長引くコロナ禍によるライフスタイルの変化や、働き方が多様化しつつある時代の流れもあり、パートナーや家族との関係を再構築したい人が急増中。新しい離婚・結婚のスタイルについて考えます!
■離婚は心の整理が9割、法律1割!
弁護士 原口未緒さん
入れ、心のケア重視の離婚弁護を行っている
今の状況を客観視し、この先を想像すること
「離婚で大切なのは、自分が〝腑 に落ちる〞ことです。そしてマリソル世代に当たる35歳以降は、夫との関係を見直したくなる人が増える年齢でもあります」と原口さん。豊富な裁判経験と自身の離婚経験から、感情的にもつれない別れの重要性を実感してきたそう。
「心の整理ができていない人ほど、ドロ沼の裁判離婚に陥り、心も時間も、そしてお財布の中身もすり減っていきます。これは裏を返せば『なぜ離婚をしたいか』『離婚後はどう生きるか』と、自分のビジョンが明確な人ほど、結婚の解消を人生の新たなスタートとし、自 身を消耗させずに次のステージへ進めるということです」
離婚が胸によぎった時に、できることはいくつかあるとか。
「夫へ文句がある間は、相手への執着が強い可能性が高いので、急な離婚はおすすめしません。まずはカウンセリングや占いなどで心の内を吐き出して。また、仕事、趣味、恋愛、なんでもいいので、残りの人生で挑戦したいことを思い浮かべてみて。モヤモヤが晴れ優先順位がクリアになり、これから進むべき方向が見えてきます」
■離婚の3つの形
協議離婚
「夫と妻の話し合いで行う離婚。こじれることは少なく、円満に解決する傾向にあります」
↓
調停離婚
「家庭裁判所で調停委員が調整をしますが、第三者が入ることで話が穏やかに収まります」
↓
裁判離婚
「双方が弁護士を依頼し、訴訟という形で離婚の理由を主張。自分も相手も傷つきますし、長引けば年単位になる場合も」
離婚で大事なのは「勝ち」でも「金額」でもない
「自分が腑に落ちる」形にするために、必要なこと2つ
★POINT 1
離婚後の自分の未来を描けている
資格を取ろう、こんな家に住もうなど、ワクワクする未来を思い浮かべれば、裁判の行方や慰謝料の金額などにこだわりすぎず、かつ離婚後も納得いく再出発ができる効果が
★POINT 2
「Youメッセージ」ではなく「Ⅰメッセージ」になっている
「夫(YOU)が〇〇だから離婚する」ではなく、「私(Ⅰ)がこう思うから離婚したい」と、あくまでも自分を主人公に。主体性をもって新しい人生を考えるのが心の整理整頓のコツ
-
アラフォー女性に聞きました!「真剣に『離婚したい』と思ったことがありますか?」【人生のNextステージのための「シン・リコン論」】
長引くコロナ禍によるライフスタイルの変化や、働き方が多様化しつつある時代の流れもあり、パートナーや家族との関係を再構築したい人が急増中。新しい離婚・結婚のスタイルについて考えます!
-
働く女性に「学び」について聞きました!人生を充実させる、アラフォーからの「学び」最前線!
リモートワークの会社も増え、働き方も変化する中、新しい知識をつけたい、趣味を見つけたいという思いから学びという自己投資を始めた人、急増中です!
-
アラフォー女性の浮気のボーダーラインは「手をつなぐ」が1位! 浮気をされたらどうする?
働くアラフォー女性たちに「浮気のボーダーライン」について調査。浮気をされたらどうするか? という質問に過激なコメントもちらほら……