「親身な回答がしみる」と評判の「大人のカウンセリング室」。神崎恵さんと小田切ヒロさんのおふたりが、交代で読者のお悩みに答えます。
お悩み:「部下に怖がられています。なぜ?」
(44歳・会社員・未婚)
回答者はこの人! 神崎 恵さん
■神崎恵さんの回答:好かれようとするより、尊敬される人を目ざして
でも、このかたはチームのリーダーなんですし、多少怖いと思われてもいいのでは? 仕事ですもの、無理に好かれる努力をする必要はないと思います。ある会社に厳しくて有名な管理職のかたがいるんですけれど、部下のかたは、「それでも私、あの人好きなんです」。それを聞いて、「怖い=嫌い」ではないんだなあと。怖くても尊敬しているんですね。では、「怖い=尊敬」になるかどうかの差はどこにあるのか? 私が思うには、道理が通っていること、私情で怒らないこと、いじわるでないこと。それさえ守っていれば、「怖いから嫌い」にはならないはず。
このかたは、ビクビクと気を遣いすぎ、人の顔色をうかがいすぎかもしれませんね。すると部下のかたは「嫌だな」というより、「面倒だな」と感じてしまうもの。チームリーダーなのだから、シンプルに「リーダーとしてどうあるべきか」でいいのではと思います。そもそも上司のことが大好きというケースはそんなに多くありません。「部下が困っていたら手を差し伸べる」というスタンスでOKです。
私もアシスタントがいた時、あまり叱らなかったんですね。でも、ちゃんと注意せず、優しく言うと、上司と部下ではない、同等の立場になって、部下も「好き・嫌い」の友達的感情で上司に接するようになります。しっかり厳しく言うほうが人間関係は楽になるのだと感じました。反対に、アシスタントに対してすごく厳しい知人がいますが、そのかたはそれでも尊敬されているんです。仕事の部分で「この人から学びたい、一緒に仕事をしたい」と思ってもらえている。私はいい人でいたいと思ってしまったんですね……。
ただ、どうしても気になるのなら、忙しい時でもきちんと顔を見て話すだけでも全然違う。それから仕事時はテキパキと、一方で朝や帰りがけの挨拶や休憩時間は、自分を出してにこやかにしてみる。けれど、その間には線を引いて、ずっといい人でいなくてもいいんです。また女性は、「かっこいい」部分がある人に対して尊敬の念を抱くことが多いですから、好感度ファッションより、かっこいい系のファッションにしてもいいかも。ジャケットを着こなすとか、今っぽいブラウンベージュのリップをつけてみるとか。
とはいえ、このかたにとって今、最も大切なのは、嫌われる勇気をもつこと。「怖いと思われるくらいでいい」と覚悟を決めて、リーダーとしての道をつき進んでください。
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