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垂れてきたけど・・・まだあきらめない!アラフォーからでもバストアップ、できるんです!

アラフォーになって気になりだすのがバストの老化。特に多いのが、上部がそげてきたり、バストが垂れてきたり・・・。でもご安心あれ!バストアップのコツを美乳作りのプロが伝授。ハリのあるバストを取り戻して!

☆お話をうかがったのは…

ワコール広報・宣伝部 白鳥貴子さん

女性の"美しくなりたい" という願いを実現するべ く、商品を中心にPR活動を行う。女性のバスト事情にも精通

美乳研究家 MACOさん
プロボクサー、スポーツインストラクターとして活動後、小顔と美乳専門サロン「MALOOVE」開業。独自の小顔美乳体操「こがおっぱい」が話題に

【1】アラフォーのバストはどうしてそげて、垂れて、離れるの?

アラフォーに多いバストの3大お悩みが、胸の上部がそげることと、全体的に垂れること、左右に流れて離れること。まずはなぜそうなるのか、その理由を解説!

①加齢に伴いバストが変化していくメカニズムとは?

アラフォーになるとバストのハリが失われ、いろいろな悩みが生じるけれど、その理由とは? そこでまず知っておきたいのがバストの構造。

「バストの内部は、乳腺と脂肪と、それらをまとめるように支えている〝クーパー靭帯〟などで構成されています。バスト内部の脂肪の増加とクーパー靭帯の伸びが原因クーパー靭帯は、さまざまな組織からなり、バストをつり上げ、形を保つ役割をしています。これによってバストのハリは保たれているのです」(ワコール広報・宣伝部 白鳥貴子さん)

でも、加齢とともにこんなバストの内部構造に変化が……。

「若いころのバストは、脂肪より乳腺の割合が多いのですが、加齢によるホルモンバランスの変化に伴って乳腺の細胞が萎縮し、脂肪の割合が増えます。すると乳房に重みが加わるうえ、柔らかくなるので下垂しやすくなります。また、バストに重力や揺れなどの刺激がかかり、それが積み重なるとクーパー靭帯が緩んで伸び、乳房を支えられなくなります。クーパー靭帯は一度伸びると元に戻りません。さらに加齢とともに皮膚の弾力性も低下し、乳房を支える力が弱まります。これらの原因で、上胸がそげたり、全体的に垂れたり、左右に流れたりしてしまうのです」

加齢によるバスト内部の変化

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20代のバストは乳腺がつまっていてハリがあるが、40代のバストは脂肪(白い部分)の割合が増え、柔らかさも変化する。(提供:ワコール人間科学研究所)

バストの内部の構造

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バストの内部には乳腺と脂肪があり、それをまとめて支えているのがクーパー靭帯。年齢を重ねるにつれ、脂肪の割合が乳腺より増えていく。

バストは、そげる、たわむ、 外に流れるの順に形が変化

このようなバストの形の変化には、一定の法則があるとか。

「第1段階では、バスト上部のデコルテ部分のボリュームが落ちてそげ、バストの脇側もそげます。第2段階では、バストのハリがなくなって下部がたわみ、下向きになります。第3段階ではバストが外に流れて、バスト自体が下がるというように変化していきます。当社の調査では、40代では、第1段階の人が半数近く、第2段階が38%で、第3段階の人も16%もいました」

また、バストだけでなく、そのまわりにもさまざまな加齢による変化が。

「バストが柔らかくなることで、脇に流れやすくなり、脇や背中のハミ肉も目立つようになります。ブラジャーのストラップが食い込んだり、段差が目立つようになっていきます」

このようにバストやその周辺の老化は進んでいくが、その進み具合には生活習慣などにより個人差もあるそう。

「当社の長年の調査では、年齢を重ねても体型が変化しにくかった人は、正しい姿勢や歩き方を心がけていたり、体をよく動かして活動的な生活を送り、規則正しい食生活を心がけていたことがわかっています。また、自分の体に合った下着をつけていることも体型変化が少ない人の特徴でした。つまり、ふだんの習慣や下着に気をつければ、バストのエイジング対応になります」

今より胸を老けさせないためにも必要なのは生活習慣やブラジャーの見直し。詳しい方法は次ページから紹介するので早速、実践を!

