No.179 Ikumi

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2022年10月7日

【京都の宿】旧皇族の別邸を使用した吉田山荘で高雅な時間を楽しむ一泊

旧皇族の別邸だった貴重な和洋建築を存分に堪能できる登録有形文化財の宿で格式高い華族の空気に触れる。

今回の京都旅行の宿のひとつは、京都吉田山の高台にある吉田山荘に。

こちらは、昭和天皇の義弟である東伏見宮家の別邸として1932年に建てられた邸宅を使用した料理旅館。

格式高い皇室の雰囲気漂う和洋建築の建物は、国の登録有形文化財にもなっている貴重な建築。

宮家の過ごした空間で過ごすひとときはとても贅沢なものでした。

吉田山荘で過ごした1日をYouTubeの動画にアップしましたので、そちらも下記よりぜひご視聴ください！

まずお出迎えしてくれるこちらの荘厳な門。

こちらは、飛鳥時代の古代工法で大伽藍を造営することのできる「最後の宮大工棟梁」といわれた西岡常一氏による登録有形文化財の貴重な建築。

宮大工として初の文化功労者となった氏の京都では唯一の作品です。

そして門から奥へ進むと総檜造りの外観が重厚な本館が現れます。

玄関には、吉田山荘のアイコンとも言えるステンドグラスの丸窓。

和洋の織りなす建築美を観ることができます。

そしてまずは、ステンドグラスの美しい応接間に通され、こちらでチェックインの手続きを。

その間に出していただいたのはお茶と水飴。この水飴は、古代米から作られたもので免疫力向上や視力回復にも効果的とのこと。

そして、一緒に添えられたのはこちらの大女将による万葉仮名で書かれた和歌。
毎回ゲスト一人一人に合わせて大女将が選んだ和歌を書かれているそうです。

そして客室へ。

今回は2階の客室にしましたが、2階にある3室全て貸切りという贅沢さ。

他は、1階の客室と離れの1日3組限定となっています。

2階の客室はなんといっても吉田山荘のアイコンであるステンドグラスがあること。

3部屋のうち2部屋はステンドグラスが張り巡らされていて何とも素敵な雰囲気。

そして日本家屋には珍しい広いベランダもついています。

部屋からは宿の美しい庭園と高台ならではの東山の山々、京都の街並みなどが見渡せます。

ベランダからは、五山の送り火で有名な大文字山がよく見え、当日は大の字を見ることができるそうです。

部屋の洗面台も当時のままと思われるレトロな造り。

お風呂も24時間貸切りでいつでも利用できます。

夜は秋の虫の音だけが響く静けさ。

中秋の名月にちなんだ飾りと秋の花が生けられた京都の風情漂う寝室ではゆっくりと休むことができました。

翌日は宮中を思わせる豪華なお部屋と朝食、そして食後のコーヒーは隣接するレトロカフェ真古館へ移動。

こちらはまた次回のブログにアップします。

今回も最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。

吉田山荘オフィシャルサイト

食や旅を中心としたYouTubeチャンネル「moshimochi_channel」もぜひチェックしてみてください。下の画像からもご覧いただけます。