☆お話をうかがったのは…
足ツボ師 Mattyさん
体の各器官につながるツボを刺激することで機能が活性化
「足裏には、体の全器官につながるツボがあります。これは骨に近い部分にある末梢神経のことで、正式には“足部反射区”と言います。この足ツボを手で押したりもんだりして刺激するのが足ツボマッサージで、これによってツボとつながる器官が活性化します。また、足裏には血液を押し流すポンプ機能がありますが、足ツボを刺激するとこの機能も正常に働くようになり、血行が促進。すると足裏にたまっていた老廃物が尿として体外に排出されやすくなります。体の不調や肌のトラブル、ダイエットなどまで、自分の悩みに応じたツボを刺激するだけで症状が改善しやすくなるのはこのためです」
さらに、“Matty式足ツボマッサージ”はほかの足ツボマッサージより解毒力がより高いのが特徴。
「Matty式の大きな特徴は、必ず最初に腎臓と膀胱のツボから刺激する点です。この2つの臓器は老廃物を尿として排出する“体のゴミ処理場”で、機能が弱っていたら解毒力が低下。ですからまず、この2つのツボを刺激して機能を高めてからほかの足ツボを行います。そのため解毒作用が高まり、足ツボの効果も最大限になるのです」
やり方は簡単で、悩みに応じたツボを手で押したりもんだりするだけ。
「足ツボは、右足や左足だけにしかないものもありますが、基本的に左右の足に対称にあります。ですから左右の足とも行いますが、この時必ず左足から行うのがポイント。老廃物を流す働きを助ける心臓のツボが左足にあるからです。また、ツボは、もうこれ以上押せないと感じる行き止まり部分まで押すのもコツ。そして同じ場所を同じ力で3秒以上押し、次に指を皮膚から離さずに力だけ緩めたら、また押すといった方法で行います。1カ所10回押しましょう。老廃物がたまっている部分は痛みを感じると思いますが、続けるうちに痛みがなくなり、それとともに不調も改善していきます。週2〜3回でもいいからぜひ続けてみて」