美容ジャーナリスト 齋藤薫
歳をとること=清潔感を失うこと。
だから今から始める「毎日3つ、清潔感を作って出かける」美習慣
アイデア:5
メイクから服まで、全身スキニーピンクで清潔感の魔法をかける
どんな色みであれ、ワントーンには清潔感がきちんと宿る。特に、肌色も含めてのワントーンを成立させる"ベージュトーン"は、究極の清潔仕立てとなるが、ここでちょっと注意しなければいけないのは、とても意外だけれど、年齢とともにベージュが肌をくすませ、似合わなくなる傾向があること。ここは血色を感じさせるスキニーピンクのワントーン。メイクも服も同系色でまとめると、全身に清潔感がほとばしる。
アイデア 6:
ともかく毛穴と色ムラのない、均一な透明肌は清潔感の命
歳をとることは、肌から清潔感を失うこと……でもだからこそ、肌にも清潔感を意識して宿すことが何より大事。決して諦めずに毎日毎日、"清潔肌"を 育てて欲しい。決め手は、毛穴が見えないこと。色ムラがないこと。そして透明感が目に見えること。そして、均一な肌色を作りながらも青み系の淡いピンクのチークをふんわり加えると、青みピンクが血色と血管の青みを両方イメージさせるから、メイクでもちゃんと清潔感が作れること、覚えておいて。
アイデア 7:
後れ毛まで神経が行き届いた、手間のかかったヘア
では髪型はどうだろう。まず髪質について、驚くかもしれないけれど、じつは髪にも透明感が宿る。真に上質な髪にはツヤやハリとともに透明感が生まれることを知っておいて。そういう美しい髪なら、後れ毛も美しいけど、ちゃんと計算された手間のかかったナチュラルヘアであることが大切。つまりどんな髪型であっても、1本1本まで神経が行き届いている痕跡が清潔感の鍵なのだ。
アイデア 8:
そして最後はやっぱりセンス。趣味が良く品がいい。それだけで清潔感
趣味の良い服選びができる人は、結局のところいつ見ても清潔。何故なのだろう。センスがある人、野暮ったくない人は、いつも清潔。おしゃれのセンスとは、何を着ても"下品に見えない"、"汚く見えない"テクニックだと言っても良いくらい。またその年代年代の自分を一番素敵に見せるものは何なのかを、きちんとアップデートできることも含めて、全て解っているクレバーな女性ほど清潔、そうも言えるのかもしれない。
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