やわらかな色のスーツ姿のキム・ヨンデさんが、2階客席に光をまとって登場しファンのときめきを誘い幕の上がった「2023 KIM YOUNG DAE JAPAN FANMEETING -Hello Again-」。1階客席後方からファンの声援にも笑顔で答えながら舞台に上がり、Timの「愛しています」を歌い上げました。歌うことが好きというヨンデさんの美しい歌声に会場が酔いしれます。日本語での挨拶も発音がとても美しく、会場からすごい、すごい!と悲鳴のような歓声が。
トークでは、初めての対面ファンミーティングなので、心臓のバクバクが止まらず寿命が縮むのではとまで思ったそうで、人見知りっぷりを披露。時折、ニコリと微笑んだり、会場に合わせて自らも拍手をしたり、はにかみぶりにツボったファンも多いのでは。最近よく検索した言葉が発表され、まずひとつめの検索ワードは「キム・ヨンデ」。朝起きたら、そして寝るまえにも検索するそうで、1日に2・3回はチェックしているとか。ちなみに、人見知りなので、コメント欄には返信できないそう(笑)。「禁婚令」が放映中は、評判が気になり検索。ここで突然ドラマの王様役になってセリフをと振られると「威厳のある声じゃないといけないんですが」と前置きして「世と婚姻しよう」とのたまい、おおいに盛り上がりました。終始初々しくチャーミングで、また、旅行はよく調べ上げてあちこち行くのが好きで、「東京グルメ」も検索。旅行といえば最近ヨーロッパ旅行を終えたばかりで、ロンドンの博物館で日本のファンに声をかけられとても嬉しかったのに、人見知りなのでうまく反応できず残念だったと反省していました。そして絶賛時差ボケと戦っているとも。
また、今まで演じたキャラクターアンケートコーナーでは、ファンの事前投票結果と自身の推しを発表。“桜の季節にデートするなら?”ヨンデさん自身は、ドラマのイメージからツンデレかと思われがちだが愛情表現はする方だともいい、選んだのは「流れ星」のコン・テソン。「禁婚令」の王様は時代が違うから無理だし、「偶然見つけたハル」のオ・ナムジュは漫画だから無理なのでと(笑)。“見ているだけで癒されるキャラは?”、「天気がよければ会いにゆきます」のオ・ヨンウを選択。自身のなかにはまったく無いキャラなので、と推していました。
衣装を着替えて登場した2部のスタート。「初めまして、私はキム・ヨンデです、会いたかったです」と日本語でジョークも飛ばす余裕!? ファンの質問に直接答え、誠実で優しい素顔で魅了すると、ファンからのバースデーソングと「私たちの輝く星キム・ヨンデ誕生日おめでとう」と書かれたバナーを掲げるサプライズ!嬉しそうにファンからの寄せ書きのギフトをしっかり胸に抱きしめる姿が印象的でした。今回のイベントの感想を求められると、「ファンの方々の存在はわかってはいましたが、こうして実際に、初めてファンの皆さんにお目にかかり胸に迫るものがあり、また新たに生まれ変わったような気持ちです」と告白しました。
最後に「歌詞が皆さんと僕を表現しているようで選んだ」というファンへの歌の贈り物があり、歌いだすとそれはなんと中島みゆきさんの「糸」。ラストは感極まって歌詞に詰まりファンが歌を続けて助けてあげたのにも、癒しの歌声と完璧な日本語の歌詞も胸に響き、日本のファンのために準備を重ねてきた誠実な気持ちにまた感動。終演後はひとりひとりお見送りも、と、心のこもった最強のイベントでした。ヨンデさんの最新作時代劇ラブコメ「禁婚令:朝鮮婚姻禁止令(原題)」の日本配信が待たれます!