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部屋の個性を決定づける雑貨選び【エディター坪田あさみが案内する 大人のための おしゃれインテリアショップ巡り vol.03】

大好評短期連載最終回は、インテリアを素敵に彩ってくれるライフスタイルショップ3店をご紹介。足を一歩踏み入れるとテンションが爆上がりするお店ばかりです!
坪田あさみ エディター・ライター

坪田あさみ エディター・ライター

大学卒業後、出版社勤務を経て独立、女性誌や広告、カタログを中心にエディター・ライターとして20年以上活躍。インスタ@asamit1201ではファッションはもちろんライフスタイル情報も発信。マリソルオンライン「エディター坪田あさみのおしゃれと暮らしと時々名品」も好評連載中。

センスのいい家具だけで

素敵なインテリアは成立しない

第1回の自社デザイン・生産・販売のワンストップ家具屋第2回のユーズドをメンテナンスして販売するヴィンテージショップとご案内してきました。最終回となる第3回はインテリアの細かな仕上げに欠かせない雑貨を中心に、ライフスタイルショップを巡ろうと思います。
 

最終回は思わず「世界は素敵な物であふれてる!」(似たようなTV番組名がありますね)とつい言いたくなる3店舗。いずれもテイストは全く違いますが、私にとってときめきが詰まっていて、最低でも1時間は滞在したいショップばかりで、我が家のMIXスタイルにどれも欠かせません。各店の見どころや推しアイテムを、私の勝手な独断でご紹介いたします!
 

ではさっそくご案内しましょう!
 

File.07 PUEBCO@三宿

坪田あさみさん インテリア

他のどこにもないオリジナリティのあるユニークなデザインや商品を開発するPUEBCOは、真鍮やアイアン、スチール素材のもの、ヴィンテージテイスト、はたまたインド軍の払い下げ品リメイクなど様々なアイテムがラインナップ。

高級感があるわけではないけど決して安っぽくない絶妙なラインで、私が苦手な“ハリボテ感がない”ことも大好きな理由。「こんな使い勝手の生活雑貨が欲しかった!」と唸らせるものがたくさんあり、実用性も抜群です。

私の勝手なイメージではアウトロー的立ち位置のブランド。今やメジャーな存在ではありますが、それでも独自のアウトローカラーを変わらずキーブし続ける稀有な会社だと思います。

坪田さん インテリア

PUEBCOで売られている商品はすべてオリジナル。インドで作られているものが多く、現在世界30か国で販売されているのだとか。

卸し販売も行っているので、最近ではライフスタイルショップやセレクトショップで陳列されているのをちらほら見かけますが、個性が強いのでこちらの商品であることが一目でわかるほど。

シンプル・ヴンテージ・丈夫・しゃれ感・リーズナブル、と好きな要素をすべて備えています。

坪田さん インテリア
坪田あさみ インテリア

▲入り口のさりげない看板(笑)。看板らしきものは、ドアの上に貼られたこのプレートだけ。「普通はわかりやすく店の前に看板置くでしょ」という“当たり前”を外すというか、商品に対する考え方にもこうした姿勢が貫かれている気がします。住所を頼りに初めて三軒茶屋店を訪れた時も、「本当にここに入っていいのだろうか?」と恐る恐るドアを開けたのを覚えています(三軒茶屋店は現在休業中)。

坪田あさみ インテリア

▲店内は高い棚が何列も並べられていて、まるで外国のスーパーのバックヤードのようです。軽く流し見しただけでは、おもしろいアイテムを見逃す危険性あり! 結果何度も棚の間を往復することになります。

坪田あさみ インテリア

15年ぐらい前(?)から、いやさらに言うとPUEBCOという名を知らなかった時代から、私はPUEBCOが好きでした。最初に買ったのはCIBONEで見つけたこの鳥シリーズ。当時、CIBONEには毎週通っていたので、初めて店頭でこの鳥たちを見た時の衝撃たるや(しかもいきなりカラスを買った)。PUEBCOの商品であることを知ったのはそれからずいぶんと時間が経ってからのことでした。

