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【小物しだいでどこへでも・黒ワンピース編】エディター・磯部安伽のスタンダードアイテム5

不要なものを捨てて、残ったものが自分のスタンダード・・・。大人気エディターが、軸を見直すことの楽しさと可能性を、自身のスタンダードアイテムとともに紹介します。
磯部安伽

磯部安伽

 確かな知識と世界観のあるページ作りで、各女性誌で引っぱりだこのファッションエディター。大人の"進化系ベーシック"を体現する私服スタイルも大人気。著書に『ファッションエディター磯部安伽のスマートクローゼット』(KADOKAWA)

Isobe's STANDARD▶︎「小物しだいでどこへでも」黒ワンピース

日本の夏にこれほど似合う服をほかに知りません

日本の夏のスタンダード。1着あれば可能性は無限大!

ファッションを生業としている私でさえ、着るものについて何も考えられなくなる酷暑の時期。毎年、私が手に取るのは決まって、黒のノースリーブワンピースです。

まずはその圧倒的な正装感。昔はリトルブラックドレスという言葉がよくファッション誌に載っていましたが、華やかなシーンやフォーマルな場でも黒ワンピなら堂々と着ていけます。その一方で、レギンスやスニーカーを合わせればぐっとカジュアルにも振れる。小物しだいで、その日のスケジュールに合わせていくらでもアレンジできる懐の深さを頼りに、きっと今年の夏もまた、私は黒ワンピに手を伸ばすことでしょう。

けれど、実は黒ワンピの魅力は高い実用性だけではありません。それは、日本人女性に、そして日本の夏にとてもよく似合うということ。私たちの濃い髪や瞳の色に、そして少し焼けた夏の肌に抜群に映える。そして湿度の高い気候には、そのミニマムさがかえってすっきりと、涼しげな印象さえ感じさせてくれるのです。

〝街や場になじむ着こなし〟もまた、私にとってはおしゃれのスタンダード。気軽にあちこちお出かけ、というのはもう少し先のことになりそうですが、日本の夏に似合う最強アイテムを軸に、おしゃれの妄想コーデを楽しみたいと思っています。

 妄想コーデその1、レストランでパーティ 

エブールの黒ワンピースコーデ

「黒ワンピを選ぶ基準はひとつだけ、それはノースリーブであること! この肌の抜け感があるから黒でも暑苦しく見えないし、カジュアルなアレンジもしやすいんです。『エブール』のマキシワンピは、シルクタフタを贅沢に使ったとびきりリッチな1着。この華やかさとドレッシーさがあるから、そのぶん小物はエスニックなシルバーアクセやビーズバッグ、ぺたんこサンダルで遊び心を加えました」

Data:

One-piece__ebure

Necklace__ALZUNI

Earrings__OMBRE CLAIRE

Bag__ne Quittez pas

Shoes__GIUSEPPE ZANOTTI

 妄想コーデその2、夏休みにリゾートへ 

アンクレイヴの黒ワンピースコーデ

「今年デビューのブランド『アンクレイヴ』の1着はカジュアル感のある綿麻素材で着心地抜群。すっきり細身のシルエットから思いついたイメージはそう、ジャクリーン・ケネディのバカンスコーデ! ゴールド小物のリッチ感を加えつつ、サンダルとかご、ストールはすべてドライな質感で統一。こんな着こなしでカプリ島とか、旅してみたいな!」 

サングラス¥33,000/アイヴァン PR(アイヴァン)

Data:

One-piece__uncrave

Hat__La Maison de Lyllis

Necklace__MARIHA

Bangle__VINTAGE

Bag__THE STORE by C,

Stole__A_SAUCE MÊLER

Sunglasses__EYEVAN

Shoes__PELLICO

【Marisol8月号2020年掲載】撮影/魚地武大(TENT/物) スタイリング協力/松村純子 ※価格表記のないものは、すべてエディター私物です

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