美容ジャーナリスト 齋藤薫
歳をとること=清潔感を失うこと。
だから今から始める「毎日3つ、清潔感を作って出かける」美習慣
アイデア:1
とても単純に、清らかな色の服を着る。それだけで清潔感!
まず言いたいのは「清潔感を難しく考えない」ということ。例えばウェディングドレスが純白というだけで"穢(けがれ)のなさ"を強烈にイメージさせるように、服の色が持つ清潔感はそのまま纏まと って出かけられることを知って欲しい。だから単純に、淡い水色やアイシーなグレーなど、それ自体が清らかさを宿す色は、清潔感を着るための色。不思議に、気持ちまでが清らかになると感じる人も少なくないのだ。
アイデア2:
とりわけ大切なのが口元の清潔感。だからここは澄んだピンクの口紅を!
「人間の品性は口元に表れる」そう言われるのを知っているだろうか? 口元はものを食べ、言葉をしゃべる。つまりは、その人の生き方に最も深く関わってくる場所だからこそ、上品下品の分かれ道。そこに清潔感がないと、全てが台なしになるほど。何よりも先に口紅の色を、見るからに清潔感あるきれいな色に塗り替えるべき。例えば、少女の唇を再現するような、澄み切ったピンク色を! あえて輪郭をとらず、唇の中央に置いた色をふんわり広げると、少女のような清潔な唇になるはず。
アイデア 3:
声と発声、言葉の置き方もそこはかとない清潔感につながる
声の美しさはもちろん第一印象の清潔感につながるし、言葉づかいの美しさもまた、人となりの清潔感になってくる。でも何より大切なのは、声の発し方と言葉の置き方。声も言葉もできるだけ丁寧に、心を込めて相手の前に差し出すようにすると、清潔感が溢れ出る。お手本は、ハズキルーペCMの"武井咲さん扮するマダム"。あの優雅なトークは本当に見事だが、決め手はファルセット。裏声のような発声が清潔感を生むのを見逃さないで。
アイデア 4:
ピンと伸びた姿勢。くたびれていない上向きの表情
年齢を重ねるほど「清潔感には命のきらめきが必要」という話をしたけど、だから大きな決め手になるのが姿勢の良さ。背中が丸いとそれだけで全身から清潔感が失われる。人としてフレッシュな印象が消えるからだ。ピンと伸びた背筋同様、顔の表情もバストもヒップも、上向きの印象に保つことが清潔感の鍵になる。というより、背筋を伸ばすと外のパーツ全てが上向きになるのは不思議なほど。
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