加齢によるバストの形の変化

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1.そげる

バストの形の変化の第1 段階は、バスト上部のデコルテ部分のボリュームが落ち、脇側がそげた状態になること。

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2.たわむ

第2段階の変化は、バストの下部がたわんで、バストトップがどんどん下向きになっていく。40代では約4割が経験。

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3.流れる

第3 段階では、バストが外に流れて、離れていき、バスト自体が下がってしまう。50代にもなると、この状態の人が多い。

出典/ワコール人間科学研究所

②バストケアと生活習慣でアラフォーでも美乳に!

猫背姿勢や偏った食事、睡眠不足などがバストを老けさせる原因だって知っていた?

猫背姿勢や偏った食事、睡眠不足 などがバストを老けさせる原因

現在40歳にしてFカップの美乳をもつMACOさん。でも実は、スポーツインストラクターをしていたこともあって体脂肪が落ち、30代半ばまでBカップだったとか。

「そのころ、女性らしい体型になりたい! と一念発起し、これまでの知識をもとに自ら考案したのが、バストアップと小顔の両方をかなえる〝こがおっぱい〟メソッド。これを実践したら、半年でBからFカップになったんです」

その後、結婚して第1子を出産、現在は第2子を妊娠中のMACOさん。産後も美乳をキープする秘けつとは?

「アラフォーになると誰しもバストは猫背姿勢や偏った食事、睡眠不足などがバストを老けさせる原因しぼんでいき、特に産後はしぼみます。ただ、そこでケアするかしないかで大きく変わるんです。マッサージやエクササイズをすればハリのあるバストは維持できます。また下着も重要で、産後は特に、カップつきキャミなどの楽なブラに逃げがちですが、きちんと補整機能のあるブラをつければバストはアップします。ふだんの生活習慣にも注意が必要で、パソコンやスマホばかり見て猫背姿勢が続くとバストはたるみます。また、食事でタンパク質や良質の脂肪をとっていないと皮膚の弾力が失われてバストもそげますし、睡眠不足やストレスもホルモンの分泌を低下させバストのたるみの原因に。こんな習慣にも注意すれば、アラフォーからでもバストアップは十分可能です!」

そげ・垂れ・離れを招く生活習慣チェックリスト

□パソコン作業が長い

□ダイエットのため油をカットしている

□甘いものが欠かせない

□スマホを見すぎている

□家ではノーブラ

□カップつきのキャミやベアトップを愛用

□スポーツの時もふだんと同じブラ

        ↓
多く該当するほどバスト老けは深刻!

たった数分でかなう!簡単エクササイズ&マッサージ法

▶左右の離れが気になる&ハミ肉が気になる方のマッサージ法こちら

▶バストが下を向いてきた&特にそげが気になる方のマッサージ法こちら

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マッサージはクリームを塗っても◎

マッサージは低刺激のクリームなどを塗って行うのが◎。MACOさんの愛用は、優しさにこだわったコレ。シアバターライト100㎖¥3,300/アトピーラボ

【2】昔と同じブラだと、そげ・垂れ・離れが加速!アラフォーはブラの見直し時です

合わないブラをつけていることや、間違ったつけ方をしていることは、バストのそげ・垂れ・離れを加速させる大きな原因。アラフォーだからこそ、ブラ選びとつけ方の見直しを!

年齢や自分のサイズに合うブラを 正しく選んで美乳を目ざして

「加齢が進むと上胸の肉が落ち、乳房内部では脂肪が増え、柔らかくなります。そのため20代用に開発されたブラを40代の女性がつけると、ブラのパワーが全体に伝わらず、上胸まで美しく整えることができません」(白鳥さん)

下の画像のように、40代が20代のブラをつけるとバスト上部にすき間ができ、パカパカと浮いてしまう状態に。

「40代向けのブラは、カップ内側に乳房を大きな面で押し上げて上胸までふっくらさせる工夫がされていたり、アンダーベルトやストラップが太くなっていて肌に食い込みにくくなっていたり、ワイヤーの曲線が緩やかで外に流年齢や自分のサイズに合うブラを正しく選んで美乳を目ざしてれるのを優しく抑えたりといった工夫が施されています。こういったブラを選ぶことが、バストのエイジング対応のコツです」(白鳥さん)
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※個人差があります 提供:ワコール人間科学研究所

