冷えがつらい季節がやってくる…!アラフォーの生理とPMSに関するQ&A|40代ヘルスケア

生理痛やPMSを放置している人は少なくなさそう。でも症状を緩和する方法はあるので、我慢せずにいろいろな対策を取り入れて、少しでも楽になることを目ざして

アラフォーになってから、なんだか今までと生理の期間や量が違ってきたり、PMS(月経前症候群)がひどくなってきたりと、生理やPMSの状態が前と違ってきたと感じている人が多数。

☆教えてくれたのは・・・

産婦人科専門医 高尾美穂先生

産婦人科専門医 高尾美穂先生

医学博士。婦人科スポーツドクター。女性のための統合ヘルスクリニック「イーク表参道」副院長。婦人科の診療を通して女性の健康をサポート

婦人科で処方される薬やサプリをうまく活用して
「PMSや生理痛、経血量が多いなどの症状は婦人科で処方される低用量ピルで改善可能。またPMSには加味逍遙散などの漢方薬も効果的ですし、低用量ピルが合わない場合はプロゲステロンだけが配合されたプロゲスチン製剤が有効。そのほか、女性ホルモンに似た働きをする〝エクオール〟のサプリメントもPMS症状の緩和に期待できます。症状がひどい人はこれらを試してみて」

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「生理の後半に体が重だるくなるのは骨盤内の血流がうっ滞することが原因なので、この場合、体を動かすなどして血流をよくすると改善しやすくなります。脚を前後に開いてそけい部を伸ばすストレッチなどが効果的です」

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そけい部を伸ばすストレッチ
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「アラフォーになって経血量が減ってくるのは自然な変化ではありますが、子宮筋腫など病気が見つかることもあります。このように明らかな不調がなくても病気が潜んでいることもあるので、年1 回は婦人科で検診を受けてください。アラフォー女性は忙しいからと検診を後回しにしがちですが、人生はまだ半分以上もあるので定期的な検診で、きちんと自分の体を把握しておきましょう」


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「性器まわりを専用のソープなどでよく洗ったほうがいいという考え方もありますが、腟内には自浄作用があり、雑菌や病原菌を自分の力で撃退する力が備わっているので、過剰に洗う必要はなく、お湯で流す程度で十分。生理中も経血が出ることで腟の中を浄化してるようなものです。洗いすぎると腟内の菌バランスがくずれ、逆に悪い菌が増えやすくなることがあるので注意」


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「生理痛の薬は1 日に3 回飲むものが多いと思いますが、これは飲んでもすぐ血中濃度が下がるからです。つまり体に蓄積されないので続けて飲んでも問題ありません。ちなみに生理痛の薬には鎮痛成分だけのものと、カフェインや鎮静成分も配合されたものがありますが、これらのほかの成分が含まれているものは頭痛にも効果がある薬。症状が生理痛だけならシンプルに鎮痛成分だけの薬を、頭痛もある場合はそれらも配合された薬を選ぶのが効果的」


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「低用量ピルの保険適応は月経困難症と子宮内膜症に限られていますが、一部のピルにはPMSの緩和に効果的であると報告されています。飲み始めて3 カ月目くらいからスッキリと改善することが多いです。ただ、低用量ピルは飲み始めに血栓症のリスクが上がり、40歳以上になると年齢的にそのリスクが上がってあまりおすすめできなくなるので、飲むなら30代のうちから始めておくのがよいですね」

【Marisol 11月号2019年掲載】イラストレーション/雨月 衣 取材・文/和田美穂

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