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旅する気分で楽しむ。ギリシャワインにヨーグルトのさわやかな味わいの料理を合わせて【平野由希子のおつまみレシピ #93】

簡単! おいしい!今回はギリシャワインに合うレシピをご紹介


【今月のメニュー】

ギリシャワイン×ザジギ

自由に旅に出られない時、行ってみたい国のワインを飲むというのもひとつの選択肢。
「数年前から再注目されているギリシャワインは、5000年以上の歴史を誇るもの。白も赤も多種多様ですが、フルーティな白ワインはヨーグルト料理や魚介などのフレッシュな素材によく合います。今回はギリシャの代表的な料理、ザジギをご紹介。きゅうりとヨーグルトのさわやかな味わいで、パンにつけたり、肉料理や揚げ物のソースにも。よく冷やしたギリシャワインとともに、夏のひと時をお過ごしください」


【レシピ】
ザジギ

ギリシャワイン×ザジギ1

【材料[作りやすい分量]

きゅうり… 1 本
ギリシャヨーグルト(プレーン砂糖不使用、100g入り)… 2 個   

A
にんにくのすりおろし…少々   
クミンパウダー…小さじ1/3   
白ワインビネガー…小さじ1   
塩、こしょう…各少々

オリーブオイル、ディル…各適量


【作り方】

❶きゅうりは半分をすりおろし、水気を軽く絞る。残りはせん切りにし、塩少々(分量外)をふってしんなりさせ、水気を絞る。

❷ギリシャヨーグルトに①とAを加えて混ぜる。器に盛り、オリーブオイルを回しかけ、ちぎったディルを散らす。
※ギリシャヨーグルトがない場合は、普通のプレーンヨーグルト(砂糖不使用)を1時間水切りしたもの200gを使う。


【今月のお酒】

ギリシャワイン
ギリシャワイン×ザジギ2

(右)ミロナス ワイナリー アシルティコ 2019
(左)ドメーヌ・スクラヴォス エフラノール 2018

(右)1917年、アテネの南にあるケラテアに設立されたワイナリー。3 代目の現当主は品種の個性を大切にした味わいに仕上げることで伝統を尊重。アシルティコ100%。アシルティコの高い酸と気品ある香味を最大限引き出す。ライムを思わせる柑橘系の香りと白い春の花の芳香。口当たりよくフルーティで、ハーブを感じるニュアンス。750㎖¥2,420/アズマコーポレーション 

(左)イオニア海に浮かぶケファロニア島西部にあるワイナリー。ワイン名はギリシャ語で喜び、幸運に由来。ビオディナミなどの自然農法を採用し、人工的な化学製品や材料はいっさい不使用。品種はモスカテッラ、ヴスティリディ。モスカテッラ特有の花や蜜の香りをもちつつ、味わいはドライで個性的。750㎖¥2,750/ラシーヌ
  • 平野由希子
  • 料理研究家、日本ソムリエ協会認定ソムリエ、フランス農事功労章シュヴァリエを叙勲。ワインバー「8 huit.」オーナー。フレンチをベースにしたおしゃれな料理とワインのペアリングを学ぶ、少人数制の料理教室「cuisine et vin」を主宰。詳細はホームページで。(https://www.yukikohirano.com/) 近著に「ソムリエ料理家のワインを飲む日のレシピ帖」(KADOKAWA)。
【Marisol 7月号掲載2021年】撮影/邑口京一郎 スタイリスト/駒井京子 取材・文/海出正子

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