もともとは三軒茶屋の雑居ビルの2階にあり、この三宿店は家具を中心に販売する2号店だったのですが、今は三軒茶屋店を休業し、三宿店にほぼすべてのアイテムが集約されています。渋谷パルコにも店舗がありますが、じっくり見たい人にはPUEBCOらしさが凝縮した三宿店が断然おすすめ。

(ちなみに私はWebshopでもよく購入します。なぜならデザインや商品写真など何もかもがとんでもなくしゃれていて、下手したら店より欲しくなってしまう魔力が潜んでいるから)

坪田あさみ インテリア

▲去年、webshopで買ったフラワーベース。ガラスにスチール製のスタンドがついていて、大きな枝物でも不安定になることなく支えてくれる実用性抜群の名品。この無骨なデザインに華やかな切り花を入れた時のコントラストもお気に入りです。横のトイレットペーパースタンドとともに、シンプルでかっこいいPUEBCOらしい生活実用品。

第1回のライフスタイルショップでも書きましたが、私は生活感たっぷりな雑貨こそこだわって選びたいタイプ。まさにPUEBCOは普段使いできる使い勝手のよさと、無駄を削ぎ落としたセンスが良い日常品が充実していて、その両方に妥協がない商品展開となっています。作り手の強い思いで商品化された決して売れ筋ではなさそうなユニークな商品もチラホラあり、そうしたアイテムを見るのも楽しみのひとつです。

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▲アルミニウムのちり取り。どっしりとした重厚感が一般的なちり取りとはかなり違います。お掃除グッズですが、使用しない時に出しておいてもなんだかかっこいい。右のカーペットブラシとセットで買いたくなります。

坪田あさみ インテリア

▲真鍮のバケツなんてそうそう見つけられなくないですか? 掃除や洗濯に使うのはもちろんですが、ワインクーラーにしてもいいし、切り花をラフに入れたり、観葉植物の鉢カバーにしてもいいかも。使い方はあなた次第!

坪田あさみ インテリア

▲プラスチック製や木製のものが多い踏み台ですが、PUEBCOだとスチール製の究極なまでに男前なデザインになります。後ろに並んでいる傘立ては、インド軍の砲弾ケースをリメイクしたもの。私はこれにドライフフラワーを入れたり、飾っていないポスターを丸めて収納にしています。

坪田あさみ インテリア
坪田あさみ インテリア

▲収納といえば、中が空洞になった本の形の小物入れも初期の頃からある商品。似たような作りのものは他店にもあるけれど、大抵ハリボテ感がありどこか安っぽいのですが、これは本物の古書のハードカバーを使ってリメイクしているのでは?と思わせるクオリティ。こうしたところに作っている人たちのセンスとこだわりを感じます。

坪田あさみ インテリア

▲店内を徘徊したからこそ発見できる不思議な商品も。私が手にしている布袋(?)は、ピザを買った時にそのままボックスごと入れられる持ち帰り用バッグ。ピザボックスを真横にしたままで運べるので片寄らず安心。きっとスタッフにピザが大好きな人がいるのかな、と想像しました。

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▲実用的でしゃれたメガネトレイの下に置かれた持ち運びできる折りたたみスツール。災害時はビニール袋を取りつけてトイレにもなる画期的商品! 用を足す時も、そうでない時にも便利。その発想はなかった!

坪田あさみ インテリア

▲リサイクルナイロンや帆布、キルティング、パラシュートなど、いろいろな素材のトートバッグも。インテリアもの以外も楽しめます。

取材後半では完全にお買い物モードに入った坪田です。もっともっと気になるものをご紹介したいところですが、数が多すぎて際限がないので、どうぞ店頭(もしくはwebshop)までご訪問ください。趣味が合う人ならきっと何時間でも楽しめると思います。
 

File.07

SHOP DATA

PUEBCO

住所/世田谷区太子堂1丁目113 佐々木ビル 1F

電話/ 03-5432-9081

営業時間/11:0019:00

定休日/なし

公式WEBサイト


File.08
THE CONRAN SHOP Marunouchi@丸の内


さてさて、お次は全くテイストの違う店へ参りましょう!

