「東京で雑誌の編集をしていた時、父の体調がくずれたことをきっかけに実家のお寺を継ごうと決意。熱海と東京を往復する生活が始まりました」
お寺は本来、地域の中心的役割をもっていると考え、まずは地域を知ろうと熱海の街づくりにかかわり始めた。そして多様な働き方ができる熱海に可能性を感じ、徐々に働き方を変えた後会社設立に至ったという。
ジルサンダーのバッグには、デュアルライフのための少数精鋭グッズが。「ノートPC(⑨)とイヤホン(②)は必須。急な会議が入った時に便利なイヤホンは、ノイズキャンセリングつきでないタイプを選んでいます」。よくある黒でなく、こだわりのベージュを。
また、コロナ禍で今はほぼリモートワークというものの、新幹線移動時にはマスク(①)と消毒アイテム(⑩⑪)も。 「マスク下にもリップ(③④)は欠かさず塗り、オンオフは好きな香り(⑥)で気分を切り替えています」
水野さんの2拠点ライフ。メリットとデメリットは?
「会社勤めをしながら3年かけて徐々に2拠点の生活に移行していったので、 デメリットは特に感じません。自分の優先順位とも改めて向き合い、家族との時間も増えましたね。負担を最小限に、キャリアや人脈を広げてこられました。東京での仕事も続けていて、熱 海も東京も〝生活圏〟という感覚。両方のいいとこどりかもしれません」
コロナ禍を経て、地方への移住願望が高まっている現在。
「気になる街があれば、その街を見にいってリサーチしてみては? 家族やキャリアなど、守るものがあるから一気に移住するのは不安が大きい。でも、〝小さな一歩〟を重ねて〝動きぐせ〟をつけていくと、いざという時に〝大きくジャンプ〟できます 」