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婚活疲れ、年を取るのが怖い、人が羨ましい...アラフォー「人生」お悩み【Dr. 高尾先生の〝心と体が軽くなる〞カウンセリング室】

女性の心と体を楽にするアドバイスで、テレビなどでも大人気の産婦人科医の高尾美穂先生が、アラフォーの体の変化に伴うお悩みお答えします!

が、マリソル読者のさまざまな悩みにズバリ回答! 婦人科系の悩みから、生きる目的などまで、マリソル読者の質問に答えていただいた。ぜひ、参考にして!


☆私が教えます!

産婦人科Dr. 高尾先生

産婦人科Dr. 高尾先生

たかお・みほ●産婦人科医。イーク表参道副院長。婦人科スポーツドクター。ヨガ指導者。NHK『あさイチ』出演時の、女性の体や心の悩みに寄り添ったアドバイスや、生き方などが大反響を呼び、テレビや雑誌などで引っぱりだこに。著書は『超かんたんヨガで若返りが止まらない!』(世界文化社)



アラフォー人生のお悩み

アラフォーは、年齢を重ねていくことや、老後への不安も抱えやすい世代。少しでも前向きに元気で過ごすコツを教えていただいた。

QUESTION1

人生100年、だからもっと元気に、もっと長く働けるようにしないと……と思うのですが、何から手をつければいいのかわかりません。夫婦2 人共働きですが、子供はおらず、家は賃貸だし、漠然とした不安ばかりです。高尾先生は、この先どう生きていくか、考えていらっしゃいますか? 考える目安とか大事にしている優先順などがあれば教えてください。(42歳)

ANSWER

「現在の不安が、経済的なことなのか、健康のことなのかなど考えてみて、夫婦で話し合ってみましょう。まずは夫婦が健康でいられるような取り組みをするといいと思います。病気になったとしても元気で過ごそうという考え方が大事です。それと、将来困った時には助け合いが必要なので、夫婦以外にも人付き合いを増やしておくといいと思います。私自身は、流れのままに生きていくことも大事だなと思っていて、あらがわないようにしています。無理してもうまくいかないですからね」

QUESTION2

30代半ばから婚活をしていて、いまだに独身の42歳です。正直、疲れました。お会いしてもお会いしても結婚したいと思う男性には出会わないし、コロナ禍で最近はそれもサボりがちです。ただ、ひとりで生きていく覚悟もできてないし、あせりばかり募っています……。この先女性ホルモンもどんどん減っていくと思いますが、女性的な魅力も減りますよね?  どんな状況でも人生を楽しめる人になりたいのですが、ヒントはありますか?

ANSWER

「まずは結婚しなきゃいけないという固定観念を捨てましょう。妊娠・出産を考えないパートナーシップもありますし、出会う時には出会うので、あせらず、無理をしないことです。ひとりで生きていく覚悟ももつ必要はありません。50代でパートナーと出会うこともありますし、シェアハウスに住むのも楽しいと思います。仕事でもなんでもいいので、あなたが楽しいなと感じる時間を増やしましょう。あと、女性的な魅力は減ると思っていると減ります。女性的な魅力だけでなく人間的な魅力をつければいいと思いますよ」

QUESTION3

テレビで高尾先生を拝見し、ラジオも聞きました。いつも穏やかで明るくニコニコしていらして、なんというかすごく安定していらっしゃるんだろうな……と勝手に思っています。生きているとイライラすること、ままならないことばかりですが、どうすれば先生のように、 落ち着いて、元気で、笑顔で過ごすことができるでしょうか?何かふだんから気をつけていらっしゃることはありますか?(39歳)

ANSWER
「私が仕事も睡眠も食事も運動もすべてうまくコントロールしていると思うかもしれませんが、自分でコントロールできないことは思い悩まずにとっととあきらめて、自分でコントロールできることをよい状態にコントロールしているだけです。例えば人間関係でうまくいかないことがあっても、自分ではどうにもならないと思ったら、〝この人はそういう人。以上〞と、とっとと手放すんです(笑)。そんなふうに考えると楽ですよ」

QUESTION4

年を取ることが怖くてしょうがありません!40過ぎて明らかに肌は衰えてきたし、肌だけじゃないですが、容姿も体力も気力も、ガタガタ落ちていく喪失感……これ、皆さん平気で生きているんでしょうか!? まだ40代なのにこの先、50代~80代とかまでずっと年々増えるだろうこの喪失感を抱えて生きていくんでしょうか? それとも乗り越えられるんでしょうか?先生は年配のかた、お年寄りとも接されることが多いと思いますが、加齢を怖がらずに少しでも楽しく生きていくコツはあると思いますか?(44歳)

ANSWER

「動物の世界では、長生きできることはリスペクトされることなんです。生き残ってこられたのだから。人間の社会ではそうはなっていないのは、おかしいこと。まずは、長生きできるのは最高だよねと思ったほうがいい。最近、森村誠一さんの『老いる意味』や、曽野綾子さんの著書など、年を取ることはいいことだと書いてある本がたくさん出ているので、読んでみるのもいいと思います。年を取ることでしか手に入れられないこともあります。そういう前向きさが大事です」

QUESTION5

平凡な主婦、と自覚している42歳です。子育てもあり、今は時々アルバイトをしている程度で、キャリアもありません。特に得意な才能もありません。健康で家族もいるけれど、SNSなどでキラキラしている同世代の女性を見ると、羨んでしまう自分がいます。頑張ってキャリアを積んでいる友人もまぶしくてしょうがないです……。この先も慌しく過ごすだけで、自分にはキラキラすることなんてないんだろうな、と思うと軽く落ち込みます。40過ぎてから自分にある程度自信をもって、人を羨まずに生きていくにはどうしたらいいでしょうか。

ANSWER

SNSは、みんな相当盛っていると思ったほうがいいです。なので落ち込むなら見ない、もしくは発信だけにしましょう。キラキラしていなくても、地味でもあなたと同じような趣味をもっている人は必ずいるので、自分が好きなことを発信して、気が合う人とつながるほうが、どうでもいい人とつながるより全然楽しいと思いますよ。それと、あなたは、健康で家族もいるということですが、それを羨む人もたくさんいると思ってください。平凡な主婦って最高ですよ」

【Marisol 9月号2021年掲載】撮影/藤澤由加 取材・文/和田美穂

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