アラフォー女性に聞きました!「真剣に『離婚したい』と思ったことがありますか?」【人生のNextステージのための「シン・リコン論」】

長引くコロナ禍によるライフスタイルの変化や、働き方が多様化しつつある時代の流れもあり、パートナーや家族との関係を再構築したい人が急増中。新しい離婚・結婚のスタイルについて考えます!

マリソル読者に離婚について聞きました!

(n=75/マリソル編集部調べ)



Q1.あなたは、真剣に「離婚したい」と思ったことがありますか?

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なんと6 割弱の人が離婚を考えたことがあると回答。「性格のすれ違い」「育児に非協力的」「浮気」など思いやりを感じられない言動や異性として見られないことも理由のひとつに。



Q2.
あなたは「離婚を考えたけど、情報収集や関係改善を試みて、離婚しないことに決めた」ことがありますか?

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「相手に過剰に期待しないことにした」ことで関係改善をした人がちらほら。また「今の状況では離婚をしないことに決めたが、この先の可能性を見越して離婚貯金をしている」人も。



Q3.
あなたは、離婚経験がありますか?

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離婚の理由として目立ったのは配偶者からのモラハラ、義実家との関係悪化など。「両親が悲しむと思い躊躇していたが、意外にも背中を押してくれて、踏み切れた」ケースも。



Q4.
離婚経験があるかたに伺います。

あなたの離婚は「納得のいく離婚」「後悔しない離婚」でしたか?

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アラフォー世代の離婚は納得のいくものが圧倒的。「稼ぎにも不安がなかったので離婚。今や彼氏もでき、元夫とはメールもする仲」「心理カウンセラーを介し、こじれず別れられた」



シン・リコンケース①
<子育てが一段落、夫婦は解散という話に。
「離婚約」という選択>

吉田 香さん(仮名)

吉田 香さん(仮名)

41歳。夫は46歳。23歳で結婚し、中学2年生の息子がいる。仕事はフリーランスの美容のPR業。離婚約には実家の両親、義両親のどちらにも理解を得ている

「〇年後に離婚をしよう」と、夫婦間で離婚を約束する離婚約。まだ聞き慣れない言葉ながらも、新しいパートナーシップの作り方として、静かな注目が。

フリーランスで美容のPRとして働く吉田さんも「中学2年生の息子が高校生になったら、うちの夫婦は解散する」と、離婚約をしたのだとか。「正式な書面はなく、口約束ですが、息子が中学校に入ったころに話し合い、夫婦関係を解消することにしました。というのも、この先の進路を考えた息子が、海外か全寮制の高校を志望していて。入学すれば家に帰るのは月に一度ほど。子育てが一段落する前に、改めて、お互いが人生の後半に必要な相手かを相談し合いました

 夫とは「親同士としてはベストパートナー」と吉田さん。

「教育についての考え方は共感と尊敬できる部分がたくさんあり、さらに私にはないものを息子に与えてあげられる人だと思います。だから親としての関係は続けていきたいものの、〝人生の伴侶〞として考えた時には疑問が出てきました。23歳で結婚し、20年近く夫婦をやってきましたが、価値観が違うと感じる部分が多く、それは夫も同じだったようです。夫からすると私は『お金をためるよりも、使うことしか考えていない人』と映っていたみたいで。息子の学費や自分の仕事に必要なもの、洋服やコスメなど身のまわりのものは、すべて私の収入で賄っていて、夫の収入で遊び暮らしたことなど一度もないんだけどな~、根本的な部分から理解し合えていないんだな、と(苦笑)。今も同居はしていますが、寝室も食事も別です」

離婚約を機に、自分の人生の「棚卸し」をしている最中
 約2年後に夫婦を卒業すると決めた今、思い描く将来に向けて、準備しているのはこんなこと。

「結婚してから続けてきた美容関係の仕事を拡大させたくて、とにかく目の前の仕事を粛々とやっています。親権は夫側にいくので、私は今の住まいを出ることになり、ひとり暮らしをするお金も必要ですし。息子にも、すでに私たち夫婦が離婚予定だと伝えました。今の自宅が残り、息子がいる日に私が家に帰ってきてくれれば、特に問題ないと言われています。話し合って決めた離婚を新たな家族のスタートだと考えれば、思い出作りの旅行などにも行けるし、経済面でも精神面でも、先の見通しがもてる安心感はあります

 しかしながら「まだ戸惑いはある」のも本音のところ。 「私がフリーランス、夫は安定した会社員ということもあり、人に話すと『そこまで計画を立てて離婚する必要があるの?』と言われることも。フリーでのびのびと働けるのも今の環境が大きいのは確か。ひとり暮らしの家賃の高さにも驚きました。割り切って夫婦を続けたほうがお得か、でも愛や思いやりのない関係を続けるのは嫌だし……と、揺れています」  だが「その心の揺れに向き合えるのも離婚約のメリット」と。 「これからどう生きたいか、仕事やプライベートで何をしたいかも含めて、考える期間がもてるのはいいなと。私は、女性は結婚も離婚も『おめでとう』、人生の門出だと思うので、どちらに転んでも前向きに進みたいと思っています

『離婚約』本 インスタントジョンソン

離婚約を知ったのは、お笑いトリオ、インスタントジョンソンのじゃいさんの本を読んだのがきっかけ。「こういうパートナーシップもアリなんだ、と新たな考えに刺激をもらいました」

【Marisol7月号2021年掲載】 取材・文/石井絵里

2022年04月25日発売

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