代からはその分泌が急激に減少し、寿命4〜6年のはずの毛髪の成長期を短縮させてしまうのです。でも髪の成長のカギを握るのはホルモンのみにあらず。血流を促したり頭皮環境をよくすることで、十分挽回可能。まずはいつものケアを育毛仕様に変えることからスタート!



これが頭皮マッサージ代わり! 朝と夜のシャンプー前に取り入れて
活性ブラッシングPOINT

筋肉がなく、体の末端でもある頭頂部は血流が滞りがち。そこで、髪のブラッシングを頭皮ケアモードにチェンジ。頭頂に向かって、髪を作る材料の血液を送り届ければ頭皮が活性!

☆これを使用!

スカルプブラシ ワールドモデル(ショート)¥6,050/エス・ハート・エス

頭皮に小キズをつけない、柔らかくしなるピンと、毛の間に入り込める密な植毛が理想的。スタンドつきでシャンプーブラシとしても◎。スカルプブラシ ワールドモデル(ショート)¥6,050/エス・ハート・エス

「活性ブラッシング」1

頭皮ケア的ブラッシングでは、必ずしも毛先までブラシを通しきらない。あらかじめ、毛先のもつれをといておけば、髪の摩擦を防げる。

「活性ブラッシング」2

頭頂には全身のリラックスを誘う百ひゃく会えというツボが。ブラシを置いて小さな円を描くように揺らし、頭皮のこわばりをほぐす準備をする。

「活性ブラッシング」3

耳を中心に扇状に広がっている側頭筋をイメージ。その上にブラシを当て小さな弧を描くように「揺らしては離す」を繰り返し、頭頂へ移動。

「活性ブラッシング」4

襟足から頭頂方向に広がっている後頭筋をイメージ。側頭部と同様「弧を描くように揺らしては離す」を繰り返しながら頭頂まで移動する。

「活性ブラッシング」5

上がってきた血流を送り届けるイメージで、頭頂部を優しくとかす。ブラシを斜めに動かしたり、額からも頭頂に向かってとかすと◎

「活性ブラッシング」6

ここまでで既に頭頂部がポカポカしてくるはず。最後に耳をくるっと回してパッと離すと、さらに血流やリンパが促され、頭皮がフル活性!

【Marisol 6月号2021年掲載】撮影/岩谷優一(人物) 久々江 満(物) ヘア&メイク/中山友恵 スタイリスト/程野祐子 モデル/樋場早紀 取材・文/伊熊奈美 構成/原 千乃

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