何度もこの連載で書いているように、私はインテリアをひとつのテイストでまとめるのが苦手なので、様々なタイプの雑貨をMIXさせ、自分らしく仕上げるのが好き。これはファッションも同様です。ハイブランドも古着も、インポートもドメスティックも同じ目線で選びます。それらをミックスしてコーディネートすることこそ、おしゃれの醍醐味だと思うから。どんなに好きなブランドでも、全身をひとつのブランドで固めるなんてことは絶対にしません。

それは家具も雑貨も同様。だからインディーズライクなものも好きだし、洗練された最旬デザインが揃うザ・コンランショップも大・大・大好きなのです。

坪田あさみ インテリア
坪田あさみ インテリア
坪田あさみ インテリア

▲丸ビルに入ったら洋服ブランドにも立ち寄らず、まずはこちらに直行です(笑)!

言わずと知れたイギリスを代表するライフスタイルショップです。東京には新宿店もありそちらが本店なのですが、私は東京駅直結の丸ビルに入っている丸の内店推しです。その理由は商業施設に入っているにもかかわらず自然光がたくさん入る天高の広々とした店内と、回遊しやすい商品のレイアウトがとっても見やすいから。自然光の中で家具を見ると、実際のお部屋に近い明るさで見られるのも高ポイントなのです。

坪田あさみ インテリア

▲商業施設にもかかわらずこの天高! たっぷりの自然光の中に大好物なハンス・J.ウェグナー、ジャン・プルーヴェなどのデザイン家具がゆったりと配置されています。心の中でスキップしながら「わーい、わーい!」と飛び跳ねています。

坪田あさみ インテリア

▲窓の外には美しい東京駅! 高級ソファに座って眺めるこの景色は、この店の醍醐味と言っても過言ではありません。どの時間帯に行っても素晴らしいのです。

インテリア業界のトレンドを知りたいなら絶対に外せないお店です(ザ・コンランショップについての詳しい説明はあらゆるところで読めるのであえて省略しますね)。

最旬のデザイン家具や雑貨が並び「大人がときめく素敵なもの」が詰まった空間となっています。

坪田あさみ インテリア

▲ますます人気が高まるハンス・J・ウェグナーがデザインしたカール・ハンセン&サン社のYチェア。ザ・コンランショップの場合、家具とともに雑貨類も一緒にレイアウトしてあるので、どちらを購入するにしてもイメージしやすいのがよいところ。

坪田あさみ インテリア

▲座面がレザー貼りのYチェアは、ザ・コンランショップでしか買えない別注。こうしたアイテムがあるのもザ・コンランショップならでは。 

坪田あさみ インテリア

▲ジャン・プルーヴェのダイニングセット。ヴィンテージとはまた違った良さがリプロダクトにはあります。素敵・素敵・素敵!

名作や最旬のデザイン家具をひと通り見た後は、家具に比べると買いやすい雑貨が並ぶエリアを中心に見て周りましょう。

坪田あさみ インテリア
坪田あさみ インテリア

▲こんなに大きなサイズのミラーや時計は見たことがないかも! スクエア家具が多い中で、ラウンドシェイプは空間にメリハリを出しアクセントになるのでおすすめです。大きくとも圧迫感のないデザインが秀逸。

坪田あさみ インテリア
坪田あさみ インテリア
坪田あさみ インテリア
坪田あさみ インテリア

▲私がザ・コンランショップの中で一番好きなのがクッションコーナー♡ ピカソやジョアン・ミロのアートをジャカード織りで表現した人気シリーズ。特別感のある素材・色・柄が充実していて、ソファやラグの色と組み合わせを考えて選ぶのが楽しいのです。

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▲キッチンに生活感があふれないコツは、素敵な家電を選ぶこと。大型家電量販店では見かけないメーカーもセレクトされています。日本のメーカーはデザインが苦手で、どうしても消去法で選んでしまうのですが、こちらには欲しいものがいっぱいでテンションが上がります(ディスプレイのうまさもありますね。同じ商品でも家電量販店とは印象が違って見えます)。

坪田あさみ インテリア
坪田あさみ インテリア

第2回でも書きましたが、素敵な照明を探しているなら、ザ・コンランショップは絶対に欠かせません。USB充電ができ、防水効果もある人気の「アンビエンテック ターン」もありました。美しい造形なのに、持ち運びも自由だからすごく便利。欲しい〜!

