目ざしたいのは、さりげない女らしさ。スタイリスト村山佳世子の「白から始めるミルキー配色」

2018年12月24日
初のスタイルブック『一生もののおしゃれが身につく10のルール100のコーディネート』が大ヒット中。大人を素敵に見せる上質シンプルの名手が、冬ならではの「色のおしゃれ」を提案してくれた。
  • 村山佳世子(むらやま・かよこ)
  • 文化服装学院スタイリスト科卒業後、アシスタントを経てスタイリストデビュー。25年以上、集英社の雑誌を中心に第一線で活躍。高い審美眼とスタイリング力で、ファッション業界からの支持はもとより、多くのモデルからも絶大な信頼を得ている。Instagram:@stylist_murayama_kayoko

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 初めてのスタイルブックを出すことが決まった時、「自分の中のおしゃれルールってなんだろう?」と、改めて考えました。結局10個に絞ったわけですが、その中でもすぐに思いついたのが「冬こそ白!」というルール。暗くなりがちな冬の着こなしに白をさすことで生まれる可愛さは、ほかの色では得がたいもの。そして、ニットやウール、シャツやデニムなど、さまざまな素材を重ねられるこの時季だからこそ、白のコーディネートの可能性はうんと広がります。この冬、特におすすめしたいのが白を出発点に全身を淡いトーンでまとめた、“
ミルキー”な配色。きれいな色をささなくても、派手なアイテムを足さなくても、ふんわり柔らかな色みだけで十分に女らしい。このさりげなさこそ、私にとって理想の女っぷり。3 つの配色で、提案したいと思います。

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■白とKhaki
ネイビーや黒ほどハッキリしてないし、 ベージュやグレーほど柔和じゃない。 このあいまいさこそが、カーキの魅力。 いつもはネイビーやグレーに なじませることが多いのですが、 上下白でまとめた着こなしに カーキのコートをはおってみたら、 すごく新鮮な印象に! ミリタリー系だとやや男っぽくなりすぎるので、 女性らしいローブコートを選択。 カジュアルな白と、きれいめなカーキ。 テイストをミックスさせることで、 ミルキートーンの完成度は断然、上がります。

ミルキーだけどほんのりビター。白コーデの新たな魅力を発見
モヘアニットとコーデュロイパンツ、素材感を変 えることでオールホワイトの着こなしに立体感が生まれる。スエードパンプスとチェック柄ストールで、柔らかなカーキを重ねて。
コート(共布ベルトつき)¥105,000/アパルトモン 青山店(シーズンズ) ニット¥42,000/アングローバル(イレーヴ) パンツ¥30,000/エージー ジャパン(エージー) ピアス¥51,000/シハラ ラボ(シハラ) バッグ¥125,000/J&M デヴィッドソン 青山店(J&Mデヴィッドソン) ストール¥31,000/ウィム ガゼット青山店(ドゥース グロワール) 靴¥69,000/セルジオ ロッシ  カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)

■白とBeige
ベージュは、最も白となじみがいい色。色みをつなげたワントーンコーデは、たとえるならばミラノマダムのような、リッチで大人っぽいイメージが浮かびます。でも、もう少し肩の力を抜いた、“ラフ”で“フレッシュ”なベージュと白の着こなしを提案したい。意識的にカジュアルな要素を増やすのが、私なりの答えです。

カジュアル素材を味方に、ミルキーベージュを颯爽と
淡いベージュの色みとすっきり縦長シルエットはきれいめながら、レザーとコーデュロイの素材感でカジュアルさをプラス。顔まわりに白を集めて、イキイキと明るい印象を導いて。
ジャケット¥73,000/ロンハーマン(ロンハーマン) ニット¥24,000/スローン(スローン) スカート¥17,000/ユナイテッドアローズ 原宿本店(ユナイテッド アローズ) ストール¥38,000/ギャルリー・ヴィー 丸の内店(ドゥース グロワール) バッグ¥69,000/ショールーム セッション(OAD NEW YORK) 靴¥31,000/アマン(ペリーコ サニー) タイツ/スタイリスト私物

■白とGray
このところ、ベージュやブラウンの流行が続いていますが、グレーのさわやかさ、ベーシックさにはやっぱり心惹かれます。この冬選ぶならチャコールではなく、明るいライトグレー。それもいつもより少しだけ、主役感のあるアイテムがおすすめ。白と組み合わせることで、独特の〝クリーンな華やかさ〞が生まれます。

ボーダー×白デニムはリッチなグレーで仕上げる
アイスグレーのビッグチェスターコートは、 シャギーな質感とボリューム感で、ベーシックカラーながら華やかさは十分。靴までカジュアルな日にこそ、その特別感がものを言う。ちなみに上質なバッグは右ページのスカートスタイルではなく、こちらのデニムコーデにオン。これも村山流ミックステクニック。
コート¥105,000/ebure ボーダートップス¥9,800/ミューズ ドゥ ドゥーズィエム クラス 丸の内店(ドゥーズィエム クラス) デニムパンツ¥23,000/ロンハーマン(RH ヴィンテージ) メガネ¥34,000/オリバーピープルズ 東京ギャラリー(オリバーピープルズ) バッグ¥295,000/ヴァレクストラ・ジャパン(ヴァレクストラ) 靴¥105,000/ジミー チュウ

【Marisol12月号2018年】撮影/西原秀岳(TENT/物) 白川青史(人物) ヘア/左右田実樹 メイク/小森由貴 スタイリスト/村山佳世子 モデル/竹内友梨
スタイリスト 村山佳世子さん初のスタイルブック『一生もののおしゃれが身につく10のルール100のコーディネート』が絶賛発売中!

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