また、自分に合ったサイズのブラを正しく選ぶことも大切。

「多くの女性が自分の胸を過小評価していて、実際より小さめのブラをつけてバストを押さえつけていますが、これではバストは育ちません。お店で実際につけてみて、息を吸って胸をふくらませた時にきつくなく、カパカパもしないブラを選んで」(MACOさん)

選び方のポイントは下の図をチェック。

「ブラは言わば〝第2の皮膚〟。アラフォーの胸をしっかりホールドできる補整ブラを選んで形状記憶させれば、バストは必ず変わります。また、夜寝る時にもバストが横に流れないよう、夜用のブラをするのも理想的。ブラで美乳を育てましょう」(MACOさん)

アラフォー向け 正しいブラ選びのポイント

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【3】そげ・垂れ・離れの悩みにも対応!アラフォー向け、美バストに導くブラジャー

美乳研究家MACOさんと編集部が、アラフォー向けの美バストを作るブラを厳選。さまざまなバスト悩みを解決する工夫が施されているから、要チェック!
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バストをしっかり包んで安定させ肌当たり、つけ心地も快適

カップ上辺が高いのでバストがしっかり包み込まれて安定。サイドベルト上辺はテープを使わず食い込みにくい。ワイヤーが外づけなので肌当たりが優しく、アンダーは伸縮性があり快適。アルラ 肌あたりもつけごこちも、やわらかブラ PI¥6,700/ワコール

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しっかりと持ち上げ上胸までふっくらとしたバストに導く

カップ内側のリフティングシートがバスト全体を優しく持ち上げ、上胸まで自然な丸みのふっくらとしたシルエットに。サイドベルト上辺は折り返し始末で食い込みにくくアウターにひびきにくい。ラゼ 胸もと年齢マイナス5歳をめざすブラ OB¥8,300/ワコール

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脇や背中に流れたお肉を集めて本来の位置に戻す補整ブラ

幅広ワイヤーと浅めのカップで脇や背中に流れた肉を胸に戻し、バージスライン(乳房下部のふくらみが始まる境界線)を作る補整ブラ。独自の3 ステップでバストを定着させ理想の形に。ジャスミンブラ BL¥8,200/ゴールドフラッグ(ブラデリスニューヨーク)

【4】もっと知りたい!バストのお悩みQ&A

バストのお悩みにMACOさんがズバリ回答。同じ悩みをもつ人は参考にして美乳を目ざして。

Q1.ランニングってやっぱりバストによくない?

A.ウォーキングのほうがおすすめ。やるなら専用ブラは必須

「ランニングは、クーパー靭帯が伸びる原因になるうえ、体脂肪も落としてしまい、バストにとってハイリスクなスポーツ。ウォーキングやヨガなどバストの揺れが少ないものがおすすめですが、ランニングなどのハードな運動をする際はスポーツ用のブラをつけて揺れを抑えるのがマストです」

Q2. ブラをつけているとかゆくなります

A.肌に優しい素材のブラやノンワイヤーのものを選んで

「バストが乾燥しているとかゆみが出やすいので、低刺激のクリームやオイルなどでしっかりと保湿をしましょう。またブラの素材やワイヤー(金属アレルギー)が原因の場合もあるので、天然素材のブラを選んだり、ノンワイヤーブラやワイヤーが外側についたブラなどを選んで」

Q3. ブラってどれくらいで買い替えるべき?

A.1年ほどで買い替えるのがおすすめ

「ブラは使っているうちに、アンダーベルトやストラップが緩んで伸びていきます。長く使いすぎていると、気がついたら2㎝も伸びている場合も。伸びたまま使っているとバストが正しく補整できず、垂れ、そげ、離れの原因に。なるべく1年ほどで買い替えるのが理想的です」

何歳からでも美乳は作れます!あきらめないで今からバストケアを!
撮影/藤澤由加 イラストレーション/きくちりえ(Softdesign) 取材・文/和田美穂

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