産婦人科Dr. 高尾先生が、マリソル読者のさまざまな悩みにズバリ回答! 婦人科系の悩みから、生きる目的などまで、マリソル読者の質問に答えていただいた。ぜひ、参考にして!
☆私が教えます!
産婦人科Dr. 高尾先生
【アラフォーぷち不調のお悩み】
アラフォーに多い、ぷち不調の悩みについて聞きました!
以前は元気がとりえだったのに、40代になり、朝がしんどくなりました。仕事はかなり忙しかった(テレビ局勤務)ものの、コロナ禍で少し楽になり、規則正しい生活が送れるようになったのに、スッキリ起きられる朝がほとんどありません。寝つきも悪いですし、眠りも浅く、目が覚めても体がコチコチですぐに体を動かすことができません。この先、一生こうなの?という不安が募ります。毎日ストレッチを欠かさず週1 のバレエ、たまにウォーキングもしますが、これ以外に何か対処法があれば教えていただきたいです。(46歳)
◇ANSWER
「寝つきが悪いなら、眠気を阻害することをしていないか考えてみましょう。例えば、カフェイン入りの飲み物を自分は何時以降にとると寝つきが悪くなるか考えて、それ以降にはとらないようにしたり。寝る直前までスマホを見ている習慣があれば、それをやめたり。また、眠気は体の深部体温が下がる時に訪れるので、寝たい時間の1時間半ほど前に入浴して体温を上げると、下がる時に眠気が訪れて寝つきやすくなります。朝の体のコチコチも防げますよ」
慢性的に首、肩、背中のコリがひどいです。いつもガチガチで体が重ーい感じです。スマホもPCもよく見ますし、運動は子供のころから苦手です。このまま年を取るともっとひどくなるでしょうか? 気圧や天気にも影響されてる気がします。今の体のコリを和らげるような生活習慣や、運動などがあれば知りたいです。(40歳)
◇ANSWER
「スマホやPCを見てうつむいてばかりで首や肩、背中がこる人は、時々空を見ることです。空を見る時は必ず首を上げますし、太陽が出ていたら気持ちが元気に。雲の流れを見ているだけで、自分が今取り組んでいることからいったん離れられ、気分転換もできます。また、背もたれのある椅子やソファに座って、頭の後ろで両手を組んで、左右の手の親指を首のつけ根のくぼみに当てて、頭を後ろに倒して刺激するのもおすすめ。首が効果的にほぐれますよ」
頭の後ろで両手を組み、左右の手の親指を首のつけ根に当てる。
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頭を後ろに倒し、親指で首のつけ根を刺激。こっている場所を探して指を移動させ、同様に。
今45歳ですが、全然やせられなくなってきました!前はちょっと甘いものやお酒を控えたらスーッとやせたのに、これはやはり加齢のせいでしょうか? しかも腰まわりに肉がついて、おなかもポッコリ、下半身の丸さが気になります。スッキリさせるコツはありますか?
◇ANSWER
「やせにくくなるのを加齢や、女性ホルモンが減るせいにしたがる人が多いですが、高齢者が全員太っているわけではないので、それだけが原因ではありません。食事や運動のバランスが大きく影響するので、まずは運動を取り入れましょう。体重を落とすなら有酸素運動、体型を整えるなら筋トレが効果的で、両方するのが理想的。両方するのがむずかしいなら、まずはひと駅分、早歩きをするなどの有酸素運動を取り入れて。これである程度体重が落ちるはず」
コロナ禍で在宅勤務が増え、ひとり暮らしで人と話さない日も多いせいか、気分が上がらずちょっと落ち込みがちです……。まだ「うつ」というほどではありませんが、このままだと何かのはずみでドーンと心身ともに落ち込みそうで怖いです。何か気をつけたほうがいいことはありますか?(38歳)
◇ANSWER
「ひとり暮らしで在宅勤務をしていると、誰とも話さないので、声を出す機会が減ることが落ち込み感を招いてしまう大きな原因だと思います。改善するには、なるべくこまめに人とコミュニケーションを取ることです。電話で友達や家族とおしゃべりしたりして、声を出す機会を作りましょう。ペットがいるならペットに声をかけるのもいいですし、お風呂の中で歌を歌ったりして声を出すのもおすすめ。黙っているより、気分が晴れやすくなると思います」
とにかく疲れています。仕事も家庭もまあ忙しいですが、朝起きると、もう疲れているし、家にいても家事や外出など体を動かす気になりません。健康診断では特に指摘されることはありませんが、これってどこか悪いんでしょうか? いつもハツラツとしていらっしゃる高尾先生のようになりたいです。またちょっとでも疲れを取って元気になるコツやヨガのポーズがあればぜひ教えてください。(44歳)
◇ANSWER
「朝起きた時に疲れが取れていないのは、睡眠不足の可能性大。朝、疲れが取れていないなと感じたら、その日は仕事から早めに帰宅し、夜早く寝るようにしましょう。また、ヨガのポーズというほどではないですが、夜寝る前は、ゆっくり息を吐きながら背中を丸めるのがおすすめ。緊張した体がリラックスして副交感神経が優位になり、寝つきやすくなります。また、朝は胸を張って息を吸い込みましょう。酸素を取り込みやすくなり元気が出ますよ」
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