\ 私が教えます! /
村木宏衣先生
その3 下へ下へとゆるむフェイスラインを上向きに
フェイスラインがたるんでくると、老け顔になってしまうのはもちろん、顔が大きく見えてしまう原因にも。こんなたるみは、どうやって改善したらいい?
「フェイスラインに締まりがなくなる原因は、加齢によって肌の弾力性が失われることはもちろんですが、あごの動きが悪くなることも関係しています。スマホやパソコンを見る時間が長かったりすると、首が前に出るせいであごの動きが制限されて動きが悪くなります。あごの下には顎下リンパ節という大きなリンパ節がありますが、あごの動きが悪くなると、リンパの流れが滞って顎下リンパ節が詰まってしまいます。その結果、あご周りがむくんで老廃物がたまるのでフェイスラインがもたつくようになるのです。また、舌の筋肉の衰えもフェイスラインのたるみを招く要因。本来、舌は上あごの前歯の裏側に舌先がついているのが正しい状態。でも加齢によって舌の筋肉は衰え、舌の位置が落ちてきます。すると二重あごになりやすくなり、フェイスラインがたるんでしまうのです。ですから、フェイスラインのたるみを改善するポイントは、あご周りのリンパの滞りを改善することと、舌の筋肉を鍛えることです」(村木さん)
そこで村木さんがおすすめしてくれたのが、以下の2つのメソッド。こまめに取り入れれば、引き締めったフェイスラインが取り戻せる!
1.あご下リンパ流し
舌を動かしながら、あごの下の顎下リンパ節を刺激するエクササイズ。舌の筋肉が鍛えられるうえ、あご周りのリンパの流れがよくなるので、フェイスラインがスッキリとシャープに。
STEP1.
利き手の人差し指をカギ型に曲げ、第一関節から第二関節の間の平らな面を、あご先から2cmほど内側の骨のキワに当てて圧をかける。
STEP2.
あご下に圧をかけたまま、英語の「R」の発音をイメージしながら、巻き舌で「ら」「り」「る」「れ」「ろ」と、大きく口を動かしていく(声は出さなくてOK)。これを5回繰り返す。
2.あご下リンパ流し②
STEP1.
人差し指をカギ型に曲げ、第一関節から第二関節の間の平らな面を、あごの2cmほど内側にある骨のキワの、顔の中心から約1cm外側に当てる(左あごの場合は右手、右あごの場合は左手の人差し指を当てる)。
STEP2.
人差し指をしっかりと押し当てたまま、「あぐあぐ」と口を開け閉めする(声は出さなくてもOK)。これを8回。フェイスラインのあごの内側をエラに向かって指の位置をずらしながら、6箇所、同様に行う。反対側も同様に。
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