エイジング症状のラスボス"たるみ"、気になり始めていませんか。実は一気にド〜ンと来るのは50代。だからこそ、たるみに打ち勝つためには、今、何をするかが問題。アラフォーのたるみの真実と対策を専門家を交えて大検証!
☆教えてくれたのは・・・
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リバイタライズサロン クリーム チーフビューティセラピスト 三島宏美さん
美容家・小林ひろ美さん主宰のサロンのゴッドハンドと称されるエステティシャン。技術はもちろん、肌や老化のメカニズムにも詳しい -
ポーラ化成工業 フロンティア リサーチセンター 主任研究員 五味貴優さん
日本中を席巻したシワ改善美容液リンクルショット メディカルセラムをはじめ、先進の技術やコスメを次々と開発する敏腕研究者
気になるたるみケアのターニングポイントは今
たるみに悩むマリソル世代 は少なくない(アンケート参照)。特に最近のマスク生活で、たるみ実感も増大中。 「サロンでもマスクによるたるみを訴えるかたが多いですね。摩擦で肌荒れも起こしやすいですし、炎症は皮膚の老化を加速させる原因にも。また、顔下半分を動かさなくなっていることも大きいのではと考えられます」(三島さん)
たるみは老化サインの最も深刻な症状。そもそもそのターニングポイントは何歳?「例えばほうれい線は、30代でぽんと出始め、40代は急激な変化がなく、50代でまた急にぽんと目立つようになってきます。部位によっても異なりますが、たるみは階段式にガクンと深刻化していく場合が多いですね」(五味さん)
つまり、手を打つべきターニングポイントは、ガクンと落ちる前のアラフォー世代。まさに、今。その効果的な対策を講じるためにも、まずはその原因を知ることも大事。 「実は骨格の変化というのもすごく大きく影響します。顔の下半分の骨は加齢によって小さくなっていくのですが、そのため、それまで収まっていた脂肪や筋肉がはみ出ることでたるんでしまうと考えられます。また、筋肉や筋膜の衰えも原因のひとつ。皮膚や脂肪を支えきれなくなるのも要因です」(五味さん)
皮膚のたるみも問題だ。「肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンは30代を分かれ目にガクンとその機能が低下します。また、肌を支える筋肉や脂肪がこわばることで、代謝がスムーズにいかないことも要因。老廃物がたまって、その重みもよりたるみを助長させます」(三島さん)
原因が違う部位ごとに効果的なケアを
では、具体的な対策は? 「紫外線の影響やタンパク質不足の食生活、喫煙などの影響も大きいので、それらの見直しも大切です」(三島さん)「たるみと言っても、部位によってどの原因が影響しているかは、実はバラバラです。だから、部位によってより効果的なケアを選択するということも必要ですね」(五味さん)
ほとんどの人がたるみ実感中。「車窓に映る顔のほうれい線に恐怖」「丸顔だったのに、最近は面長に」という声も。
アラフォーが80%以上。「笑っても口角が上がらなくなったのは38歳」「35歳超えで、出始めたゴルゴ線がどんどん深く!」
「アイバッグが前にせり出し、クマと相まってより老けて見える」「とにかくほうれい線! 不意に鏡で見ると息が止まる」
「日中はマスクで見えないせいか、毎晩はずした時に、ほうれい線やブルドッグフェイスの現実を突きつけられるのがつらい」
【アラフォーの“たるみ”の原因は主にこの4つ!】
顔の下半分の骨は、年齢とともに小さくなっていく傾向がある。反対に額などの骨は外側に張り出してくるのが特徴。骨の間に収まっていた脂肪や筋肉が収まりきれずにはみ出すことでたるみに。
目もとの眼輪筋や口周囲の咬筋や口輪筋をはじめとした顔の筋肉、さらに筋肉を包んでいる筋膜などが衰えることで下がる脂肪や皮膚を支えきれずにたるみに。
スマホやPC、不規則な生活や精神的ストレスなどによって、顔の筋肉や脂肪がこわばることで、老廃物などがたまりやすい状態に。特にたまりやすいフェイスラインに要注意。
皮膚の弾力をつかさどるコラーゲンやエラスチンなどの弾力線維が30代から徐々に低下。それにともない皮膚がゆるんで肌自体がたるむのはもちろん、重力によって落ちる脂肪も支えきれずたるみに。
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