坪田あさみ インテリア

▲とりあえず何かひとつは買って帰りたくなるキッチン雑貨エリア。広々としているので、のんびりお買い物ができます。

坪田あさみ インテリア
坪田あさみ インテリア
坪田あさみ インテリア
坪田あさみ インテリア

▲オリジナルやセレクトものの食器やカトラリー、コースター、グラス類がディスプレスされていて、思わず目移りしてしまいます。ベーシックなものから新鮮なデザインまでバリエーション豊富で価格もリーズナブル。マンネリ化しているダイニングも、小物次第でガラリと変わりますよ。

坪田あさみ インテリア
坪田あさみ インテリア

▲涼しげなガラスや、モダンなスチール、温かみのある陶器と季節によって色や素材、形などが入れ替わるフラワーベースコーナーも、ザ・コンランショップで必ずチェックするエリアです。

坪田あさみ インテリア
坪田あさみ インテリア

▲リビングやバスルームなどで欠かせないフレグランスコーナー。高級感のある香りや、エスニックな香りなどひとつに決めるのは大変! デザインもおしゃれなのでプレゼントにもよいですね。

素敵な家具や雑貨を堪能した後は、「ああ、幸せ〜!」と満たされた気分になれるのがザ・コンランショップのすごいところ。美しいものを見たり、触ったり妄想したりすることの大切さを、ここに来る度に思います。最近ちょっと生活に潤いが足りないなという時は、ぜひこちらを訪れてみてください。
 

File.08

SHOP DATA

THE CONRAN SHOP MARUNOUCHI

住所/千代田区丸の内2丁目41丸の内ビルディング23

電話/03 5288 6600

営業時間/11:0020:00

定休日/なし

公式WEBサイト

※ザ・コンランショップ丸の内店は、丸の内エリア内の新店舗への移転を予定しており、現在の店舗での営業は2022年3月31日をもちまして終了させていただくこととなりました。

  

 

File.09 P.F.S. PARTS CENTER@恵比寿
 

この連載の最後を飾るのは、連載第1回のFile.02でご紹介したパシフィックファニチャーサービスの系列店となるP.F.S.パーツセンター。パシフィックファニチャーから徒歩3分ほどの場所なので、家具を見た後にそのまま流れるのもよいですし、私はここを目的にお買い物に行くこともしばしば。

坪田あさみ インテリア

▲力の抜け方がかっこいい外観が目印。ここだけ日本とは思えない異質な空間となっています。

というのも私は海外に行くと、その土地にあるホームセンターを見に行くのが趣味。旅先でハイブランドのバッグや靴を買いに行くことはほとんどありません(荷物になるし東京で基本何でも買えるから)が、海外のホームセンターのような空気感は日本では絶対に味わえないので、ちょっと遠くても足を伸ばして見に行きます。大抵たいしたものは買わないのですが、圧倒的な物量を見て回るのが大好き。その土地に住む人たちが何にこだわって生きているのか、リアルが少し垣間見える気がするのです。

坪田あさみ インテリア
坪田あさみ インテリア

▲たくさんのアイテム数がぎゅっと詰まった店内。家の中で気にいらないパーツがある時は、こちらで買って交換することも。ディテールが整うと満足度がぐっと上がると思います。DIYしたくなるしゃれたパーツ類が充実。

こちらの店舗は海外のホームセンターとはもちろん違いますが、ちょっと似た気分になれるのです。もちろん東京・恵比寿にあるので、おしゃれであることは間違いないのですが、日本にあるホームセンターとは全く違います。「細部にこそ美は宿る」と考える人にとって絶対に欠かせないお店ではないでしょうか? 

坪田あさみ インテリア
坪田あさみ インテリア

▲ガラスケースの中に並ぶ取っ手やネームプレート。真鍮やメタルなど素材で印象がずいぶん違います。こういう細々したアイテムが並んでいるのを見るだけでワクワクするのはホームセンター好きならでは!?

