スタイリスト 村山佳世子
大人のカジュアルとは? の問いに「ベースはきれいめに、どこかに必ず女らしさを残すこと」と答えてくれた村山さん。アラフォーに似合うその具体例を、5つのイメージで見せてもらいました。
STYLE 01:スポーティなカジュアル
<まずは注目のボリュームスニーカーを使ったちょっとスポーティなスタイルを。これも実はシャツ+タイトスカートと、ベースの服はきれいめなんです。そこにスニーカーやスカートのリブ素材といったカジュアルな要素を加えてちょっとだけ着くずす、このくらいが、大人にはよいバランスです>
「シャツはボリューミーなサイズを選ぶとより今年らしく。さりげなくおしりやおなかもカバーできて一石二鳥です。襟をあけたり袖をまくったりしてラフに着つつ、ナバホパールのネックレスとバングルでさりげなく女らしさを加えて」(村山さん)。
STYLE 02:ヘルシーなカジュアル
<人気再燃中のショートパンツで夏ならではのヘルシーな着こなしに挑戦。女らしさを出すため、パンツはあえてボーイッシュな素材ではなくとろみのある一枚を選んで。トップスはジャケットでもシャツでもいいですが、ぜひ「襟」があるものを。そうすると簡単に上品さが生まれます。>
ツヤのあるパンツとラフなリネンジャケットの異素材ミックスにも、上級者らしいおしゃれ感が漂う。「旬のブラウンと白をメインにした色合わせもポイント。子供っぽくなりがちなショートパンツを色みで大人っぽく見せる作戦です(村山さん)」。
STYLE 03:クールなカジュアル
<黒が主役のクールカジュアルってやっぱり素敵。ただ、アラフォーが黒で辛口に固めすぎると貫禄ばかりが出てしまうので……。遠くから引きで見るとクールでカッコいいけれど、近くに寄って見ると実は甘さがあって女らしい。そんなさじかげんを意識してみました>
切りっぱなしのブラックデニムにボヘミアンな刺繡ブラウスを合わせ、ほんのり甘さのある着こなしに。「黒はどうしても重くなりがちなので、ラフにまとめた髪やベージュのバッグ、クリア素材のパンプスなど、コーデを軽やかに見せる工夫をちりばめて」。
STYLE04:トラッドなカジュアル
<ラフになりがちな夏だからこそ、ジャケットやローファーで つくるトラッドなカジュアルが気になります。サーマル&コットンパンツのラフな組み合わせにネイビーのリネンジャケットをさらりとはおって、大人マリンな着こなしに。>
「今年は薄くて軽くてカーディガン感覚で使える、涼しげなリネンジャケットが本当に豊富。 ラフな服にはおるだけで印象が締まるので、カジュアルなシーンでこそ、ぜひ活用してほ しいアイテムです。配色は白をベースに、ネイビーのジャケットとシルバー小物で夏なら ではの涼しげなトリコロールを意識してみました」。
STYLE05:フェミニンなカジュアル
<夜のちょっとしたお出かけにカジュアルなドレスアップって素敵。といっても派手さを出すわけではなく、ワンピースのボリューム感や肌見せでさりげなく女らしさを香らせる。それくらいが今っぽいな、と思うんです。>
たっぷりとしたドレープのキャミソールドレスをさらりとまとい、チェーンバッグとバングルで女らしいツヤ感を。「肌見せは胸もとより背中や肩を出すほうがより大人っぽい。足もとはヒールだと逆に古い印象になるので、ぺたんこサンダルで抜け感を出して」
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