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老廃物がたまりやすい秋は「ツボ押し」で解毒!アラフォーの身・心・肌を”整える”【40代 ヘルスケア】

暑さや冷房冷えからくる不調が多い夏が過ぎたと思ったら、秋の訪れとともに今度は、秋口ならではの体の不調が続出……。そんなアラフォー女性、意外と多いのでは!? そこで、そんな秋の不調を手軽に改善できる、足・手・顔のツボ押しを、全4回の連載でご紹介。1回目にご紹介するのは足ツボ。人気の足ツボ師のMattyさんに教えていただいたのでご紹介。さっそく取り入れて、秋・冬を乗り切るための体力を養って。

 そもそも足のツボ押しが体にいいのはナゼ? 

\ 私が教えます! /

Mattyさん

Mattyさん

足ツボ師。20年以上のキャリアを持つ。台湾式足ツボをベースに、各国で学んだフットケアメソッドや長年の経験から得た知識を融合させ、「Matty式足ツボ」を確立。即効性と改善率の高さが評判を呼び、女優など有名人の顧客も多数。自分でできる足ツボ・フットケアの直接指導なども行う。著書に『1日10分! 押すだけデトックス 心とからだの解毒地図』(学研プラス)『はいて歩くだけ! Matty式 インソール・ダイエット BOOK』(宝島社)などがある。

まずは、足のツボ押しで、なぜ不調が改善できるのか、そのしくみを伺った。

「日本では、足にあるツボや、足のツボを刺激することをまとめて、“足ツボ”と呼ぶことが多いですが、正式には、足のツボを“足部反射区”、足のツボを刺激することを“足部反射区療法”と言います。これは中国で生まれ、三千年以上の歳月をかけて構築されてきたものです。

反射区とは、足裏や手などにある、体の器官や内臓につながる末梢神経が集中している場所のこと。皮膚の奥深くにあり、面積や深さはさまざまです。

 

足部反射区=足ツボを刺激すると、ツボに対応する体の器官や内臓の機能が高まります。そのうえ、足ツボを刺激すると、足のポンプ機能(筋肉の収縮で心臓へと血流を押し戻す機能)も高まるので、血液やリンパの流れが促進します。すると体にたまった老廃物が血液やリンパ液とともにスムーズに心臓に押し戻され、腎臓で濾過されて尿として排泄されやすくなり、解毒力がアップします。その結果、不調が改善しやすくなり、健康な体を作れるのです。老廃物がたまりやすい秋口の体にもぴったりなので、取り入れてみてください」(Mattyさん)

あなたの今のカラダの弱点は足裏が知っている!!

足裏解毒マップ

以下の足裏の図に示したように、足にはたくさんの足ツボが存在。

 

「この図にピンクで示した場所が足ツボで、そこに書かれているのがその足ツボに対応する器官や臓器です。押してみて痛みがあったり、ゴリゴリと硬くなっている部分があったら、それはたまった老廃物で、その足ツボに対応する器官や臓器がの機能が弱っているサイン。つまり、今のあなたの体の弱点が足ツボに表れているのです。逆に、自分の体で不調が気になる器官や臓器があったら、それに対応する足ツボを押してみてください。押すと痛かったり、ゴリゴリと硬くなっているはず。そんな場合は、こまめに押して刺激すると、そのうちゴリゴリ感や痛みが解消していき、不調も改善しやすくなります。まずは気になる部分の足ツボを押してチェックしてみて」(Mattyさん)

 

老廃物がたまりやすい秋は「ツボ押し」で解毒!アラフォーの身・心・肌を”整える”【40代 ヘルスケア】_1_2

「上の図で、右のみと書いてある肝臓、胆のう、上行結腸のツボは右足のみにあり、左のみと書いてある心臓、脾臓、下行結腸、S状結腸、肛門のツボは左足のみにあります。それ以外のツボは、すべて左右対称に同じ位置にあります」(Mattyさん)

 

毎日習慣にすればイキイキ!!基本の解毒ツボ

Mattyさんが、まずこれだけはやってほしいと言うのが、解毒に関わる腎臓と膀胱のツボを刺激すること。この2つのツボを押すだけでも、さまざまな不調が改善しやすくなるとか。その理由とは?

「この2つの臓器は、体にたまった老廃物を尿として排出する役目のある“体のゴミ処理場”なので、機能が衰えていたら解毒力が低下してしまいます。

ですから、Matty式足ツボでは、必ずまず最初に腎臓と膀胱のツボを刺激します。そうすることで老廃物が尿として体外に素早く排出され、解毒効果が高くなるのです。むくみが改善して、余分な脂肪の分解も促されるので、美ボディ効果も得られます。以下の足裏の図に示したのが腎臓と膀胱のツボ。時間がない人も、とりあえず腎臓と膀胱のツボ押しを習慣にするだけでOK。今、特に不調がない人も、このツボ押しを習慣にすると、不調予防につながります」(Mattyさん)

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老廃物がたまりやすい秋は「ツボ押し」で解毒!アラフォーの身・心・肌を”整える”【40代 ヘルスケア】_1_4

腎臓のツボ

指を除いた足裏の長さの真ん中に手の親指の腹を真横にして当て、下へと押し滑らせると、かかとの手前で自然と指がJの字に曲がり、内くるぶしの下にたどりつく。これを10回。

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膀胱のツボ

腎臓のツボを刺激して、親指が最後にたどりつく内くるぶしの下の骨の内側の半円状のくぼみが膀胱のツボ。かかとに手の親指を引っ掛け、人差し指と中指、薬指の第1関節をできるだけ遠くに押し当て、熊手をかくように手前に押し滑らせる。これを10回。

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足ツボおしの際の決まりごと

1 食後は30分以上あける

「足ツボは、基本的に1日のうちいつ行ってもOK。自分のやりやすい時間を選んで行いましょう。ただし、食後すぐは胃に多くの血液が集まっているので、このときに足ツボを行うと消化器官に負担をかけてしまうのでNG。必ず、食後30分以上はあけて行いましょう」(Mattyさん)

2 足を洗ってから

「足ツボを行うときは、足を洗って清潔な状態にしてから行いましょう。足指の間もしっかり洗い、洗い終わったら、タオルで足全体と足指の間の水気も拭き取って。また、足に古い角質がたまっていると刺激がツボに届きにくいので、2〜3週間に1回は、角質リムーバーなどで除去するのが理想的です」(Mattyさん)

3 クリームや石けんをつけて

「足ツボを行うときは、肌に負担をかけないよう、ボディクリームなどを塗って行いましょう。尿素20%以上配合のクリームが特におすすめ。お風呂の中で足ツボを行うときは、石けんをつけて行って」(Mattyさん)

4 終了後白湯を飲む

「足ツボが終わったら、流れ出した老廃物を尿としてできるだけ早く体外に排出するために、必ず体温と同じ程度の温度の白湯を200cc以上飲みましょう。それでも尿が出ない場合は、1時間後にもう1杯飲んでください」(Mattyさん)

※体調により水分制限がある方は、医師に相談のうえ、指示にしたがって白湯を摂るようにしてください。

 

▶次回は、9/13(火)公開予定!

さらに不調を改善したい人は、この腎臓と膀胱の足ツボに、次回ご紹介する秋に多い不調別の足ツボをプラスして行えば効果がアップ!ぜひチェックして。

取材・文/和田美穂 イラストレーション/佐藤由実 構成/原千乃

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