坪田あさみ インテリア
坪田あさみ インテリア
坪田あさみ インテリア

▲スイッチプレートやフック類もこの通りシンプルでかっこよくて頑丈。タフに使ってもビクともしなさそう! 詰替ボトルも海外のホームセンターの定番。なぜかつい欲しくなります。

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▲日本の洗面設備はどうしても生活感のある色や素材のものが多いのですが、質感を重視し、単機能に絞り込んで選べばスタイリッシュに決まります。私は多機能で便利なことを必ずしも良しとは考えません。むしろシンプルであればあるほど手入れがしやく、美しさをキープできると思います。

山ほどアイテムが販売されている中で私がこちらの店で特に好きなのは、整理・収納グッズです。

整理・収納グッズで一般的なものといえば、季節外れの衣類を入れるポリプロピレンの衣装ケースや、不織布の収納袋、ほかにもキャスター付きの引き出しなどさまざまありますが、我が家にはそうしたものはほぼありません。なぜなら見えて嫌な質感やデザインは買いたくないから。たとえ収納グッズでも、押入れの奥に隠してしまいたくなるデザインではなく、見える場所に出しておきたくなるものを選びます。

半透明の衣装ケースをリビングに出しておくことはできないけれど、かっこいいジェラルミンケースならどうでしょう。部屋の片隅に積んでおいてもそんなに違和感がないと思いませんか? 日本の狭い住環境を考えると、収納グッズは隠すのではなく、見せるものと捉える方が合理的だと思います。

坪田あさみ インテリア

▲クローゼットの中に入れておくより、むしろ部屋の中に積んで見せたくなるアルミケース。中に雑多なものを適当に入れて、フタをしてしまえばOK。スタッキングできるのでクローゼットに入れてもすっきり。

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▲外国のコインランドリーやホテルのリネンルームにありそうなラック。かなり頑丈なので、コートなどの重衣量をかけても問題なし。見た目も機能も素晴らしいし、業務用的なたたずまいが好みです。

坪田あさみ インテリア

▲アメリカンスクールにありそうなリオン社のスチールロッカーを自由な発想で使うのもよいと思います。例えばクローゼットがあまりない家の場合、タンスを置くとなんだか“実家感”があるけれど、ロッカーを並べて中にジャケットをかけたり、Tシャツをたたんでおいたら美しいですよね。家族がそれぞれ好きな色を選んで並べて、好きな用途に使うのはどうでしょう?

坪田あさみ インテリア

▲例えばストックルームの中などにこんなスチール製の棚があると、テンションが上がります。リビングなどに置いて観葉植物や置物などで飾り棚にしても素敵。

坪田あさみ インテリア

▲デスク回りの細々としたものは、見た目の揃ったメタルファイルボックスに入れて整然と並べたいものです。プラスチックは劣化したり時間がたつと変色するので苦手ですが、こうした素材は普通に室内で使う分にはほぼ劣化しないので、一生物の雑貨と言えるのではないでしょうか? ピシッと揃う感じも気持ちよいですね。
 

File.09

SHOP DATA

P.F.S. PARTS CENTER

住所/渋谷区恵比寿南1丁目17

電話/03-3719-8935

営業時間/(平日)12:0019:00(土日)11:0019:00

定休日/火

公式WEBサイト


いかがでしたでしょうか? 今回の短期連載では全9店舗を取材し原稿を書いてきましたが、改めて自分の好きなものについて見直すことができました。私なりの選び方の三原則を簡単にまとめると、家具は
 

1ベーシックで飽きのこない上質な素材を選ぶ

2異素材をミックスさせてメリハリをつける

3統一したテイストでまとめすぎない
 

ということ。また雑貨なら
 

1生活感が出るものこそ気をつけて選ぶ

2人に見せたくないものは買わない

3タフに使えるシンプルな機能とデザインのよいものを選ぶ
 

あたりかなと思います。個々人で趣味はいろいろですし考え方もさまざまなので、私と同じツボではない人も多いと思いますが、少しでもインテリアに興味がわいたり、共感できたり、またショップにお買い物に出かけたい気分になっていただけたならうれしい限りです。

全3回という短い時間でしたが、お付き合いいただきありがとうございました。またいつかどこかでお会いしましょう!

Photo/AYA KAWACHI
EDIT&TEXT/ASAMI TSUBOTA

【編集部注】

掲載されたアイテムはすべて取材時のものです。商品へのお問い合わせは各店舗までお願いいたします。

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