季節の変わり目に体調をくずしたり、最近どことなく体がだるかったり。こんなアラフォーに多い不調の改善におすすめなのが東洋医学に基づく"臓活"。自分の弱っている五臓にアプローチして、心も体も元気に!
☆私が解説します!
北京中医薬大学 医学博士 尹 生花先生
☆これが当てはまるあなたは・・・
あなたがケアすべきは…
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▼あなたは不調はどの”臓”からのメッセージ?
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アナタの不調はどの“臓”からのメッセージ?40歳からの“臓活”入門!| 40代ヘルスケア
季節の変わり目、免疫アップのカギは“臓”にあり!
腎は生きるエネルギーを貯める場所
「腎は、成長や発育、生殖など、人間の活動に必要なエネルギーを貯めておく場所。また、全身の水分代謝も行い、体内で使われた水は腎に運ばれ、そこで利用できるものは再吸収し、不要なものは膀胱に運んで尿として排泄する調整役を担います。
そのほか腎は、肺で吸い込んだ気を、丹田(おへその下にある気が一番貯まる場所)にしっかりと納める働きも。これによって五臓は正常に働くようになります。さらに、体や臓腑を温める働きもあります。
腎が弱ると成長や生殖に支障が出て、生理不順や不妊などを招いたり、老化が進んだり、知力の低下、髪のパサつき、薄毛、白髪、骨や歯がもろくなるといったトラブルも起きやすくなります。水分代謝も悪くなるので、むくみや冷え、頻尿、顔のくすみなども生じがちに。
体の冷えや、睡眠不足などは腎を弱めるので、冷やさないようにし、十分な睡眠を心がけましょう。特に腎は冬に衰えがちなので、冬は特に無理をせず、意識して休むようにしましょう」
1)腎を整える生活習慣
□とにかく体を冷やさない
「冷えはとにかく腎の大敵。寒い時期はもちろん、夏は冷房で冷えやすいので、職場でもはおりものなどを常備して、足腰を冷えから守りましょう。体を冷やす食べ物や飲み物も控えめに。また、寒い時期に太陽の暖かい光を浴びることは腎を養うので、意識して浴びるようにしましょう」
□足腰の筋力を鍛える
「腎の働きが弱ると足腰が弱くなります。逆に足腰の筋力が衰えると、腎が弱ります。これを防ぐため、エスカレーターやエレベーターを使わず階段を使うようにしたり、ひと駅分歩くようにしたりして、足腰を鍛えましょう。寒い時期に滞りがちな血流を促すためにも有効です」
□体内の水分バランスを意識した生活を
「水分代謝を担う腎の機能を整えるには、水分のバランスを調節することは大切。特に乾燥しやすい季節や、汗をかきやすい季節には、水分をしっかり補給すること。また、トイレを我慢しない、疲労をため込まない、しっかり寝るなど、腎を弱らせない生活習慣を心がけましょう」
2)腎を活かす食生活
「腎のためにとりたいのは黒豆などの黒い食材。腎を養い、血やうるおいを補う働きがあります。また、昆布などの塩辛い味の食べ物も腎の働きを高めるほか、水分代謝を促す食材や、体を温める食材もおすすめ」
腎を活かす食材はコレ!
くるみ・昆布・黒豆・黒ごま・栗・ワカメ・エビ・帆立貝・白菜・牛肉・ラム肉・牛・豚の腎臓・ハマグリ・さめ・くらげ・とんぶり・やまいも・餅・米
3)腎を活かす関節たたき&ツボ押し
腎の機能を高めるなら、関節たたきでは「膝裏」を、ツボ押しは、湧泉、太渓、陰谷の3つのツボ押しを取り入れるのが有効。
腎につながる関節は「膝裏」なので、膝裏を反対側の脚でたたいて刺激を。腎の衰えからくる下半身の冷えやむくみの改善にも効果的。
<<関節たたき>>
両足を肩幅に開いて立ち、左足の甲で右脚の膝裏をたたく。これを20回。次に反対側も同様に。
足でたたきにくい人は…
片脚立ちをして足でたたくのがむずかしい人は、手でたたいてもOK。上体を軽く倒し、軽く握った手で、膝裏をたたいて。
<<ツボ>>
土ふまずのやや上の、足の指を曲げた時に、ちょうどくぼむところが湧泉。ここに両手の親指を重ねて当て、20回強く押す。反対側も同様に。
内くるぶし後ろ側のアキレス腱のくぼんだところにあるのが太渓。ここに両手の親指を重ねて当て、20回強めに押す。反対側も同様に。
膝を曲げて内側にできるシワの内側のくぼみが陰谷。ここに親指以外の指を当て、強めに20回押す。反対側も同様に。白髪や膝関節の痛みにも。
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